Microsoft が、「The 2024 Work Trend Index」を公開!

US時間5月8日 Microsoft から 2024年版 Work Trend Index が公開されました。

この「The 2024 Work Trend Index」は、Microsoft が毎年 30か国以上 30,000人以上から、様々な業界にわたる調査や研究などを通じ収集した情報をもとに、取りまとめたレポートです。現在の仕事を、そして未来の仕事を垣間見ることができる最新のレポートになっています。

【AIと一体どうかかわっていくのがいいのか?】

“AI” に関する話題は、ネット上ではもとより、各種メディアなどでも毎日のように取り上げられる話題です。このキーワードを聞かない日はないぐらいでしょうね。

そんな中で、”AI” って実際のところ今はどうなっているのよ? という方も多いはず。そしてそれが自分の仕事にどうかかわってくるのか?

  1. Employees want AI at work—and they won’t wait for companies to catch up.
  2. For employees, AI raises the bar and breaks the career ceiling.
  3. The rise of the AI power user—and what they reveal about the future.

といった3つのタイトルで紹介されています。

このレポートはダウンロードも可能です。またページ自体は英語ですが、Microsoft Edge の翻訳機能を利用すれば、日本語でお読みいただくことも可能です。

ぜひご興味のある方はご覧になってみてください。

<参照>

AI at Work Is Here. Now Comes the Hard Part

Yahoo メールのメールボックス使用容量の対象範囲が変わります

Yahoo のフリーメールをご利用の方はご注意ください。Yahooから、”メールボックス使用容量の対象範囲変更鵜のお知らせ” なんていうタイトルで届いていますが、決してスパムメールじゃありませんので、内容も見ずに削除しないようにご注意ください。

メールによれば、今後、迷惑メールやごみ箱に残っているメールも、その容量に含まれるようになるようです。

【Yahoo!メールとは?】

“Yahoo ! メール” は、Yahoo が提供するメールサービスです。無料で利用できるものから、Yahoo BB利用者向けに提供されているもの、セキュリティパック利用者、さらには、LYPプレミアム加入者と、利用者に応じてそのサービス内容も若干異なります。

【2024年4月から順次変更!】

今回、Yahoo からのお知らせによると、

  • メールボックス開設時 2Gb ⇒ すべてのユーザー共通
  • メールボックスの上限 無制限
     YBBユーザー、LYPプレミアム会員、セキュリティパック会員
  • メールボックスの上限 10Gb ⇒ 無料会員などそれ以外のユーザー

と容量的な部分の違いもさることながら、

上記の赤枠で囲ったところにもあるように、サーバーの負荷に応じて、その使用容量に当初は含まれていなかった、迷惑メールフォルダやごみ箱の容量も含まれるようになるようです。

すなわち、

  • ゴミ箱を空にせずいつまでもそのままにしている
  • 迷惑メールフォルダにメールが残ったままになっている

といったケースで、これを放置しておくと、メールボックスがいっぱいになってメールが受信できなくなってしまうなんて言うトラブルに巻き込まれかねないわけです。

無料アカウントで利用させてもらっている以上、仕方ない部分もありますが、メールが届かなくなる前に定期的に Yahoo の Web メールなどにアクセスして、ごみ箱に余計なものを残さない、迷惑メールフォルダの整理などしっかり確認して利用する必要があります。

あれ?” となる前に、くれぐれもご注意ください。

<参照>

Yahoo!メール
Yahoo!メールでできること
メールボックスの容量について/Yahoo! メールヘルプ

どんどん機能が強化されつつある Web版 Office

昨年ぐらいから、以前にも増して様々な機能が強化されつつある Web 版 Office。

そんな Office for the web の新たに追加されている機能については、”パソコンのツボ” 本館にてご紹介しているわけですが、ここ最近のものを整理してみました。

【Word】

ヘッダー・フッターなど新たに複数の機能が追加【Word for the web】
Word for the webでチェックリストが利用可能に
ハイパーリンクに、プレビュー機能が追加! ~ Word for the web

【Excel】

オートフィル、貼り付けオプションなど、Excel for the web がさらに強化!
CSV ファイルへのエクスポートに対応【Excel for the web】
Excel for the web で、 PowerAutomate の利用が可能に!

【PowerPoint】

PowerPoint for the web でアニメーション効果が利用できるようになります
PowerPoint for the web で、クローズドキャプションの機能が利用できるようになりました!
描画ツールを強化 ~PowerPoint for the web

今回ご紹介しているこうした機能のほとんどは、サブスクリプションの有無にかかわらず利用できるものが多く、無料版でも利用できるものが多いのがうれしいところです。Web 版でもあるので、Windows や Mac といった OS の違いの影響もうけません。

ぜひご活用になってみてください。

<参照>

Web 上で Word、Excel、PowerPoint などを無料で使用
Office for the web サービスの説明
Microsoft 365 で Web 用 Office の使用を開始する

Ctrlキー+BackSpaceで単語単位で文字を削除する【Word】

ショートカットキーは、作業を効率よく進めるうえで覚えておくと非常に便利な機能でもあります。

今回ご紹介するのは、Word のショートカットキーです。以下のような大量に文字が入力されていた文書。文字を削除する際に利用されるのが、Delete キーや Back Space キーだったりします。

一気に削除するのであれば、ドラッグして、Delete が一番早いわけですが文章の内容を読み返しながらだったりするとそうもいかないケースもあったりしますね。

— Delete や Back Space + Ctrl キー:

そんな時に、何気なくDelete キーや Back Space キーを使用して削除するなんて操作されていらっしゃる方も多いかと思います。

でも通常、Delete キー や Back Space キーだと、文字単位で削除することになるので、数が多いと、Delete キー や Back Space キーを押しっぱなしにしたりして、うっかり余計なところまで削除してしまった… なんてことも起こりうるわけです。

そんな時、Deleteキー や Back Space キーと同時に Ctrlキーを押すことで、”単語“単位で文字削除ができるようになります。

ちなみに、
・Delete:カーソルの右側の文字を削除
・BackSpace:カーソルの左側の文字を削除
となります。

こうしたちょっとしたことですが、覚えておくとより効率的に作業ができるようになりますよね?
他にも様々なショートカットキーがあります。効率アップのため頻繁に利用できそうな機能は、ぜひ活用してみてください。

<参照>

Word のキーボード ショートカット

Microsoft からの引き落としの内容を確認する

ある時、クレジットカードの明細を見たら Microsoft 名義で見慣れないか金額がある… 今回はこんな場合の確認方法について整理してみました。

【Microsoft アカウントにサインインして確認!】

基本的には、ご自身でご利用の Microsoft アカウントにサインインして購入履歴を確認するというのが基本的な流れになります。

Microsoft から購入した商品を返品して交換または払い戻しを受ける」や「Microsoft Store の注文履歴を表示する」の中で、”注文履歴を開く” をクリックすれば、Microsoft アカウントでのサインインを求められます。そこでサインインすれば、 Microsoft アカウント注文履歴の画面に入れますので、こちらで確認ができます。

–ここに表示されない場合:

この注文履歴に表示されないような場合には、別の Microsoft アカウントが利用されている可能性がありますので、現在サインインしているアカウントはいったんサインアウトして、同様に別の Microsoft アカウントにてサインインしなおして確認してみてください。

【Microsoft Store のサポートに問い合わせる】

さてそれでもわからないような場合には、Microsoft Store で購入されたものである場合には、Microsoft Store サポートに問い合わせることになります。

一応ネット通販のサイトでもあるので、「特定商取引法に基づく表示」のところでも問い合わせ先の電話番号も確認できます。

<参照>

Microsoft Store での購入に関する問題のトラブルシューティング
Microsoft Store & 課金ヘルプ
Microsoft Store と課金に関するヘルプ
Microsoft Store サポートに問い合わせる
Microsoft Store の注文履歴を表示する
Microsoft から購入した商品を返品して交換または払い戻しを受ける

PCの動作が重たい… そんな時に確認したいポイント

うちのPC、電源入れてからデスクトップの画面が出て利用できるようになるのに時間がかかるんだよねぇ….
そんな相談をよく受けます。もちろん、しっかりメンテナンスして使えば、極端に遅いなんてこともある程度は避けられるわけですが、ある程度PCに通じていて、ハード、ソフト面でのそれなりの知識のある人であれば、ご自身でも何とか解決していくんでしょうけど、慣れない人にとっては、難しいところ。

Microsoft の Support ページにはそんなときに確認したいポイントなんて情報も提供していることご存じでしょうか?

Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント」はそんな時にチェックしたいポイントです。他にも「Windows のヘルプとラーニング」には、「トラブルシューティングと修復」など、トラブルの際に役立つ情報が満載。ぜひ一度確認し見てください。

【PC Manager でメモリを管理】

さて話は一番最初のパフォーマンスに戻しますが、このサイトに表示されている項目をチェックしてもまだ今一つ遅いな?というときには、パソコンのツボ本館でもご紹介した、Microsoft が提供する “PC Manager” というツール試してみるのも一つの方法です。

といった形でご紹介したアプリです。現在、Microsoft Storeから正式に提供されております。Beta がとれて、正式版となっています。

あいにく日本語表示ができないので、なかなか慣れないと難しいところもありますが、”Boost” をクリックすれば、メモリ使用率を抑え、一時ファイルの削除が可能になります。これだけでもPCの動きに改善がみられるケースもあります。

こうしたものを上手に使って、古いPCでも快適に利用できるようになるといいですよね?

<参照>

Windows で PC のパフォーマンスを向上させるためのヒント
Windows のバッテリーを節約するためのヒント
Windows のヘルプとラーニング
PC Manager

Word で文字変換の際に文字が白くなる/Windows Update に失敗する など現在発生中のトラブル

2024年1月から現時点までまだ絶賛発生中のトラブルについて、こちらでもご紹介しておきます。
パソコンのツボ本館でも継続的に取り上げている内容ですが、現在以下のようなトラブルが発生中です。

  1. Word のテキストボックスで文字入力時に、変換の際、文字が消えて(白くなる)見えなくなる
  2. Word でテキスト入力の際、変換時に文字が消えて(白くなる)見えなくなる
  3. KB503441 の更新の失敗を繰り返す。エラー 0x80070643 が表示される
  4. KB5034439 で 0x8024200bのエラーが表示されて更新に失敗する

【変換時に文字が消える?】

Word にて、テキストボックスを挿入し、文字入力して変換を押すと文字が消えてしまう…そんな症状を見かけて、色々調べてみるとどうも、手元の Office Insider Beta Channel のものも含めてすべてのバージョンで発生していることが判明したこのトラブル。

Wordと Outlook では、漢字に変換された文字が表示されなくなります

トラブルを確認して早々に、私も直接製品チームにフィードバックしてましたが、当然ながら他にも多数フィードバックもあったんでしょう。ちょっと前からは、上記にもあるようにすでに、既知の問題としても紹介されるようになりました。

本来であれば、左のようにテキストボックス内でも変換時には普通に変換できるはずのものが、右の画像のように消えてしまう?(実際には白くなっているようです)といったものです。ただし、変換してエンターで確定すれば、きちんと文字も入力できるので、この症状は変換時のみのものです。
これは、Microsoft IME であろうと、また ATOK であろうと発生するものです。手元の、ATOK Passport でも確認しました。

さらにこれに関連しているものが日本語入力システムを “ATOK” をご利用のユーザーで発生するもので、こちらは通常の変換のところで発生しています。
こちらについては、「Word で文字入力して変換をすると真っ白で何も表示されない【ATOK 2017】 Part 2」でもご紹介しましたが、Justsystem でも、ATOK Passport など最新版を利用している人には修正プログラムが、また ATOK 2017 などサポートが終了した古い製品をご利用の方には、その修正方法が情報として公開されました。

WordやOutlookで、入力変換中の文字が見えなくなる/Justsystem

— 対応状況:

さてそうしたトラブルの対応状況ですが、Word 側については既知の問題にも上がっているように対応中となっています。先日提供された今月の更新プログラムではまだ修正には至っておりませんでした。
最終的には、Microsoft 側の対応待ちっていうことになります。

— トラブル回避策:

一応、Microsoft IME については、”以前のバージョンの Microsoft IME を使う” を “オン” にすることで回避できます。

ATOK2017 などのサポートが終了した古いバージョンだったりすると、通常の変換のところでも発生。これについては、Microsoft IME を利用すれば回避できますが、Microsoft IME にすれば、今度はテキストボックスでも発生する…という矢継ぎ早のパンチを食らうわけです。
ATOK については、ジャストシステムのWebサイトでその対策が公開されていますので、「WordやOutlookで、入力変換中の文字が見えなくなる」(Justsystem)をご確認ください。

【KB503441/KB5034439の更新に失敗するトラブル】

今回、Windows Update で発生中のトラブルは、Windows 10 向けに提供されている KB503441 と、Windows Server 向けに提供されている KB5034439 のトラブル。

ともに状況としては、回復パーティションの空き領域が足らないために、WinRE の更新ができずに発生しているものです。

KB503441 の更新プログラムがインストールできない

パソコンのツボ本館では、上記のような感じでご紹介しています。とりあえず一般の方向けということで言えば、KB503441 のほうになるわけですが、Microsoft Community などで確認してみると…

  • 文字通り、回復パーティションの空き領域が少ないため失敗する
    ⇒ 回復パーティションを拡張する
  • 回復パーティションが DISABLE になっているために失敗する
    ⇒ コマンドで、reagentc /enable を実行する
  • BitLocker が有効になっていたため失敗する
    ⇒ 設定>更新とセキュリティ>デバイスの暗号化と開いて、デバイスの暗号化を「オフにする」ボタンを押下

といったことを解決したこと無事更新プログラムがインストールできたという話も上がっていました。
また「KB5034957: CVE-2024-20666 のセキュリティの脆弱性に対処するために、展開されたデバイスの WinRE パーティションを更新する」にもあるように、WinRE そのものを更新するための PowerShell スクリプトも利用可能なようです。

もっとも Microsoft のサイトでもありますが、一応この更新プログラムは WinRE の回復パーティションがない場合には必要ないなど、そもそも不要な例もあるようです。

私の手元のPCでは、1台はパーティションサイズを調整して、Update を完了させ、もう一台は、どんな更新が来るのか?エラーをだしたままにしてますが、今のところ更新は来ていないようです。

【いずれのケースも現在対応中】

さて今回ご紹介した、Word のケース、そして Windows Update のケースともに、現在 Microsoft 側でも対応中です。

Word のケースは、テキストボックスを利用して初めて、あれ?と気が付くわけで、そうした使い方をしていないと、トラブルが発生しているのにも気が付いていない人もいらっしゃるかもしれませんね。

またWindows Update も、問題なく適用てきてしまっていることも多々あるので、うちは大丈夫だよ?という方はやはりこんなに騒ぎが続いているとは気が付いていない方もいらっしゃるでしょう。 実際に、手元にある他のWinodws 10 のPCでは、何事もなく正常に更新されているものもあったりするので。

ということで、今回は現在絶賛発生中のトラブルについてご紹介しました。

<参照>

Word のテキストボックス内で文字変換の際、入力された部分が白くなって何も表示されない
Word のテキストボックス内で文字変換の際、入力された部分が白くなって何も表示されない Part 2
Word で文字入力して変換をすると真っ白で何も表示されない【ATOK 2017】
Word で文字入力して変換をすると真っ白で何も表示されない【ATOK 2017】 Part 2
KB5034441: Windows 10 バージョン 21H2 および 22H2 用 Windows 回復環境の更新プログラム: 2024 年 1 月 9 日
KB5034957: CVE-2024-20666 のセキュリティの脆弱性に対処するために、展開されたデバイスの WinRE パーティションを更新する

Smart Screenは、サポート詐欺をブロックする

ご覧の画像は、このブログでも何度も登場している いわゆる “サポート詐欺” の画面になります。Google Chrome で表示されたものです。

さて一方右側の画像は、Microsoft Edge を利用して同じサイトにアクセスしたときのものです。Google Chrome だと、こうしたサイトがスルーされてあっさり表示されてしまうのに対して、Microsoft Edge の場合には、その “Smart Screen” という機能で、アクセスをブロックしてくれます。

【Microsoft Edge の “Smart Scree” とは?】

Google Chrome にしても、Microsoft Edge にしても、その中核となる Engine には、共に Chromium が使われています。Chromium をベースに、あとは各社が同様々な機能を搭載していくか?によって、その違いが出てくるわけです。同じ、Chromium ベースのもので言えば、Opera や、Vivaldi、Sleipnirなど様々なものがあったりしますが、各社とも、”Chromium” をベースとして独自の機能を搭載して展開されています。Chromiumプロジェクトの起こりや、その関連ブラウザについては、「Chromium」(ウィキペディア)をご参照ください。

さて Microsoft Edge に搭載されている “Smart Screen” は、フィッシングやマルウェアのサイトをブロックするために搭載されている Microsoft Edge 独自の機能になります。

つまりこれが有効であれば、100%とはいわないまでも、こうしたサポート詐欺の画面などはスルーされずにブロックしてくれるわけです。詳細は、「SmartScreen はMicrosoft Edge で自分を保護するためにどのように役立ちますか?」をご参照ください。

もっとも、最初の画像のように、いきなり真っ赤な画面が出たりすると “ドキッ!” としてしまうかもしれませんね。

【Smart Screen を有効にする】

では、この便利な Smart Screen って、どこから設定するものなのか? 基本的にはデフォルトで有効になっていると思いますが、その設定(有効・無効)は以下より行います。

[…]> 設定 > プライバシー、検索、サービス > セキュリティ と開きます。

これだけで、こうしたリスクが少しでも軽減できるわけですから、一度その設定を確認してみて、仮にオフになっている方はぜひオンにしてご利用いただくことをお勧めいたします。

<参照>

SmartScreen はMicrosoft Edge で自分を保護するためにどのように役立ちますか?
Microsoft Defender SmartScreen
[Microsoft Edge] SmartScreenをオン / オフに設定する方法を教えてください/富士通

一般向けにも Copilot Pro の提供がスタート!

前回、今後、キーボードに “Copilot” キーが登場するかも?というお話をご紹介しました。さてそんな中、先日、一般ユーザー向けにも、Copilot Pro のサブスクリプションサービスの提供がスタートいたしました。

上記のものは、US時間 1月15日 に公開された Officeal Microsoft Blog 「Bringing the full power of Copilot to more people and businesses」で公開された情報です。

2024年新年一発目のブログの中で、一般ユーザー向けにも Copilot Pro が提供されることについて発表されました。

【Microsoft 365 Personal/Family のユーザーも対象に!】

まだ日本語版の記事は公開されていないので、Microsoft Edge の翻訳機能を利用して一部翻訳してみたのが以下の部分です。

昨年の11月に開催された Microsoft Ignite 2023 の時に、Copilot ブランドの名称が整理されることが発表され、さらに12月1日から一般提供がスタートすることも発表されたことは記憶に新しいこと。

当初一部の法人向けに展開されていたものが、一気に一般ユーザーまで利用が可能になったわけです。

— 一般ユーザーが利用するためには?:

利用にあたっては、以下の契約が必要になります。

  1. Microsoft 365 Perosnal/Family のサブスクリプション
  2. Copilot Pro のサブスクリプション

Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションをすでにご利用のユーザーの方であれば、Copilot Pro の契約さえすれば、すぐに利用できるようになります。Office 2021 の統合パッケージでは利用できません。

【”Copilot Pro” とは?】

さてでは利用にあたって必要な “Copilot Pro” とはどんなものでしょうか?

プレミアムなAI機能を利用する上で必要になる、サブスクリプションサービスで、このサブスクリプションを契約することで、Office の各アプリ(Word、Excel など)で、Microsoft Copilot for Microsoft 365 が利用可能になります。

— どんなことが利用できるのか?:

Copilot Pro の使用を開始する」では、大まかなことが紹介されています。

早々に Copilot Pro をご契約されて利用の方もいらっしゃるようですが、現段階では、Excel については、英語版のみの提供で、さらにはプレビュー版として提供されているのみになるため、日本語版での利用はできないようです。さらに macOS など、Windows 以外のプラットフォーム向けについては、まだ先になるようです。

Microsoft アカウントホームにアクセスしてみると、そこにはすでに “Microsoft Copilot Pro” の誘惑が… ”Copilot Proを入手する” をクリックすればそのまま購入の画面に進めるようです。また、”Coilot Pro に含まれるもの” をクリックすると、「Copilot Pro」のページが表示され、無料で利用できる “Copilot” と、サブスクリプションでもある “Copilot Pro” の機能の違いについても確認ができます。

こんなプレゼンテーションをお願い?とか、こんな家計簿を作成して…なんて、お願いすれば AI がその機能を提案してくれる…. Office の各アプリもさらにその活用範囲がひろがりそうですね。 ただし、3,200円/月ということなので、これが高いと感じるか? これなら安いと感じるか? この辺りはどれだけ活用できるのか?にもかかわってくるんでしょうね。

<参照>

Bringing the full power of Copilot to more people and businesses
Microsoft Copilot
Copilot Pro
Microsoft Ignite 2023: AI トランスフォーメーションと変革を推進するテクノロジ
Microsoft、Copilotブランドを整理し機能拡張。Windows 365はGPUに対応/PC Watch
Copilot Pro の使用を開始する

今後は “Copilot” キーが追加される?

2023年は、chatGPT をはじめ様々なところで話題になってきた AI の機能。2024年となる今年はそれにさらに拍車がかかりそうです。

【Copilotキーの追加】

今後、キーボードに Copilot キーが追加される… そんなニュースが流れてきました。US時間1月4日付の、Windows Blog で紹介された、「Introducing a new Copilot key to kick off the year of AI-powered Windows PCs」(Windows Blogs)。すでに日本語訳された日本語版が公開されていますので、日本語版の場合には、「AI で強化された Windows PC の今年の幕開けとして新たに Copilot キーを導入」をご覧ください。

Ctrlキーや、Altキー、Windowsキーとならんで、Copilotキーが追加されるようになる見込みで、おそらく今年後半以降の新しいPCからは見慣れない新たなキーが搭載されたキーボードを搭載したPCが登場するんでしょうね。

Windows PCのキーボードに変更が加えられるのは30年ぶりだそうです。

Windows キーですらまだまだ一般のユーザーにはなかなか分かってもらえないのに、Copilotキーがあってもなんだか? わからないかもしれないものの、そこを押して、Copilot を呼び出せるとなって様々な場面で使用されるようになると、Windows キーよりは一気に認知度も上がるかもしれません。

chatGPT や、Microsoft Copilot、Google の Bard などこうした AI の機能をより使いやすくするため、ハード面での改善も進むんでしょうね。

<参照>

Introducing a new Copilot key to kick off the year of AI-powered Windows PCs/Windows Blogs
AI で強化された Windows PC の今年の幕開けとして新たに Copilot キーを導入
Google Bard