月別アーカイブ: 2023年1月

Skype の無料通話が利用できない

Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションを利用している方向けに提供されている 60分/月 の無料通話。無料で、通常の携帯や固定電話に電話ができるのって便利ですよね?

このサブスクライバー特典が利用できないというトラブルが昨年末からちょくちょく発生しています。
ちょくちょく” と書いたのは、いったん終息したんですが再度発生しているようなのでそうした表現なわけですが、Microsoft コミュニティを覗いていると数日前ぐらいから再度そうした投稿がみられるようです。

【年末から発生していたトラブル】

パソコンのツボ本館 でも、二度ほど取り上げました。

こちらはいったん、正常に戻っていますが再発しているようです。前回発生した時には私自身が使用している Microsoft 365 サブスクライバー特典もいつの間にか?無効になっていました。
年末に、Skype を使用して携帯の方と通話したときには、私の場合にはサブスクリプション以前から有料でも使用していたので、その残額がまだまだ残っているのでそちらで通話してたためか?全く気が付きませんでした。
その後、サブスクライバー特典が利用できないようになっていたことに気が付いて、Part 2 でご紹介した方法で、再度有効化。その後は現在も一部ではトラブルも発生しているようですが、私自身のアカウントは問題ないことを確認しています。
ただしこのトラブル、すべてのユーザーで発生しているものでもないので、わかりずらいところですよね? 自分だけのアカウントがおかしいのか? それとも他のユーザーでも発生しているものなのか? なかなか判断が難しいところです。

【サービス状態の確認】

さてそんな時には、まずはアカウントやサービスの正常性を確認する必要があります。 Microsoft 365 や、Skype のサービス状態は以下のサイトで確認が可能です。

トラブルかな?と思ったら、まずは上記のところでそのサービス状態を確認してみましょう!

【サブスクリプションの有効化】

前回の時も、また今回の時もそうですが、サブスクリプションが有効化されていないのかな?と思ったら、再度有効化の手続きを手動で行うのは、回避策として有効です。

https://www.skype.com/en/office/get-skype/

上記サイトにアクセスします。英語の画面しかないので表示は英語ですが、さほど難しい手続きではありませんので、ぜひお試しください。

まずはアクセスしてMicrosoftアカウントでサインインしていない場合には、サインインを要求されるので、サインインします。これで手動での有効化作業は完了。

これで Skype のマイアカウントの画面に入れば、きちんと追加されていることを確認できるかと思います。

急いで使用するものでなければ、サービスが復旧するまで待ってみるのもありなわけですが、それが特定のアカウントでのみしか発生していないトラブルのような場合には、必ずしもこうしたステータスのところでは、確認できるとも限りません。フィードバックするとか、Microsoftコミュニティなどで質問してみるなどしないと、トラブルかどうかの判断も難しいところです。

年末、そして今回と、まだ一部ユーザーでサブスクリプションがらみのトラブルが発生しているようなので、その場合には、手動での有効化をお試しください。

今月はこんなトラブルネタが多くて、いつになく記事を公開していますが、ここで紹介していない案件なども含め、パソコンのツボ本館もよろしくお願いいたします。

<参照>

SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない Part 2

Microsoft Edge で印刷ができない【まとめ】

パソコンのツボ本館の方では、先日来このトラブルで多数のアクセスをいただきました。トラブル自体はその後の Microsoft Edge の Update をもって解決にいたって、無事完了。こちらの別館でも、簡単にその対処法についてご紹介させていただきます。

Microsoft Edge で PDFなどを読み込んで印刷しようとしても反応しない
Microsoft Edge で PDFなどを読み込んで印刷しようとしても反応しない Part 2
Microsoft Edge の更新状況

【症状】

Microsft Edge で PDF ファイルを開いて印刷しようとすると、ぐるぐる待機中になって、印刷の画面にならない。

【経緯】

日本時間1月13日に Ver.109.0.1518.49 がリリースされてから PDF ファイルが印刷できない症状を確認。
その後、
Ver.109.0.1518.52
Ver.109.0.1518.55
とアップデートが続き、今度は、PDFだけじゃなく、普通にWebページを印刷しようとしても同様の症状が出るようになりました。
Ver.109.0.1518.55 になってからは、プリンター名に2バイト文字が入っていなければ、つまりは既存のプリンターの設定を開いて、”(ネットワーク)” とか、”(コピー1)” などの文字列を削除すれば通常通り印刷できるまでに回復。

そして昨日、
Ver.109.0.1518.61 
がリリースされ、特にプリンター名を変更しなくても従来通り印刷できるように回復に至りました。

【アップデート手順】

現在はトラブルは解消していますが、Update されないで使用していると印刷できない問題は解決しませんので、まだ印刷できないよ? という方は、以下の手順で更新し見てください。

  1. Microsoft Edge を起動
  2. 】> ヘルプとフィードバック > Microsoft Edge について とクリックします

“Microsoft Edgeについて” を開けば、自動的に更新のチェックが始まり、更新プログラムがあれば、Update が始まります。完了後、”再起動” ボタンが表示されたら、クリックして、Microsoft Edge を再起動して完了です。

Ver.109.0.1518.61 にバージョンアップできていれば、従来通り印刷できるようになっているはずです。

ということで、今回の顛末。こちらでも整理してみました。

<参照>

Microsoft Edge で PDFなどを読み込んで印刷しようとしても反応しない
Microsoft Edge で PDFなどを読み込んで印刷しようとしても反応しない Part 2
Microsoft Edge の更新状況

“自動保存” と “自動回復”

Microsoft の Office 製品には、データを自動的に保存してくれる仕組みも用意されています。これが ”自動保存” という機能になります。

ただしこの ”自動保存” が有効になるためにはいくつか条件があります。つまり基本的にデータが勝手に自動保存されることはないわけです。
そこでよく勘違いされるのが ”自動回復” という機能。 パソコンのツボ本館ではだいぶ前に一度取り上げましたが、今でもちょくちょくアクセスされる記事でもありましたので、今回別館の方で再び取り上げさせていただきました。

【自動回復とは?】

まずはすべての Office製品に搭載されている「自動回復」から確認していきます。

よくこの機能のことを “自動保存” と勘違いされている方もいらっしゃいますが、あくまでも “自動回復” なので、作業中などにトラブルになって、Word や Excel、PowerPoint などのデータを保存できないままに終了されてしまった際、再起動後、作業中だったファイルを復元・表示してくれるのがこの機能になります。

上記の画像は、PowerPoint の例ですが、ファイル>オプション とクリックして、”PowerPoint のオプション” ダイアログを開き、左ペインの “保存” をクリックすると表示されます。Word や Excel などでも同様です。
上記の画像にもありますが、10分毎など設定された時間に応じて自動的に “自動回復用データ” として保存してくれます。ただしこうして自動バックアップされる回復用のデータは増えすぎないようにするため、

  1. ファイルを手動で保存したとき
  2. [名前を付けて保存] を使用して、新しい名前を付けてファイルを保存したとき
  3. ファイルを閉じたとき
  4. Excelなどのアプリを終了したとき (ファイルを保存したかどうかは関係ありません)
  5. 現在のブックの自動保存を無効にしたとき
  6. [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオフして、自動バックアップ機能を無効にしたとき

に、ファイルが削除されます。

つまりいつまでも残っているものではありません。

【自動保存とは?】

では、”自動保存” とはどんな機能なのか?

上記の PowerPont のデータにもある 左上の “自動保存” がまさに該当します。Word や Excel にも同様に用意されています。

自動保存とは」にもありますが、これが利用できるようにするためには….

  1. Microsoft 365 のサブスクリプションがある
  2. OneDrive、OneDrive for Business、SharePoint Online といったクラウド上にデータが保存されている
  3. インターネットに接続されている

といった場合に利用できる機能になります。つまりは、自分のPC内に保存されるわけではありません。
また日本ではよくあるPCにプレインストールでついてくるプレインストール版の Office 製品。永続ライセンス版として販売されている Office Home & Business 2021 などの統合パッケージ版や、Word や Excel などの単体製品では利用できません。

さらにいくつかのケースで自動保存が利用できない場合もあります。以下がその一例になります。

  • ファイルが以前の形式になっている (.xls、.ppt、.doc など)。
  • ファイルがローカルの OneDrive フォルダーに置かれており、OneDrive の同期が停止している。
  • ファイルが以前のバージョンの OneDrive 同期アプリ によって同期されています。

せっかく何時間もかけて作成したデータであっても、自動保存が利用できていないデータについては、やはり豆に保存することが必要になりますのでくれぐれもご注意ください。

<参照>

自動保存とは
Microsoft 365 ファイルを回復する
Word のファイルとドキュメントを復元する
Excel の自動回復関数の説明
Office for Mac でファイルを回復する
Office 製品の自動保存と自動回復用データ

Dynabook の一部機種でPCが起動できない

なんとなく Dynabook のサポートページを見ていたら、ちょっと古い情報ですが、Dynabook の一部機種で起動できないといったトラブルが発生していることが紹介されていたので取り上げてみました。

dynabook GCX83/G83/G6/G8/GS4/GS5/GZシリーズで起動しない場合がある現象について

更新日時的には、昨年4月末に最終更新されている情報なので、おそらく該当の方は順次トラブルなどに遭遇されても、Dybanook のサポートに相談されて回復済みだと思われますが、念のためご紹介させていただきました。

— 対象機種:

dynabook GCX83/G83/G6/G8/GS4/GS5/GZシリーズ

–トラブル:

“Date to time reset to default.~” などのメッセージが表示されて BIOS の画面から進めない

–対処法:

BIOS の更新が必要になります。

BIOSの更新方法など詳細な手順は、「電源スイッチを押しても起動しない/起動時に日時の再設定を促すメッセージが表示される<dynabook GCX83/G83/G6/G8/GS4/GS5/GZシリーズ>」にも紹介されておりますが、自身でWeb情報を見ながら更新するのが難しいな?という方は、Dynabook のサポートに相談することをお勧めいたします。

<参照>

電源スイッチを押しても起動しない/起動時に日時の再設定を促すメッセージが表示される<dynabook GCX83/G83/G6/G8/GS4/GS5/GZシリーズ>
dynabook GCX83/G83/G6/G8/GS4/GS5/GZシリーズで起動しない場合がある現象について

年末年始にかけて発生しているトラブル

2023年がスタートして、はや 6日。今回の年末年始もいろいろトラブルが発生していましたが、新年一発目は、パソコンのツボ本館で取り上げた現在発生中のトラブルについてご紹介させていただきます。

【PowerPoint】

まずは、PowerPoint から。Vimeo という動画サイトから、オンラインビデオを PowerPoint のスライドに挿入しようとするとエラーになるトラブル。

Vimeo から オンラインビデオを挿入しようとするとエラーになる【PowerPoint】

現在もまだ対応中です。

【Skype】

Microsoft 365 Personal などを利用の方向けに提供されているサブスクライバー特典の一つでもある Skype の 60分/月の無料通話特典。

SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない Part 2

2度にわたって取り上げました。Part 2 では、手動によるアクティブ化の方法についてもご紹介しています。
私もそうでしたが、これまで Microsoft 365 Personal などでサブスクリプションのご契約があった方の場合でも、そのサブスクライバー特典が表示されなくなっているケースもありますので、その場合にはアクティブ化を手動で行えば、すぐに利用が可能になります
急ぎでなければ修復されるまで待っていてもいいのですが、まだ時間がかかりそうです。

【iPhone】

パソコンではありませんが、「iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない」というトラブルが発生しています。

iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない

Amazon のデジタルデバイスフォーラムなどを見ると、かなり前から発生しているトラブルのようですが、いまだに解決には至っておりません。iOS 16 にアップグレードすると発生するトラブルのようです。

【Microsoft Edge】

Microsoft Edge には、Webサイトを画像としてキャプチャーする便利な機能がありますが、この機能において、一部サイトで不具合が発生します。
サイトのつくり(構造)などにもよるものと思われますが、背景画像が一部黒くなるため、せっかくキャプチャーしても、背景が黒くなるばかりか、ページによっては文字が読めなくなるようなところも出てきます。

Microsoft Edge で、Webキャプチャーすると背景が黒くなる

対応中の案件です。手元の環境で確認する限りでは、以前は Microsoft Edge の Insider 版 Canary Channel では発生していませんでしたが、それ以外の製品では発生中でした。
現在、やはり Insider版 Developer Channel の製品では Update がかかって改善したようです。通常版ではまだ改善には至っておりません。
またこちらは、Mac 版 の Microsoft Edge でも同様です。

今回ご紹介したトラブル、今後もその経緯については、パソコンのツボ本館にて取り上げていきたいと思いますので、その後の経過については、時々本館の方を覗いてみてください。

2023年も、パソコンに役立つ情報、トラブルの現状や、その解決策など様々な情報をご紹介してまいりたいと思いますので、パソコンのツボ、本館・別館 ともよろしくお願いいたします。

<参照>

Vimeo から オンラインビデオを挿入しようとするとエラーになる【PowerPoint】
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない Part 2
iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない
Microsoft Edge で、Webキャプチャーすると背景が黒くなる