月別アーカイブ: 2017年7月

アプリが起動しているのに画面が表示されていない

アクティブウィンドウがディスプレイの外(表示可能範囲外)に移動してしまいマウス操作ができないことありますよね。

いつの間にか?マルチディスプレイの設定になっていたりとか、症状はいろいろでしょうけど、そんなときに覚えておくといいテクニック。 (以下の画像はTwitter #microsoft__now より引用)

 

タスクバーのアイコンの上にマウスをポイントし、表示されたウィンドウの上で右クリックして、”移動” をクリックする。そして、キーボードの矢印キーで表示可能な場所まで移動してくる。

操作自体は、普段からわかっているようなことなのかもしれませんが、慌ててしまうと、意外と盲点だったりしますね。

 

そんなちょっとしたTIPを紹介しているのが、TwitterのMicrosoftアカウント。

@Windows_Japan
@microsoft__now

以下のハッシュタグでも検索が可能です。

#Windows技

Twitterをご利用であればぜひ一度ご覧になってみてください。

 

Office に新機能が追加されるサブスクライバーって何?

ここ最近、パソコンのツボ 本館の方では、PowerPoint Designerのことや、3Dモデルへの対応のことについて取り上げましたが、毎回、こうしてOfficeに新しい機能が追加されると紹介してる中で、その対象ユーザーとして、指定されている “Office 365サブスクライバー” という文言。

例えば以下のところがその一例です。

PowerPoint デザイナーについて

では、サブスクライバーって何んでしょうか?

うちで使っているWordやExcelには、ちゃんと新機能が追加されるのでしょうか?

そう疑問に思われる方も多いかと思います。

今回は “Office 365サブスクライバー” について取り上げてみました。

 

— 多種多様なOffice 製品

現在日本で販売されている Office 製品には、大きく分けて、一般家庭向けと法人向けの製品があります。

一般家庭向け:Office Premium(プレインストール版)、Office 365 Solon など
法人向け製品:Office 365 Business、Office 365 Enterpriseなど

製品構成や特徴などの詳細は、”Office 365 で Office を最大限に活用する” のサイトでご確認ください。

法人向けには、中小企業から、教育機関、非営利団体(NPO)向けなどなど様々な形で提供されています。

本当に多種多様。製品の数が多くて、どれが?どれだかわからないぐらいですね。

 

— 買い切り版とは

問題をわかりやすくするために今回は一般家庭向けの製品でご説明しますが、一般家庭向けの製品においては、先ほどご紹介した、PCとセットで販売されている、従来で言うところのプレインストール版、Office Premiumシリーズ と、Office 365 Solo というサブスクリプション版があります。

これに加えさらに従来からあるような統合パッケージ版、いわゆる買い切り版というOfficeがあります。

これが、Office Professional2016Office Home and Business 2016Office Personal2016、Office Professional Academic 2016 といった製品になります。

Mac版で言えば、Office Home & Student 2016 for MacOffice Home & Business 2016 for Mac といった商品です。

忘れてましたが、Word 2016、Excel 2016、PowerPoint 2016、Access 2016 といった製品を単体でご購入になった場合(単体製品)には、こちらも買い切り版ということになります。

もちろん買い切り版の場合、新しい機能は追加されませんし、Office 2013 から、Office 2016 にバージョンアップするといった形でのバージョンアップ も行われませんが、セキュリティの更新プログラム製品のサポート期間は提供されます。

 

— 自分はサブスクライバー?

先ほどご説明した買い切り版以外の中で、Office 365 Solo については、いわゆる今回取り上げたサブスクリプション版ということになります。当然ながら、サブスクライバーということですね。

また、Office Premium は、その特徴として、常に最新のOfficeが利用可能ということもあり、Office 365 Solo を利用されている方同様、サブスクライバーということになります。

* ボリューム ライセンスで提供されるスイート製品の比較 のところでも説明されていますが、法人向けの製品で言えば、Office 365 ProPlusといった形で利用されているものはサブスクリプション版ですが、VL(ボリュームライセンス)版として提供されているもの(Office Professional Plus 2016、Office Standard 2016、Office Standard 2016 for Mac)は、買い切り版と同じ扱いになります。

 

— 新たに購入する場合には注意が必要

Office 製品の入っていないPCで、Office をご利用いただくために、新たに購入しようという場合には、こうした製品の違いについて注意しないと、Ver.**** からついているはずのあの機能がうちのPCにはない…

ということになるので、気を付けたいですね。

もちろん、買い切り版には、買い切り版のメリットもあります。その一番は、新たに追加料金が発生しないということ。

サブスクリプション版の場合には、月額・年額などご契約形態によって、課金が発生します。またOffice Premium の場合には、課金は発生しませんが、購入した時のPCでしか利用できないという制限があります。

最終的にはご自身での利用環境をよく検討してどちらを選択するか?ということになるわけですね。

 

— 非正規品にはご注意を

最後に、まだまだこの被害を被る方も多いので、ご紹介します。

国内外の大手の通販サイトを含む様々な通販サイトでは、当然ながらきちんとした正規版の製品も販売されていますが、それに混ざって、海外で販売されている日本ではライセンス認証できないものや、Office Premium など本来単体では販売できないものが、あたかも正規品かのように販売されていたりします。

もちろん取り締まりは行われていますが、”いたちごっこ” というのが現実で、なかなか根絶することはできません。

多くの場合、極端に安い料金で、複数台数で使えるなどのうたい文句で販売されていたりしますが、最初にインストールはできたけどその後、再インストールしてもライセンス認証ができなくなったなどといった話はたくさんあります。

手痛い授業料を払うことにならないためにも、こうしたものには安易に手を出さないようくれぐれもご注意ください。

 

— 補足

ちょうど現在、PowerPoint向けに、Presentation Translator という機能が提供されています。

PowerPoint でリアルタイムの字幕を 60 を超える言語で表示/Microsoft Community

こちらの機能のように、Add-in として提供されているもの、さらには、ストアなどからダウンロードして利用できる Officeアドインなどについては、Office 365 サブスクライバーという限定はありませんので、そのシステム要件を満たす Office 製品をご利用であれば、新機能として追加して利用することが可能です。

 

 

 

【参照】

Office 2016 for Office 365 の最新機能を入手できる時期
Office 365 と Office 2016 の違い
Office Premium搭載 PC
About PowerPoint Designer
PowerPoint デザイナーについて
Office 365 で Office を最大限に活用する
ボリューム ライセンスで提供されるスイート製品の比較
高額ソフトの購入、「買い切り」と「月額制」どっちを選ぶ? Office2016のライセンスについて考えてみた(笠原一輝)/engadget
非正規品の Office にご注意ください

Microsoft Office 365に関するよくあるお問い合わせ/DELL

Skype が利用できないデバイス

一昔前、Skypeが登場した当初、非常に画期的で、56Kのダイヤルアップ環境でもSkypeで音声通話が出来たときには非常感動しました。

普通に追加料金を払って国際電話するのでも、Skypeからの方が安価だったし、また地方に電話する際にも、ほとんど時間を気にせずに話せることから、Skypeの有料サービスが大活躍でした。

* Windows 10 などでは、上記のようなアイコンが表示されていたりします。

 

その後、一般家庭向けのTVにもSkypeの余波が。TVに装着して利用するようなWebカメラが登場して、相手の顔を見ながらTV電話するといった事が一気に普及。他にもさまざまなSkype関連デバイスが登場しました。

当然PCでは、Webカメラを利用してTV電話が普通に出来るようになったわけですが、その後Skypeもどんどん進化。

上記のSkypeのWebページを見ると、AndroidやiOSといったモバイル端末に加え、Mac、Linux、WindowsなどのPC向け、TVやXboxなど様々なデバイス向けに提供されていることがお分かりいただけると思います。

今日では自動音声翻訳まで機能が拡張され、言葉の壁も超越。

Skype 翻訳

そんな日々進化を遂げるSkypeですが、TVなどに組み込まれたプログラムのような古いプログラムでは対応できないサービスも増えた事もあって、古いデバイスのサポートが終了し始め、利用できないデバイスが増えてきました。

Skypeのサポートサイトでは、”Skypeへの対応を終了したデバイスやプラットフォームを教えてください” のところで、以下のデバイスのサポートが終了していることを案内しています。

 

— 以下、「Skypeへの対応を終了したデバイスやプラットフォームを教えてください」より引用

  • Android 4.0.2以下
  • Blackberry OS 7.1以下
  • iOS 7以下
    Mac OS X 10.8以下
    Skype固定電話、コードレスDECT電話、アナログ電話アダプタ (ATA)
    注意:Skype電話は現在でもサードパーティの小売店から購入可能な場合がありますが、サポートは終了しています
  • Skype mobile for Verizon
  • Skype on 3
  • Skype on Telkomsel
  • Skype for TV
  • Symbian OS
  • Windows 10 version 1511(OS ビルド 10586)以下で動作する Windows 10メッセージングアプリと通話アプリ。
    注意:Windows 10 version 1607(Anniversary update)以上に対応するSkype UWPアプリには影響がありません
  • Windows Phone 8.1以下
  • Windows RT

また、デバイスメーカー、TVメーカーなどでも以下のようにサポートの終了をアナウンスしています。そのいくつかをご紹介いたします。

現在のSkypeのシステム要件については、”Skype のシステム要件は何ですか” のところをご参照いただければお分かりいただけると思いますが、システムがさらに高度化して、セキュリティ的にも、さらには機能的にも強化されていくと、それに対応できないシステムやソフトでは使用できなくなる….
さみしいことですが、こればかりは、仕方ない部分かもしれませんね。

 

それにしても今は、Office 365 Solo があれば、毎月60分までは無料で一般電話にかけることもできるし、便利な世の中になったもんです。

 

【参照】

Skypeへの対応を終了したデバイスやプラットフォームを教えてください

Skype のシステム要件は何ですか

What platforms is Skype available on?

Canon TSシリーズのプリンター設定とセキュリティ対策ソフト

本館では、

Canon TS-8030 でプリンター側のWifi設定はできているのに印刷ができない

こんな形で取り上げさせていただきました、Canonプリンターの TSシリーズ での設定に関するトラブルですが、実際にカスペルスキーで発生しているトラブルとしてご紹介させていただきました。

しかし、当然ながらセキュリティ対策ソフトはいろいろあるので、カスペルスキーと似たような症状になるケースがあるということが、コメントをいただいたことから判明。

そして、今回、本館では、eset Internet Security のケースをご紹介させていただきました。(記事は今週中に公開予定)

さて本館の記事はまだ一部未公開なわけですが、公開に先立って、ちょっと CanonのTSシリーズのプリンターや、eset Internet Security について確認してみました。

 

【Canon プリンター TSシリーズについて】

Canon家庭向けインクジェットプリンター Pixus の新しいシリーズです。

上記のCanonのPixusのページを見ると、現在、TS9030、TS8030TS6030、TS5030といった製品があります。

今回の印刷にまつわるトラブルについては、TS8030TS6030 にて確認しています。

おそらく、TSシリーズについては、他のものも同様かと思われますが、当然ながら、メーカーではないので、すべての機種を確認しているわけではありませんのでご了承ください。

 

【eset Internet Securityについて】

スロバキアに本社のある Eset社が開発したセキュリティソフトで、日本では、キャノンITソリューションズ(株)が販売、サポートを行っております。

 

個人向け、法人向けに提供されており、個人向けには、ESETファミリーセキュリティESETパーソナルセキュリティという製品として販売されています。月額版というのもあるんですね…

なお、2016年12月8日より、ESET ファミリー セキュリティ/ESET パーソナル セキュリティ/ ESET オフィス セキュリティ でご提供されているWindows向けプログラムは、ESET Smart Security から ESET Internet Security へ移行されました。

ということで、eset Internet Security についてみてきたわけですが、実はこちらのサポートページを見ていたら、

Windows環境でESET製品をご利用の際に、「暗号化ネットワークトラフィック 信頼できない証明書」などと表示される場合がある

一部のSSLサイト(「https://」で始まるWebページ)が表示できない

といった情報が出てました。

これもカスペルスキーでもよくあるものですが、カスペルスキーと、eset よく似ているんですね…

 

ということで、今回、本館での公開に先立って、eset Internet Securityと、Canon Pixus TSシリーズについてみてきたんですが、ちらっと、eset Internet Security の設定の部分もご紹介します。

 

【Webアクセスの保護】

Canon Pixus のTSシリーズで、印刷ができなくなるケースですが、カスペルスキーインターネットセキュリティでは、ウェブ保護の設定のところで、プリンターのIPアドレスを除外してあげる必要がありました。

eset Internet Security でも、カスペルスキー同様にこの設定が必要だったようです。

1) Eset Internet Security を起動し、設定>インターネット保護>Webアクセス保護の順でクリックして設定画面に移行します

 

2) URLアドレス管理を開いて、”許可するアドレスのリスト“ にプリンターのIPアドレスを登録し追加してあげます

といった流れになります。

詳細は後日公開いたします、本館の記事をご参照ください。

このプリンターの問題。他のセキュリティソフトでも十分起こりうるものなんですが、通信ができない…というと、つい、ファイアーウォールの設定ばかり気になるわけですが、セキュリティソフトによっては、Webアクセスの制限についても確認する必要があるんですね。

カスペルスキーとよく似ているな?とおもったら、カスペルスキーでいう ”ネット決済保護” と同じように、eset Internet Security には、”インターネットバンキング保護” という、セキュアブラウザを介してインターネットバンキングにアクセスさせる機能もあるんですね…ほんとよく似ています。

インターネットバンキング保護について

 

【参照】

Canon TS-8030 でプリンター側のWifi設定はできているのに印刷ができない
ESET ファミリー セキュリティ
ESET Smart Security から ESET Internet Security への移行について
ESET Smart Security/ウィキペディア
特定のホームページを閲覧できない
サポート情報 (個人向け製品)/eset
eset(英語ページ)