月別アーカイブ: 2021年5月

Yahoo メール、POPでの外部メール受信機能が5月31日で終了

Yahooメールや、Gmailなどのサービスには、Yahooや Gmail 以外のプロバイダーなどのメールなどを Yahooメール や Gmail でも一括して受信して見られるようにするために、外部メールの受信機能があります。

今回、Yahooメールでは、POP形式による外部メール受信機能の提供が終了することになりました。

【新規追加はすでに停止】

すでに新規に追加することは、2021年2月28日をもって終了しており、追加できなくなっております。
なので影響を受ける方は、今まで利用されていた方のみです。

終了日: 2021年5月31日

現在ご利用の方は、6月1日以降くれぐれもと注意ください。

代表的なプロバイダーのメールサービスを利用の場合には、Yahoo側にPOPとして設定するのではなく、プロバイダーのメールサービス側でメール転送などを利用するようにとの対処法が紹介されております。

<参照>

POPでの外部メール受信機能の提供終了について
POPでの外部メール受信機能の提供終了後のご利用について

Windows リリース正常性ダッシュボード

先日、2021年上期のバージョンとなる “Windows 10 Ver.21H1” がリリースされました。Windows の更新は、こうした上期・下期にそれぞれリリースされる大型の Update の他にも、毎月提供されている更新プログラムがあります。

こうした更新プログラムの情報を集約しているのが、今回ご紹介している “Windows のリリースの正常性” というWebサイトになります。

従来より既知の問題はリリースノートやサポート記事を通じて発信されており、既知の問題が解決するとそこにリンクが張られるという状況でした。

なので既知の問題を追いかけていくとなると、KB番号で検索したり、リリース情報をお気に入りに登録して、その情報の更新内容を追いかけていく必要がありました。

こうした情報を集約しているのが、”Windowsのリリースの正常性” ダッシュボードということになります。
主に、

  • ロールアウトの状態
  • 既知の問題や最近解決された問題の状態
  • Windows更新プログラムに関するニュース

といった情報を提供されています。

上記の様にバージョンごとに、現在のロールアウトの状態、既知の問題とお知らせ、解決した問題が紹介されています。

リリース情報では、現在の各チャンネルのリリース状況が、そして、メッセージセンターでは最新のお知らせが確認できるようになっています。

あのトラブルどうなったかな? 既知の問題の更新プログラムはてきようされたのだろうか?そんな時には、”Windows リリース正常性” ダッシュボードをご確認ください。

<参照>

The Windows release health dashboard: more than just known issues
Windows のリリースの正常性

開封確認を要求するAmazonのフィッシングメール

Amazon のアカウントを搾取するために送られてくるフィッシング詐欺メール。

相変わらず減りませんね。
もちろんメールを開いても、基本的には、リンクをクリックしてアカウント情報を入れたりしなければそれ以上のことになならないのですが、この Amazon を騙るフィッシングメールに新たなパターンが….

メールを開いてみると、 “開封確認”を送っていいか?というポップアップが….

どうやら、開封確認を要求するようなフィッシングメールも出回っているようです。要はそのメールがちゃんと届いているのかを、敵も知りたがっているってわけですね。

そんなメールを開けて、開封確認の通知を送るかどうか?聞いてきても絶対に送信などしないで削除してください。

<参照>

AmazonからのEメール、電話、テキストメッセージ、またはウェブページかどうかを見分ける
Amazonを装った迷惑メールの見分け方と3つの対処法/Norton
Amazon関連のよくある詐欺/カスペルスキー

Office 2010 向け更新プログラムの提供がやっと終了?

昨年の10月14日に、サポート期限が終了。にもかかわらず、その後も延々と更新プログラムが来ていた Microsoft Office 2010。

このブログの中でも何度かにわたってご紹介してまいりました。

4月の、KB3017810などを最後に、ついに5月からは、Office 2010 向けの更新プログラムは出てこなくなりました。

ひと月か?、せいぜいふた月。さらには、そのセキュリティの重大性によっては、引き続き提供されているケースもこれまでにはあったんですが、振り返ってみると、半年にわたって提供されていたことになります。

Web上でもサポートが終了していることはアナウンスしていたので、どうして提供されていたのか? はわかりませんが、ついに完全終了を迎えたことになります。
Office 2010 をご利用の皆さんは、今後は、Office 2019やこの秋に出るであろう、Office 2021、あるいは、Microsoft 365 Personal などへの乗り換えを検討すべき時期がとうとうやってきたというわけです。

2025年には、Office 2019 のサポートも終了するし、Office 2021 がこの秋にも出そうなムードもある。微妙な時期ではありますが、常に最新の機能が使用できる Microsoft 365 ならサポート期限を気にする必要もないので、この際、Microsoft 365 に乗り換えてしまうというのも一案かもしれませんね。

<参照>

Windows インストーラー (MSI) を使用しているバージョンの Office の最新の更新プログラム

同じ製品、同じバージョンでも発生する機能の違い Part 1

Microsoft 365 などの Office 製品や、Microsoft Edge などのアプリをいろいろ使ってみると、あれ?と思うことがちょくちょくあります。
今回は、その “あれ?” の中で、同じ製品、同じバージョンでも発生しうる機能の違いについて取り上げてみました。

今回ご紹介するものは現時点で確認できているもので、こうしたものはおそらく確認していくといろいろ出てきそうな?雰囲気なので、随時取り上げてみたいと思います。

【機能の違いは不具合なのか?】

当然製品が異なったり、利用条件が異なれば、その機能が異なることはありうることです。通常、機能の違いが発生するケースとして以下の様なものが考えられます。

  1. 製品自体が異なる
    (例、Office 2016/2019と Microsoft 365など)
  2. 製品のバージョンが異なる
  3. 法人向けか? 一般向けか?
  4. 新しく追加された機能
1. 製品自体が異なる:

例えば、Office 2016/2019 と Microsoft 365 Personal を比べれば当然機能に違いは出てきます。Office 2016/2019 の様に買い切り版と呼ばれている製品は、製品が発売された後は、新機能は追加されません。
これに対して、Microsoft 365 Personal のようなサブスクリプション版は、随時新しい機能が追加されて、常に最新の状態を維持する形になります。
さらに、Office 製品には、ストアアプリといって、Microsoft Store 版という特殊なものもあります。見た目は一緒でもインストール方法が違うことでも、違いが出てきます。

2. 製品のバージョンが異なる:

製品が同じでも、やはりバージョンが異なれば、その機能に違いが発生することはあります。バージョンアップ前と後では、追加された機能、削除された機能など違いが出てきます。

3.法人向けか? 一般向けか?:

Microsoft 365の様に、法人向けに提供されている Microsoft 365 Apps for enterpriese と 一般向けに提供されている Microsoft 365 Personal では、利用できる機能にやはり違いが出てきます。
例えば、IRM(Information Rights Management)を利用した文書の保護機能は、法人向けの機能で、一般ユーザー向けの、Microsoft 365 Personal では利用できません。

4.新しく追加された機能:

新しくロールアウトされる機能は、当然バージョンいくつ以上?という条件がつきますが、その条件に加えて、開発側では、新しく公開される新機能のロールアウトを段階的にユーザーに展開していくことがあります。
これは、”制限されたロールアウト” と言われ、いっきにすべてのユーザーに展開するんではなく、利用できるユーザーを段階的に増やしていって、その製品の状況を確認しながら、新機能を利用できるユーザーを増やしていくという手法で展開することがあるためです。
新しい機能が Microsoft のブログなどで紹介されているとしても、バージョンの条件は満たしているのに機能が展開されていない… そんな場合には、ユーザーは自分のPCで利用できるようになるまで待つしかありません。

こうしたことで発生する機能の違いは、プログラムの不具合とか、Update が失敗してそうなったというようなものではありません。
もちろん、Update が何らかの事情でうまくいかずに一部の機能が使えなくなってしまうこともありうることですが、ご利用の製品の様々な条件によっても異なるので、闇雲に再インストールや修復をすれば改善するものでもありません。

なので、あれ?っと思った時には、先ずはしっかり確認しましょう。
次の際にはいくつか? 現在確認しているいくつかの事例をご紹介いたします。

<参照>

アクセス許可が制限されているファイルを開く
2つの Office ~新機能が追加される Office と 新機能が追加されない Office
“制限されたロールアウト” とは?
Microsoft 365 と Office 2019 の違いは何ですか
Microsoft 365 の新機能
Office 2019/Office 2016 搭載 PC (個人向け) (法人向け) の違いについて
Microsoft 365 ドキュメント/Docs