月別アーカイブ: 2020年11月

Flash のサービス提供に伴い、Yahoo の定番ゲームの、将棋や囲碁などのサービスが終了!

老若男女問わずご利用の方も多いかと思いますが、Yahoo Japan が提供している定番ゲームでもある、麻雀、将棋、オセロ、囲碁などのゲームの提供が 12/1 に終了します。

これは、以前からも何度か取り上げておりますが、Adobe Flash の提供が、2020年12月末をもってサービスが終了するのに伴い、こうしたゲーム類で、Flash という技術を利用して作成されたものが利用できなくなるためです。

【Adobe Flash/Flash Playerとは?】

今更言うことでもありませんが、簡単にご紹介しておきますと、Adobe Flash とは、Adobe 社が提供する拡張機能で、Web上などで、アニメやアプリといったリッチコンテンツを動的に表示・操作させるために開発されたもので、Web上で手軽に遊べるゲームなどで広く利用されておりました。YouTube の動画なども以前は Flash が利用されていたこともあります。そうしたコンテンツをWebブラウザ上で利用できるようにするための拡張機能が、Adobe Flash Player になります。
従来、Web上のこうしたリッチコンテンツを実行する上での代表的な技術として広く利用されていた Adobe Flash ですが、近年は、その脆弱性の問題もさることながら、HTML5などといった Web 技術の進化により引退を余儀なくされているというような状況です。

【Yahooの定番ゲームもサービス終了】

さて今回の本題です。Yahooモバゲーで提供されていた、将棋や囲碁などの定番ゲームは今回ご紹介した、Adobe Flash Player という拡張機能を利用することでブラウザ上で利用できるものでした。
こちらがAdobe Flash のサービス終了 とともに、こうしたゲームに限らず、Yahoo の中で、Flash を利用したコンテンツやサービスが相次いで終了することになっています。

2021年3月末日までに提供を終了するアプリ/サービスについて” にもありますが、定番ゲームばかりではなく、”Yahoo! きっずゲーム”、”Yahoo!防災側方メール版”、”Yahoo!しごと検索” といったコンテンツがサービスが終了し、完全になくなるもの、他社サービスや他のサービスに引き継がれるものなどがあるようです。

【Internet Archive の試み】

Web 上でのリッチコンテンツ提供の一時代を築いてきた Flash。膨大な数のコンテンツがあるのも事実です。企業が提供するコンテンツは、その企業がサービスの終了を決定すれば、どうにもなりませんが個人のクリエーターの方々が作成された作品など膨大なコンテンツを無駄にしたくない….そんな動きがあるのも事実です。
その一つが、”Internet Archive” が取り組んでいる “エミュレーション” 環境。ご興味のある方は、ブログをご覧になってみてください。

<参照>

Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ
Flash Player とは?
2021年3月末日までに提供を終了するアプリ/サービスについて
Flash Animations Live Forever at the Internet Archive/Internet Archive Blogs

Microsoft の Insider プログラム ”Microsoft Insiders”

Microsoft が 少しでも多くの方からのフィードバックを集めて、より良い製品づくりを行うために、行われている “Insider Program”

Windows Insider や Office Insider といったプログラムの名前はお聞きになったことがある方も多いかと思います。

【8つの分野で展開】

さてこの “Insider Program”。現在、8つの分野で展開されています。

  1. Bing Insider
  2. Microsoft Edge Insider
  3. Office Insider
  4. Skype Insider
  5. Visual Studio Preview
  6. Visual Studio Code Insider
  7. Windows Insider
  8. Xbox Insider

どの Insider Program もその趣旨は一緒。”いい製品にしていきたい!” というところにあります。ユーザーとしてはいち早く新しい製品や機能に触れるチャンスでもありますし、エンジニアにとってはそうしたユーザーからの声を直接聞けるチャンスにもなっています。

お互いに、Win-Win の関係を築いていきたいですね。

【Office Insider プログラムが5周年】

さてそんな中、”Office Insider” プログラムが、5周年を迎えたそうです。

Office Insider Team の皆さん、おめでとうございます。

Office Insider については、私もスタート当初から Office 365 Solo(現:Microsoft  365 Personal) と、Office 365 ProPlus(現:Microsoft 365 Apps for enterprise )で利用されていただいており、いろいろ勉強させていただいています。

Word、Excelといった単体製品が、Office という統合パッケージになり、さらにここ数年では、いろいろな機能が加わって、今日の Microsoft 365 になっていますが、今後も多くの機能が搭載されていくものと思われます。

Microsoft が提供する “Insider Program” ご興味のある方は是非ご参加になってみてください。

<参照>

Microsoft の Insider プログラム
Celebrating 5 Years of the Office Insider Program

Microsoft 365の更新頻度やバージョンの違い

Microsoft 365 のサブスクリプションには、一般ユーザー向けの Microsoft 365 Personal と、法人向けの Microsoft 365 があります。
どちらもサブスクリプション。ですが、その更新頻度は多少異なったりもします。

【更新チャンネル】

法人向けの Microsoft 365 には、その利用状況に応じて更新の頻度が調整できるようになっていて、”更新チャンネル” が導入されています。

現在の既定値は最新チャンネルになっています。

これに対して、一般ユーザー向けの Microsoft 365 Personal にはこうしたシステムはありませんので、上記の例で言うと “最新チャンネル” だけになります。

【同じ最新チャンネルでも更新頻度が違う】

Microsoft 365 Apps for enterprise も、Microsoft 365 Personal も、同じ “最新チャンネル” で、どちらも “サブスクリプション” ということでいうと、同じものの様に見えますが、実際のところ、その更新頻度は、法人向けの製品の場合、一般ユーザー向けのものに比べると、多少バージョンの進み具合や、更新頻度に違いがあるようです。

2020年11月18日現在の更新状況は以下の通りです。

  • Microsoft 365 Apps for enterprise:Ver.2010(Build 13328.20408)
  • Micorosoft 365 Personal:Ver.2011(Build 13426.20234)

ちなみにOffice Insider プログラムに参加している人向けに提供されているものが、

  • ベータチャンネル:Ver.2011(Build 13512.20000)
  • 最新チャンネル(プレビュー):Ver.2011(Build 13426.20234)

となっています。最新チャンネル(プレビュー)は、Insider Slow Ring。実のところ、昨日 11月17日に、提供されたのが、Ver.2011(Build 13426.20234) だったんですが、翌日には、一般ユーザー向けの Microsoft 365 Personal 向けに、最新チャンネルとして提供されているんですね。
恐らく法人向けには、もう少し先なんでしょう。

【ストアアプリ版にはさらに提供が遅い】

こうした “クイック実行版” に加えて、一般ユーザー向けに提供されている製品には、”ストアアプリ版” の Microsoft 365 Personal があります。

こちらの更新は、さらに遅く、現在、

  • 最新チャンネル: Ver.2010(Build 13328.20356)

となっています。11月11日に更新されたのが最後です。
ストアアプリ版の場合、クイック実行版と異なって、何かしら不具合が発生した場合には更新前の状態に戻す、いわゆる “ロールバック” ができません。
なので配信がより慎重になっているということを、担当の方から直接聞いたことがあります。

バージョンが異なれば、不具合の修正状況やら、新機能の搭載状況が微妙に異なることがありますが、いずれにしても最新プログラムが提供された場合には、常に最新の状態を維持して待機する….そんな感じでバージョンが上がっていくのを待つしかなさそうですね。

現在のストアアプリ版が、11月11日に更新されて、Ver.2010(Build 13328.20356) になったタイミングでは、同日にVer.2010(Build 13328.20356)になっていたので、Microsoft 365 Personalも、Micorosoft 365 Apps for enterprise も同じバージョンでした。

ちょっと前までであればほぼ同じタイミングで更新されてきていたわけですが、この1年ぐらいは、更新のタイミングはバラバラだったりします。でも時々同じになったりする面白いもんです。

<参照>

年賀状シーズン到来! 今年もやってきた 「はがきデザインキット2021」

10月末には、年賀状の発売がスタート。今年は、COVID-19 の影響もあって、もうこんな時期なのか?とびっくりするぐらい早い一年です。
年賀状の発売とともに、郵便局の Web ページでは、2021年版 “はがきデザインキット 2021” の提供がスタートいたしました。

はがきデザインキット2021

今年も、インストール版と、スマホ版が用意されていますが、Web版はないようです。
また、Windows ユーザーは特に問題ないかと思いますが、Mac.向けということでいうと、注意事項にもありますが、Adobe Air が、macOS10.15 Catalina に対応していないため、Catalina 上では利用できないようです。

丑年にちなんだイラストや、各種素材。印刷すればすぐに利用できるようなテンプレートなども相変わらず豊富の取り揃えられております。
さらに、スマホ向けには手作り風はんこう作成ツールや、干支似顔絵作成ツールなども用意されています。

加えて今年は、アート年賀状ギャラリーが用意されており、力作をWebで公開したりすることもできるようです。

<参照>

はがきデザインキット2021