月別アーカイブ: 2021年9月

Windows 11 の偽物にご注意を!

10月5日の Windows 11 の正式公開まであと半月を切りました。
そんなさ中、偽物のインストーラーによって、マルウェアなどがインストールされてしまうという被害が出ていることが報じられておりました。

セキュリティベンダーでもあるカスペルスキーのブログでは、7/23付のブログで、「Scammers are distributing malware and adware made to look like Windows 11.」と、Windows 11 の様に見えるマルウェアが配布されていることを紹介しております。

とりあえず正式リリース前の現時点では、Windows 11 のプレビュー版の配布は、Windows Insider 向けのみ。当然、Windows Insider に登録しないと利用できません。

正式なリリース日が迫るにしたがって世間の関心も集まり、それを騙った偽物が出てくることは当然予想の範囲ではありますが、皆様くれぐれもご注意ください。

私はたまたまプロバイダーの提供する記事を見て、いざ検索してみらた、でてくるわ、でてくるわ…ということで改めて知ったわけですが、今から慌てておかしなものをダウンロードしなくもても、あと半月もしないうちに正式にダウンロードできるので、お待ちください。

<参照>

How to download Windows 11 while avoiding malware

Windows 11 のリリースまであと半月

10月5日にリリースされることが発表された Windows 11。

現在では、Windows Insider Program参加者向けに提供はされておりますが、これまでになく Windows 11 をインストールするにあたって要求されるPCのスペックも高く、PC自体の買い替えを検討しないといけない時期がひたひたと迫りつつあります。

さて Windows 11 を入れられないPCはどうなるのか?というと、Windows 10 を、そのサポートが続く 2025年まで使い続ける… ということになりますが、今日数日ぶりに手元の、Windows Insider Program に参加しているPCのうち、Release Preview 版 で利用しているPCで以下のような表示が出てきました。

もちろん Windows 11 を利用する上では、その仕様を満たしていないことは重々承知しているんですが、Dev Channel で利用しているやはりその仕様を満たしていないPCではこうした表示も出てなかったので、もしかしたら、Windows 11 がリリースされた後、Windows 10 の PC で、その仕様を満たしていない PC には、Windows Update の画面にこんな表示がでるのではないかな?と思って紹介させていただきました。

— Windows Insider Program :

Windows Insider Program も Windows 11 にシフトしたことで、少し状況が変わってきておりますが、これまでの Windows Insider Program には、以下のような各チャンネルが用意されています。

Devチャンネル・ベータチャンネルは、すでに Windows 11 なっていますが、今回私が使用している リリース・プレビューチャンネルは、バージョン的には、Windows 10 21H2 となっています。このリリース・プレビューチャンネルは、一番安定板に近い製品になります。

— PC 正常性チェックを受ける

さて話を戻しますが、Windows Update の画面にある ”PC 正常性チェックを受ける” をクリックすると、一時期提供がストップしていた チェックツールのダウンロードページに移行します。

このチェックツールを使用すると、その PC が、Windows 11 を利用する上での仕様を満たしているのか?いないのかがチェックできます。
あいにく日本語サイトはないので、チェックをしたいというかたは、”Windows Insider Preview PC Health Check Application” からダウンロードしてご利用になってみてください。

今回表示された Update の画面。メッセージを閉じると、上記のように引き続き “Windows 11” のシステム要件を満たしていませんと表示されたりしていますね。

きっと、Windows 11 が正式にリリースされる 10月5日以降、最初のうちはその仕様を満たしておらず Upgrade できない PC にはこうしたものも表示されたりするんでしょうね…。

【Office 2021 のリリースも 10月5日に !】

ところで、ブログでは、US時間 9月16日付 で紹介されておりましたが、Windows 同様、この秋にリリースが予定されていた Office 2021 の永続ライセンス版が正式に、Windows 11 と同様 10月5日 に一般向けに販売開始されることが明らかになりました。

Office LTSC is now generally available

4月より、法人ユーザー向けに、Office 2021LTSC 版 (Long Term Servicing Channel/長期サポートチャネル) としてプレビュー版が提供されていましたが、いよいよ正式にリリースされることが明らかになったものです。

一応5年のサポート期間との話もあるようですが、価格や製品構成など詳細な情報はまだ公開されておりません。
こちらについては、追って公開されるでしょう。これから、Office 2019 を購入しようかな?と検討されていた方は、あと半月あまりですので、ちょっと待った方がいいのかもしれませんね。

<参照>

Windows Insider Program のドキュメンテーション
Windows Insider Program
Windows Insider Preview PC Health Check Application
Office LTSC is now generally available

Windows 10 を インプレースアップグレードする

Windows 10 を利用していて、ある時突然音が出なくなった…. 音量のアイコンには赤い ☓ マークがついていて、デバイスドライバーを入れなおしても、サービスを再度実行しようとしてもうまく動作しない…. などなど、いつの世もトラブルは尽きないもの。

今後のためにその要因をきちんと探ることも重要ですが、PCが利用できず困っている側にとってみると、要因を究明する以上にすぐに音などがでるように直したい….そちらの方が重要になります。

そんな時脳裏をよぎるのが “初期化” の3文字。確かに一番すっきり問題が解決しそうだけれど、再度現在の環境に戻すとなると時間もそれなりにかかるのでつい及び腰になりますよね…..。

もっとも一昔前に比べれば初期化も楽になったし、時間も昔ほどかかるものでもない。データなどがバックアップできていていつでも戻せるという状況であれば、”初期化” も一番いい解決策なのかもしれません。でもそれは、あくまでも最後の手段。

そんな時の最終手段のひとつとして、”インプレースアップグレード(In-place Upgrade)” があります。今回はこの “インプレースアップグレード” についてご紹介します。

【再インストールとは異なる “インプレースアップグレード”】

PCの調子が悪くなってどうにもなくなると、最後の手段が初期化・再インストールということになります。先ほども書きましたが、この場合データをきちんとバックアップしておく必要があったりと、初期化・再インストールをするにあたっては、それなりに準備が必要になります。

— インプレースアップグレードとは?:

今回ご紹介している ”インプレースアップグレード” とは、初期化ではなく、あくまでも Windows を上書きで再インストールする形になります。なので、基本的には既存のアプリやデータには影響はありません。

** とは言え、もちろん作業中にトラブルが発生するとも限りませんので、そんな時のためにデータのバックアップができれば、きちんとバックアップを行った上で、作業を行った方がいいのは言うまでもありません。

Windows のシステムが破損して正しく動作しない、機能が認識しないなどの場合には、これによりシステムがクリーンアップされ、システムのトラブル解決への一つの手段となります。

— その手順(流れ)について:

では、具体的にその流れを追っていきましょう。詳細は、” Windows 10 でインプレース アップグレードを実行する方法/Microsoftコミュニティ ” の中で、動画でも説明されているのでそちらを参考にしてみてください。

1) まずは、Windows 10 のダウンロードサイトにアクセスします

2) Media Creation Tool をダウンロードして、実行します。 ” Windows 10 でインプレース アップグレードを実行する方法/Microsoftコミュニティ ” の中で “事前準備” として説明されている部分もスキップせず確実に行いましょう

3) 上記にもありますがダウンロードが完了すると “ファイルを開く” と表示されますので、こちらをクリックすると Windows 10 のダウンロードがスタート。その後画面に従って作業を進めていきます。

この後の作業は、” Windows 10 でインプレース アップグレードを実行する方法/Microsoftコミュニティ ” の動画の中でも細かく説明されていますので、そちらを参照してください。

ドライバを入れなおしても、またDISMコマンド、SFCなどで修復を試みても改善しない。そんな場合には、一度試してみるといいかもしれません。

もっともそうした事態を想定して、事前にデータなどがバックアップされていれば、トラブルにあっても躊躇なく初期化することもできるわけですから、普段からそうした取り組みも考えておくのが一番いいのかもしれませんね。

<参照>

Windows の回復オプション
Windows 10 のダウンロード
Windows 10 でインプレース アップグレードを実行する方法/Microsoftコミュニティ
Windows inplace upgrade/Microsoft Community