月別アーカイブ: 2019年4月

Amazon を騙るサイト

何か?ゴールデンウィークが迫りつつあるせいでもないでしょうけど、Microsoftを騙るサイトに続いて、もうちょっと悪徳な、Amazon を騙るサイトもでてきました。

Amazon Prime を名乗って、クレジットカードの有効期限が切れるので、更新の手続きを促すメールが届きました。

リンクをクリックすると、上記のようなサイトにアクセスされます。

ただし、よくよくメールを見ると、送信者のメールアドレスが “amazon” ではなく ”amazoen” とちょっと微妙に違うもの。

メッセージ内の、リンク先にマウスをポイントすると、表示されるアドレスも Amazon ではないサイトであることも容易にわかります。

このメール自体は、開いてもそれ以上のことはありませんが、リンクをクリックして、上記のようなリンク先に飛んで、ID/PWを入れようものなら、ID/PWが搾取されてしまいますし、その先の画面で仮にカード番号など入れさせるような画面だったりすると、カード番号なども搾取されてしまいますので、くれぐれも、クリックなどせず、メールについては、そのまま削除してください。

Amazon.co.jp からの連絡かどうかの識別について

色々なパターンがあるでしょうから、Amazonのサイトでも注意を促しているようですが、そこに表示されているものに限ったことでもないかと思います。
今回のメールもフィッシング対策協議会のページを見ると以前からあるものと同様であることがわかります。

前回ご紹介した Microsoft や、Apple、Amazon、楽天などなど大手の有名企業を騙った詐欺メールは後を絶ちません。

皆様、くれぐれもご注意ください。

【2019/04/28更新】

本日確認したところ、今回の、このAmazonの偽サイトは閉鎖されておりました。
ただしこぅしたサイトは、手を変え、品を変え、いろんなところで発生しますので、くれぐれもご注意ください。

<参照>

[更新] Amazon をかたるフィッシング (2019/03/04)/フィッシング対策協議会
迷惑メール相談センター
電気通信消費者情報コーナー/総務省

Microsoft のサイトを模した偽サイト

こういったサイトは、きりないんですが、今回たまたま遭遇したのでご紹介させていただきます。
仮に同じページが表示されたとしても、決して電話などしないようにご注意ください。

インターネットでWebサイトを見ていたら突然、上記のようなサイトが表示されました。
実際には、このアドレスに接続すれば必ず表示されるようなので、おそらくどちらからのリンクをクリックしてこのサイトに飛ばされたもののようです。

Created with GIMP

MicrosoftやWindowsのロゴも現在のものを利用しているようです。ご丁寧に、”こんにちは、シアトルから” なんてコメントも。IEで開いてみた画面の全体像は上記のような感じでした。

また中央にどぉ~んと表示されている “注意!!” と題したウィンドウ枠は、一見、ポップアップウィンドウのようにも見えますが、別にポップアップして表示されているものではありませんでした。
ですので、ウィンドウ右上の 閉じるボタンを押しても全く反応ありません。OKボタンを押すと同じ画面がもう一つ表示されます。
さらにここに表示されている電話番号らしきものは、いくつかパターンがあるようです。
また最初の画像を見ると、タブにスピーカーのマークがついていることから、サイトが表示されると、警告音のようなものが鳴ったりするようです。

もう少し内容を見ると、”マイクロソフトにご連絡ください” とある電話番号と、ポップアップで表示されている枠の中には、同じ電話番号なのに、こちらは、”Google に連絡して…” とある。まぁ、ちょっと間抜けなサイトですね。

【画面を消すには?】

この画面、実際にアクセスして確認してみましたが、表示されるとなんか?のタイミングで全画面表示になって、閉じるボタンをクリックしてもブラウザを閉じることができなくなることもありました。
ただしそんな場合でも、ESCキーを押せば通常の表示に戻りますので、慌てずに対処してください。
さらに、ポップアップ画面の、OK のところをクリックすると同じ画面がまた出てくるだけで、当然ながら OK で閉じられることもありませんでした。
一応、ブラウザの閉じるボタンで、画面を閉じることも可能ではありましたが、どうしても閉じられない場合には以下の方法で終了させてください。

— タスクマネージャーを起動:
タスクバーが表示されているようであれば、タスクバー上のアイコンなどがないところで、右クリックし、”タスクマネージャー” をクリックして起動します。

タスクの中に、Microsoft Edge やら、Internet Explore 等現在表示しているブラウザの名前があるはずなので、そちらをクリックして、タスクの終了にて、画面を終了させます。

【ブラウザをリセットする】

Internet Explorerの場合:

IEの場合には、一旦タスクマネージャーで、IEを終了したのち、コントロールパネルから、インターネットオプションを開いて、閲覧履歴の削除にて、キャッシュも削除しておいてください。

Microsoft Edge の場合:

スタート>設定>アプリ から、”アプリと機能” を開いて、Microsoft Edge をクリックします。”詳細オプション” を開いて、Microsoft Edge のリセットを行います。

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今回のものは確認する限りでは、表示されただけでは、何か特別にソフトなどがインストールされるようではありませんでしたので、画面さえ閉じてしまえば問題ないかと思います。

ゴールデンウィークも間近。ゴールデンウィーク中こんなのが増えたりするかもしれませんね。 当然ですが、電話番号が表示されているからといって、決して電話などしないよう、くれぐれもご注意ください。

【更新】

今回の Microsoft を騙るサイト。
やはり接続すると女性の音声による案内が再生されました。
警告音が、ピーピー鳴るものとは異なり女性のアナウンスで、表示された電話番号に電話してサポートを受けるように促すようです。

もちろんインチキですのでご注意ください。

【2019/04/28 更新】

このサイトですが、一応通報はしてありましたが、本日確認したところ、サイト自体は閉鎖されておりました。
ただしこうしたサイトは、またアドレスを変えていろいろな形で表示されることがありますので、くれぐれもご注意ください。

【2019/5/4 更新】

手を変え、品を変え、アドレスも変えてまたまた登場しています。内容は一緒です。くれぐれもご注意ください。



Office 製品の新元号対応状況

あと2週間を切った皇位継承日。新元号対策も着々と進んでおります。

さて、Microsoft の Office 製品の新元号対策が現状どこまで来ているのか? パソコンのツボ本館の方では、Office Insider 版については、Windows版、Mac版ともに対応したということをご紹介しました。

Windows 版 Office Insider 更新情
Mac版 Excel、”令和” に対応

Office Insider(Fast Ring)向けには対応が完了したようです。

本日、パソコンのツボ本館の方では、一太郎をはじめとするJustsystem製品の新元号対応についてご紹介しましたが、Xデーまで2週間を切って、どのメーカーも対応に追われております。

Justsystem製品の新元号対応について

当然ながら、サポートが終了した製品は、Microsoft製品に限ったことではなく、Justsystem製品でも同様ですが、こうした新元号への対応は行われません。

今更ですが、ご使用の製品、忘れずに是非確認してみてください。
いざ使ってみたら、”あっ?” ってことにならないように….