“リージョンコード“ と言われて、何を今さら? と思われる方も多いかと思いますが、何それ? と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
DVDドライブには、これが設定されていないと、DVDビデオが再生できません。DVDの映画をPCで観ようとドライブにセットしたけど何も起こならない…. DVDが悪いんじゃなくって、もしかしたらこのリージョンコードが設定されていないかもしれませんよ??
【”リージョンコード” とは?】
DVD や Blu-ray などの映画などで、販売および利用される地域の情報を記したコード番号になります。
DVD や Blu-ray ドライブなどで、こうしたビデオなどを再生する場合、こうしたビデオで指定されているリージョンコードと、再生するドライブのリージョンコードが一致しないと再生ができません。
DVDの場合、世界を、リージョン 1 ~ 6 と、6つの地域に分類しています。日本は、リージョン 「2」になります。
Blu-ray の場合には、DVDよりは細かくなく、世界を、リージョン A ~ C に分類。日本は、リージョン「A」になります。
さらにそれぞれ、リージョンフリーといったものもあったりします。
【リージョンの確認と設定】
さてこのリージョンコード。私はすっかり、リージョンコードって、少なくとも大手メーカーのものなら、PCに搭載されているすべてのドライブには、あらかじめ設定されているんだろうな? と勝手に思っていましたが、どうもそうとは限らないようでした。
たまたま拝見した 買ったばかりらしいHPのノートPCでは、リージョンが未設定の状態でした。
つまり未設定のドライブだと、もちろんメディアとしては認識されているわけですが、DVDのビデオを入れても何も再生ができません。
– リージョンコードの確認:
まずは確認から。エクスプローラーを開いて、”PC” をクリックすると、PCのドライブ構成が表示されますので、DVDドライブを右クリックして、プロパティを開きます。
ドライブのプロパティが表示されたら、”全ディスクドライブ” の中から、該当のDVDドライブを選択して、”プロパティ” を開きます。
さらに “DVD地域” タブを開くと、今後変更可能な回数の他、現在の設定などが表示されます。
【変更は4回まで】
さてこのリージョンコードですが、設定変更ができるのは、4回までになります。未設定の場合には、残り変更回数が、”5″ と表示されております。
— なぜ変更しないといけないのか ?
日本にいて、日本のDVDの映画だけ見ている分だと変更する必要もないわけですが、海外で販売されている映画を買ってきたり、あるいはお土産でもらったりして再生する場合など、こちらの設定を変更する必要があります。
但し変更するたびに、回数が減っていき、”残り変更回数” が “0” になった場合には、変更ができなくなり、その時に設定されているリージョンが固定になります。
ですので変更するのは構いませんが、回数にはご注意ください。
<参照>
・リージョンコード/ウィキペディア
・リージョンコードの変更について/ドスパラ
・HP ノートブック PC – DVD ビデオの地域設定について/HP