月別アーカイブ: 2020年7月

同じ Microsoft 365 でもバージョンが違う?

Microsft 365 Personal と Microsoft 365 E3(Office 365 ProPlus) 。基本的には一緒の Microsoft 365 なわけですが、前者は一般コンシューマー向け製品。後者は、法人向け製品です。どちらも、C2R版。
Update の記録をとっているのを見る限り、多少遅れることはあっても、バージョンの進み具合は一緒でしたから、今までであれば、Microsoft 365 Personal の更新内容などは、Microsoft 365 のリリースノートを参照してきました。

さてそれは、手元の記録だと 7/15の Update Ver.2006(13001.20384)までのお話。もちろん、Storeアプリ版の Microsoft 365 については、その性質上一度 Update されてしまうと、ロールバックすることができないということもあって、更新プログラムの配信がさらに、遅れることは、以前から聞いていたので知っていました。

【昨日・本日のUpdate】

昨日、Microsoft 365 Personalに、Update が来ましたが、Microsfot 365 Enterprise の方には更新はきませんでした…多少ずれることもあるので気にしておりませんでした。
— 7/28 時点
・Microsoft 365 Personal  Ver.2007(13029.20236)
・Microsoft 365 Enterprise Ver.2006(13029.20384)

そして本日、Microsoft 365 Ent.に更新が到着….これで一緒になるのかな?と思ってたら、
・Microsfot 365 Enterprise Ver.2006(13001.20498)
に。さらに、
・Microsoft 365 Personal Ver.2007(13029.20292)
に Update。
Microsoft 365 Ent. には、更新チャンネルがあって、Current Channel、つまり最新チャンネルになっていて、常に最新になるようになっています。Microsoft 365 Personal には、チャンネルがないので、常に Current Channel です。にもかかわらずバージョンが変わってきた….

【コンシューマー向けと法人向けの違い?】

詳細は確認中なのでまだわかりませんが、こうしたバージョン違い、これまではなかったので余計気になって仕方ないわけですが、コンシューマー向けと、法人向けの違いということでのリリースの違いになるものと推測されますが、今後どうなるのか?気になるところです。

リリースを追っかけて行くと、こうして思わずあれ?という情報にぶち当たったりするのですが、これはこれで、面白いところです。

【更新】

Office Personal Premium を再インストールする機会がありましたので確認したところ、インストール後 Update もしてみましたが、Ver.2006(13001.20498) でした。
ってことからすると、うちの Microsoft 365 Personal は、Insider に参加しているものではないんですが、なぜか?フライングして新しいバージョンが当たっているようです…. なぞは深まるばかり。

2020年7月30日更新:
確認したところ、Current Channel(Preview)、つまりは、Insider Slow といち早く同じバージョンになっていた状況でした。もちろん、Insider Slow を適用しているわけではありませんが。Current Channel(Preview)に更新が来ると、これまでも比較的早くCurrent Channel にも更新が来ていたのでこれ自体は不思議ではないわけですがなぜに1台だけに来たのかが不明です。
まぁとりあえず様子を見ながら運用していくことにしましょう。

Wi-Fiがつながらないを Microsoft の技術者が解説!

ご自宅で、Wi-Fiを利用してインターネットをご利用の方も多いかと思います。

そして、おそらく多くの方が直面されるケースが多い、Wi-Fiに関するトラブル。今朝、TVを見てたら、TV番組でもそんな話題が上がってました。

ということで、今回は基本的なことではありますが、Wi-Fiがつながらない、つながりにくい、速度が思うように上がらない…そんな問題について、Microsoft の技術者が解説しているブログ(動画を含む)をご紹介します。

【動画をご覧になるにあたって】

この後ご紹介するブログは、Windows Community という Microsoft が運営するサイトで、Windows の技術者、世界中のユーザーが情報交換をしているコミュニティサイトです。なので、表示されている言語は、”英語” になります。
ただし英語の動画には、テロップを表示する機能があり、さらには、そのテロップは、日本語にも翻訳されて表示されます。
なので、”英語で言われても何もわからないよ~” とあきらめずにテロップを有効にして日本語表示をさせるとどういった内容を解説しているかについてはご理解いただけると思います。
さらに、新しい Microsoft Edge には、Microsoft Translator の機能が最初から導入されています。なので、英語のページであっても日本語表示は可能です。自動翻訳の精度の問題もあって、日本語の “てにをは” がおかしかったり、おかしな部分はあったりするかもしれませんが、英語をわからないままに眺めているよりは、手助けにはなるかと思いますので、そうしたものを合わせてご利用になってみてください。

キャプションの表示と日本語表示:

1) 動画の画面の右下に、吹き出しのようなマークがありますが、ここをクリックします
2) キャプションが、”Off” にチェックがはいってますので、スクロールして、”日本語” をクリックします

— 自動翻訳を有効にする:

今回ご紹介するんは、新しい Microsoft Edge のケースになります。ブラウザによって異なりますので、これ以外のブラウザをご利用の場合には、ご利用のブラウザに自動翻訳の拡張機能などが追加できないか?確認してみてください。

1) アドレスバーの脇にある、”翻訳オプションの表示” をクリックします
2) ”英語のページを翻訳しますか?” と表示されますので、”ターゲット言語” を日本語に変更し、”翻訳” をクリックします

【Wi-Fiの活用1】

さて前置きが長くなりましたが本題です。Microsoftの技術者が解説する Wi-Fi の活用術。まず一本目は、”自宅用のWi-Fiを設定および構成する方法(How to setup and configure Wi-Fi for home)”(Microsoft Translator による翻訳)です。

How to setup and configure Wi-Fi for home

マンションなどの集合住宅に住んでいるか?戸建てに住んでいるか?といった住居環境、宅内に無線ルーターを設置するにはどういった場所がいいのか?そんなことが説明されています。また無線ルーターをご利用いただく上でのセキュリティについても。
部屋の片隅にあったり、物陰に目立たないように設置していたりするケースは結構あるんですよね。そんな、何気ないことが、Wi-Fi環境を悪くしているということを改めてご理解いただけると思います。

【Wi-Fiの活用2】

2つ目は、具体的に Wi-Fi 接続が悪いのはどういった理由?ということで解説しています。”Wi-Fi 接続の問題は何ですか?(What’s wrong with my Wi-Fi connection?)”

What’s wrong with my Wi-Fi connection?

なぜWi-Fiが切断されたりするのか? 宅内に無線ルーターを設置するにあたって電子レンジなど障害になるもの、そしてその対処法について、基本的な事柄を紹介しています。

他にも、”Quick ways to fix common Wi-Fi connection issues” といった基本的な対処法を紹介しているブログなどもあったりしますので、こうした Windows の Wi-Fi Team から発信されている情報を、是非一度ご覧になってみてください。

<参照>

How to setup and configure Wi-Fi for home
What’s wrong with my Wi-Fi connection?
Quick ways to fix common Wi-Fi connection issues

Microsoft Home Use Program

Web 版の PowerPoint を使っていたら、画面右上のアカウントアイコンのところに吹き出しが出てきて、Microsoft 365 が 30%引きで利用できるなんて言う案内が表示されました。

何だろう? と思って進んでみると…

Microsoft 365 の Home Use Program の案内でした。

— Microsoft 365 Home Use Program とは

企業などで、Microsoft 365 をご利用の場合、社員の方がご自宅のPCでも活用できるように特別価格で提供されてるもので、市販されている “Microsoft 365 Personal” が、30%引きの料金で提供されるものです。

— どういった人が利用できるのか?

FAQにもありますが、有効な会社の電子メール アドレス、有効な Microsoft アカウントを保有していて、さらに所属する組織が条件を満たしていることが必要になります。
詳細は、”Microsoft 自宅使用プログラム (Home Use Program: HUP)” にある “よく寄せられる質問” などをご参照ください。
つまりは、表示されたからと言って誰でもOKなわけではないので、注意が必要です。

このHUPですが、”Microsoft 自宅使用プログラム (Home Use Program: HUP) についてよく寄せられる質問” によれば、定額請求で継続する限り同じ割引で利用続けられるようですし、また会社を退職しても、サブスクリプションとしての利用は問題ないようなので、利用できる方にとっては非常にお得なプログラムですね。

<参照>

Microsoft 自宅使用プログラム (Home Use Program: HUP)
Microsoft 自宅使用プログラム (Home Use Program: HUP) についてよく寄せられる質問

“プリンターで予期しない構成の問題が発生しました 0x8007007e” と表示されて印刷ができない

パソコンのツボ本館では取り上げましたが、ここ最近 国内外を問わず、MS コミュニティでも頻繁にこのエラーに対する相談が増えていること、さらには、本館の方もこのエラーでいらっしゃる方が多いため、こちらでもご紹介させていただくことにしました。

エラーの発生する要件はご利用の環境にもよりますが、以下の条件で発生することは確認済みです。なので今回の情報は、以下の要件を前提にご紹介いたします。

– 要件:
OS: Windows 10 Ver.1909 (18363.900) 64ビット版

ご利用環境によって、32ビット版/64ビット版の違いや、Ver.1903 や Ver.2004 など条件が変わるとこの後ご紹介する対処法もそのバージョンにあったフォルダよりデータをコピーしてくる必要がありますのでご注意ください。

【エラーの発生要件】

このエラーは、”PrintConfig.dll” というファイルが、
C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3
のところから、何らかの理由で削除されたり、あるいは同ファイル破損したりすることで発生するトラブルです。

【影響範囲】

Windows 10 の UWPアプリで印刷をしようとすると発生します。それ以外のアプリでは影響はありません。

【対処法】

Windows 10 Ver.1909 (18363.900) 64ビット版のケースでご紹介します。

C:¥Windows¥WinSxS¥amd64_dual_prnms003.inf_31bf3856ad364e35_10.0.18362.900_none_6c94accad3e2a977

と開いて、

Amd64” の中にある “PrintConfig.dll” を右クリックしてコピーします。

コピーしたこのファイルを、

C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3

と開いて、上記のフォルダに移動した後、右クリックして貼り付けを行います。

なお、この “PrintConfig.dll” をコピーする際、以下の様なダイアログが表示されますが、これはそのまま “続行” で進めてください。

またPC内を検索すると “PrintConfig.dll” というファイルはいろんなところにあるので検索などで探す場合いろいろ表示されてきます。
こうなるとどれをコピーしたらいいのか?わからなくなってしまいますが、仮に上記で確認したバージョンにあったフォルダ以外のものをコピーしても何も症状は改善されないだけで特別影響はないようです。逆に言えば、ご使用の環境にあった “PrintConfig.dll” ファイルをコピーすれば改善するので間違えた場合には、削除してもう一度試してみてください。

【検証法】

パソコンのツボ本館でも一応書きましたが、このエラーの検証法もご紹介します。

1) C:¥Windows¥System32¥spool¥drivers¥x64¥3 と開いて、ここにあるはずの、”PrintConfig.dll” というファイルを一旦デスクトップなどに移動します。

2) その後、”フォトアプリ” などで、写真を開いて、印刷をクリックします

これで今回ご紹介したエラーが発生します。

検証が終わったら、デスクトップなどに移動した、”PrintConfig.dll” ファイルを元の場所に戻しておきましょう。ドラッグして元に戻しておけば、また印刷が可能になります。このファイルを戻そうとすると、コピーするときと一緒で、管理者権限を要求されます。

このまま、”続行” をクリックすればコピーが完了します。

<参照>

“プリンターで予期しない構成の問題が発生しました 0x8007007e” と表示されて印刷ができない