月別アーカイブ: 2021年12月

年末年始などこうした詐欺が増えますのでくれぐれもご注意ください

インターネットを利用していたら、突然けたたましい警告音とともにPCがウィルスに感染したと表示されたり、すぐに電話するように電話番号が表示されたりする詐欺行為。

年末年始などはこうしたものが増えます。IPAでも以下にもあるように、その代表的なパターンを紹介しています。
グラフを見ると、12月は一番多いんですね。

そんなサイトに遭遇したら慌てずにタスクマネージャーなどで画面を終了してください。クリックしたり、電話したりしないようにご注意ください。

そうじゃなくてもあわただしい年の瀬。こんなくだらない詐欺に引っかからないようにくれぐれもご注意ください。

<参照>

偽のセキュリティ警告に表示された番号に電話をかけないで! ~ パソコンにおける最近の手口と対策を解説~/IPA

コンビニのマルチコピー機での年賀状印刷にはご注意を!

以前、コンビニのマルチコピー機での、PDFファイルについて、以下のような記事をご紹介させていただきました。

コンビニのマルチコピー機でPDFファイルが印刷できない

さて今回のちょっと気になったので、コンビニのマルチコピー機関連の話題を取り上げてみました。

【マルチコピー機で年賀状印刷】

年賀状シーズン真っ只中。このブログをご覧になっている方の中にも、今まさに真っ最中という方も多いかもしれませんね。私はまだもうちょっと先になりますが….

さてそんな年賀状。コンビニのマルチコピー機でも年賀状印刷が可能なことはご存知の方も多いことと思います。
この季節、コンビニのWebサイトでもコピー機を利用したプリントサービスについて紹介されていたりします。

上記は、セブンイレブンのマルチコピー機の例です。はがきが印刷できるのは、あとローソンのマルチコピー機で可能なようです。

— プリンターが故障!:

そんな時に、いざとなったらコンビニのコピー機でも年賀状はどうにかなる…と思っていらっしゃる方も多いことでしょうね。確かに、コンビニのマルチコピー機は、様々な印刷に対応しているし、印刷屋さんに出すまでもない枚数でも1枚単位でコピーできるので便利です。

— インクジェット紙は使えない:

でもここで注意が必要なのが年賀状の紙。もともと自宅のプリンターで印刷するつもりだったりすると、インクジェット紙を用意されている方も多いはず。でも、このインクジェット紙や、光沢はがきなどの特殊な用紙はコンビニのマルチコピー機では使用できません。

上記は、セブンイレブンの例ですが、しっかり “普通はがき” ってありますね。

— なぜインクジェットはがきはダメなのか?

一言で言ってしまえば、インクジェット紙という特殊コーティングしてある紙の場合、トナー方式のコピー機では、故障してしまう要因になるからなんですね。

インクジェット用紙の使用は可能でしょうか?/リコー
レーザー プリンターでインクジェット用官製はがきは使用できますか/コニカミノルタ

上記は、コピー機メーカーの一例ですが、会社などで使用されている業務用のコピー機も、コンビニのマルチコピー機も基本的には一緒です。
複合機の場合には、熱を利用してトナーを紙に定着させています。インクジェット紙にはインクが表面に定着しやすいようにコーティングされているので、このトナーを定着させるための熱によって、コートティングが溶けて、故障の要因となってしまうわけです。

コンビニ印刷はいざという時には便利ですが、年賀状の印刷の時には、インクジェットはがきは使用できないのでくれぐれもご注意ください。

<参照>

マルチコピー機でできること/セブンイレブン
マルチコピー機追加印刷/セブンイレブン
ご利用方法 『持ち込みはがきにプリントする』/netprint
ローソンのマルチコピー機

Microsoft 365 の新しいUIに関するブログ

ちょうど11月中旬に、Microsoft 365 の各アプリのUIが一新しました。パソコンのツボ本館の方でも何度か以下のようにご紹介させていただきました。

Microsoft 365 などに新しいUIの適用がスタート!
新しい UI の適用と、カスタマイズ

Microsoft 365 ユーザーには、”近日公開の機能” として、最新チャンネルへの配信がスタートしてたわけですが、突然UIがわかった時には、Microsoft コミュニティでもいろいろ質問も上がってましたが、さすがにここにきて、落ち着いてきました。
但し先日公開された TechCommunity ブログの中では、”Earlier this month we made the visual update available automatically for 50% of subscription users running Current Channel builds, and Microsoft Office Home & Student 2021, Microsoft Office Home & Business 2021, Microsoft Office Professional 2021, and Microsoft Office Personal 2021 users. Based on the feedback we have received from users so far, we wanted to share information to help you navigate the visual update.” とあるので、実際に提供されているのは、サブスクライバーだったとしてもまだ半分なんですね。ブログでは、Office 2021 を中心に紹介されていますが、実のところ、Excel 2016 や Excel 2019 などにも適用されているケースもあったりするようなので、どこまでこの新しいUIが適用されるものなのか?は今後気にしていきたいと思っています。

さてそんな新しいUIですが、本館のブログの中でもいくつかはご紹介していますが、今回のUIの変更に関する Microsoft ブログや、UIに関する考え方などをつづった Webページなどを整理してみました。

Behind the Design: Refreshing the Office Apps for Windows 11
Visual update in Office for Windows now available!/TechCommunity Blog
Visual refresh of Office apps for Windows/Office Insider Blogs
Visual update in Office for Windows now available in Current Channel (Preview)/Office Insider Blogs
Change the look and feel of Office
Fluent Design System

こうしてみていくと、公開にあたるまでに何度も何度もブログにて情報が上がっていたんですね。

年賀状作成ソフトと対応OS

年賀状シーズン真っ只中。週末なんかは、年賀状作成などに黙々と取り組んでいらっしゃる方も多いかと思います。

そんな時に皆さんが利用している年賀状作成ソフト。いざ使おうとしたら起動しない….何てよくあるトラブルの一つですね。年間を通じてもこの時期ぐらいしか利用されないアプリなので、普段起動することもあまりない。久しぶりに使おうとしたら、起動しなくなって慌てるケース…多々あるかと思います。

【対応OSの確認】

Windows や Mac といった OS に関係なくソフトウェアには対応しているOSの範囲があります。Windows や Mac の OS の Update が要因で起動しなくなることも多々起こりうるものです。
そこで、最低限先ずは現在ご利用のソフトウェアが、現在の OSで利用可能か?を確認する必要があります。

— 意外とシビアな対応状況:

Windows 向けには、筆ぐるめ、筆王、筆まめといった代表的なソフトを、また Mac 向けには宛名職人の対応状況を確認してみました。

具体的にいくつか見ていきましょう。

— 筆ぐるめの場合:

比較的多いのは、Windows 7/8.1 のころからご利用のPCで、Windows 10 にアップデートされているパターン。この場合だと、もともとが Windows 7/8.1 なわけですから、筆ぐるめも途中でアップデート版などを購入していないとバージョンが古いままだったりします。 Ver.19以前になると、そもそも Windows 10 はサポート対象外になります。
加えて、Windows 10 は、半年に一回更新されています。バージョンが一つ上がると対応できるソフトも変わってきます。
また更新プログラムの適用が必要になるケースもあります。

— 宛名職人の場合:

Mac 向けの代表的な年賀状作成ソフトでもある “宛名職人“。今年、macOS をアップグレードした…という方は対応バージョンを確認する必要があります。
いくつか実際に確認していますが、アプリのアイコンをダブルクリックしてもうんともすんとも言わず全く起動しないケースもあるようです。

Windows 向けでいえば、筆まめや筆王、宛名職人といった各アプリは比較的、Windows 10 という大きなくくりで対応の可否が分かれているようですが、”筆ぐるめ“は結構シビアですのでご注意ください。

<参照>

Windows 10 の動作保証/筆ぐるめ
筆王製品のOSへの対応状況について 【筆王】
Windows 対応情報/筆まめ、筆まめSelect、筆まめ顧客管理
宛名職人製品のOSへの対応状況について 【宛名職人】

「はがきデザインキット2022」で年賀状を作成する

年賀状シーズン真っ只中。年賀状にバタバタされている方も多いかもしれませんね。パソコンのツボ本館でも今年の ”はがきデザインキット2022” についてご紹介しましたが、別館ではテンプレートを使わないパターンでの作成方法をご紹介します。

今年の “はがきデザインキット2022” は、Web版とスマホ版のみ Part 1
今年の “はがきデザインキット2022” は、Web版とスマホ版のみ Part 2
今年の “はがきデザインキット2022” は、Web版とスマホ版のみ Part 3

基本的な使い方は、本館でご紹介している方法で問題ないわけですが、真っ白な紙に、好きなイラストや文字を配置してオリジナルのデザインを作成したい場合などちょっとわかりずらいところもありますので、オリジナル作品を作る上で便利な素材サイトも含めてご紹介いたします。

【テンプレートを使わないで作成する】

テンプレートは非常に便利ではありますが、題字があまり好みでなかったり、そこに入っている文章が今一つな感じだったりして、自分が作成する上で今一つ気に入ったものがないケースも多々あります。
そんな場合、白紙から題字やイラスト、文章を入れて作成…ということになるわけですが、現在のはがきデザインキットには、何もデザインされていない、いわゆる ”白紙” の類のものがありません。


さらに言えば、イラストの場合でも、背景を活かしてきれいにフチなしで印刷したい….それもできません。上記の画像にもあるように、イラストのみのテンプレートを選択すると、”普通紙で作る(フチあり)” しか選択できず、またテンプレートを選択して編集画面に入ると、イラストの追加はできず、さらに文面をちょっと変更する程度にとどまってしまいます。

— 白紙のテンプレートとして写真用のテンプレートを使用する:

フチなし印刷、そして好きなイラストや文字を利用して作成する場合には、”全面写真” のテンプレートを利用します。

すると上記にもあるように、全面写真の、縦・横用のテンプレートが表示されます。このテンプレートであれば、”写真用紙でつくる(フチなし)” が選択可能です。そしてクリックして進むと、写真の追加する画面になります。

— 素材はあらかじめ用意しておこう!:

ちょっと順番は逆になりましたが、実際の作業は上記までのような工程で進むわけですが、作成にあたって予め素材は別途用意する必要があります。インターネットで検索するといろいろなものがありますが、お勧めはプリンターメーカーの提供する素材。プリンターメーカー各社ともに、自社のプリンターを活用してもらおうと様々な素材を提供しています。今回ちょっと便利だな?と思ったのが、ブラザーのサイト。

年賀状特集 2022/ブラザー

年賀状以外にも、この季節にも利用できる クリスマスカードなどの素材も提供してくれているので、便利かもしれませんね。今回はこちらの素材を利用して、年賀状を作成してみます。

素材を選択して、ダウロードしておきます。保存先は指定していない場合、通常はダウンロードフォルダに保存されますので、保存したけど画像が見当たらない~という場合には、ダウンロードフォルダをご確認ください。

— いざ作成!:

さて順番が前後しましたが、ここからが作成作業になります。

全面写真のテンプレートで、今回は縦用のものを選択してみましたが、”ファイルを選択する” をクリックして、保存されている場所から画像をクリックし、開くとクリックすると画像が挿入されます。

挿入された画像の大きさや、位置を調整し、問題なければ →をクリックして進みます。

続いてメッセージの入力画面。”メッセージを新規追加する” をクリックすると入力枠が表示されます。簡単なメッセージや、デザイン面に自分の住所や名前などを入力する場合にはこちらで作業をします。そして完成したら、→をクリックして進みます。

最後は確認の画面。実際に印刷を郵便局に依頼する場合には、ここで表示される赤枠の部分には注意も必要かもしれませんが、ご自分で印刷する場合には特に問題ないので、そのまま “保存する” をクリックして終了です。

— 印刷する:

保存する” をクリックすると、テンプレートの選択画面に戻ります。先ほど保存したデータは、”マイデザイン” をクリックして呼び出します。

そして “自宅プリント” をクリックします。画面をスクロールして、”利用規約に同意する” をクリックすると、”PDFダウンロードに進む” がクリックできるようになります。

PDFダウンロード機能” のところでは、”デザイン面のPDFを生成する” をクリックすると、以下の画像の手順で、PDFファイルのダウンロードができるようになります。

この後印刷で注意したいのは、ダウンロードしたPDFファイルを印刷するわけなので、年賀状作成ソフトの様に自動的に用紙サイズをハガキにしてくれません。
印刷の際には、プリンターのプロパティなどから、用紙サイズをハガキに変更してご利用ください。

また自宅プリントではなくて、コンビニプリントなども選択できます。何らかの事情で、プリンターが利用できない場合にはコンビニ印刷も可能です。

はがきデザインキット2022” 上手に利用したいですね。

<参照>

はがきデザインキット 2022
年賀状特集 2022/ブラザー