月別アーカイブ: 2019年5月

Office の自動保存機能

ブログでも取り上げたことはありますが、Office 2016 以降、Word や Excel などの Office の各アプリには自動保存のボタンがついています。

さてこの自動保存の機能、すでにご存じの方も多いかと思いますが、OneDrive や Sharepoint といった Microsoft の クラウドサービスとの連携で成り立っている機能で、OneDrive 上などに保存されてるデータを開いたときのみ利用が可能になる機能です。

自動保存とは

この自動保存の機能、振り返るとかなり前のことになりますが、一番初めは、2017年7月27日にリリースされた Ver.1707(ビルド 8326.2058) の時から搭載され始めた機能でした。

リリースノート/月次チャンネル

当初搭載されたばかりの時には認知度も低く、各アプリを開いて新規作成画面を出しても、通常はオフの状態で、以前はよく、この自動保存がクリックできない…そんな相談も時々見受けられました。

自動保存のオン/オフボタンが押せない

上記のように本館でも取り上げさせていただきました。

【自動保存の機能も変わってきている】

さてこの自動保存の機能。実は少しずつ変わってきています。以前の状態は、以下のようにクリックもできない状態でした。

これが現在は、最初にご紹介したように、白く表示されるようになりました。

何が変わったのか?というと、手動で自動保存をオン/オフが切り替えることができるようになりました。これが、2019年3月4日に配信が開始された Ver.1902(ビルド11328.20146) からになります。リリースノートによれば…

自動保存がオンになっていない理由を確認する 自動保存がオフになっているときに自動保存トグルをクリックすると、吹き出しが表示されるようになりました。自動保存がオフになっている理由も示されます。 ドキュメントが OneDrive または SharePoint 上に存在しないという理由で自動保存ができない場合でも、1 つのボタンをクリックするだけでドキュメントを移動することができるようになります ”

とのことです。

自動保存をオンに変更すると、”自動保存を有効にする方法” というダイアログが表示され、そこに表示されている OneDrive をクリックすると自動的に、OneDriveへの保存がスタートします。
そして、OneDrive に保存された旨のメッセージがタイトルバーのところに表示されるようになります。

ちなみに Mac 版の Office でも同様で、手動で切り替えると、ご覧いただければお判りのように、OneDriveへの保存の画面がでてきます。

以前みたいに手動で切り替えられないものから、手動で切り替えれば OneDrive などへの保存を求められるようになるなど、既存の機能も少しずつ使いやすくなりつつあります。

<参照>

東京2020 オリンピック大会のチケットの予約

パソコンとはちょっと話がずれてきますが、ちょうど旬な話題でもありますので、パソコンがらみの部分もありますので、自分で実際にやってみた体験を整理してみました。

— チケット予約完了までの流れ:

チケット抽選予約までの大まかな流れとしては…

  1. ID登録
  2. チケットの予約&電話認証

という手続きを踏んでいきます。

1) ID登録:

指定のサイトからメールアドレスを登録すると、登録されたメールアドレスに本登録の通知、”[Tokyo 2020 ID]仮登録完了と本登録のお願い” が届きますので、リンクをクリックして本登録まで完了します。

2) チケットの予約&電話認証:

ここが、??万人待ちでつながらないと話題になっている部分です。チケットの予約が完了すると、今度は電話認証の画面に入りますが、こちらも、??万人待ちということもあります。

— チケット予約で盲点になりそうなこと:

ここからはPC側のお話も含めてご紹介します。

・広告ブロック機能の解除:

チケット予約サイトにアクセスしても、画面が出てこない… こんなこともありました。

実は、Internet Explorer で、追跡防止機能(Ad Block)を有効にしていると、予約サイトのポップアップ画面が表示できませんでした。

他のブラウザでも十分ありうるところですので、ブラウザの広告を含むポップアップブロック機能をご利用の場合には、一時的に無効にして行うほうが間違いはないようです。
Internet Explorer では、追跡防止機能でブロックされてましたが、これをそのサイトのみ解除すれば利用は可能でした。また、すべてのブラウザで試したわけではありませんが、Microsoft Edge や Firefox の場合には、特に支障なく利用できていました。

当然、ブラウザのアドオンとしてこうした機能を追加しているケースのほかにも、ウィルス対策ソフトの広告ブロック機能などでブロックされる可能性もありますので、表示されない場合には、機能を解除するなど、こうした点も確認してみてください。

・電話認証:

ID登録には、電話番号を登録します。この登録した電話番号が、いわゆるNTTの一般加入電話の電話番号をご利用になる場合で、IP電話などもご利用のケースは注意が必要です。

一応、東京2020の電話認証のページにも、注意書きにもありますが、ここを間違えると、いくら電話してもいわゆる話中と同じで、”ツー・ツー・ツー” となるだけで電話認証ができません。

— なぜつながらないのか?

通常IP電話の契約もあると、IP電話用の電話番号も別途あったりします。そうした場合、普通に発信すると、IP電話で発信されるため、仮に一般加入電話の番号で登録していると、番号が異なるため電話認証につながらないことになります。

さらに電話認証で表示された電話番号にかける場合、120秒(2分)という時間制限があります。それを超えると、繋がっても、時間がオーバーしたため認証にはいたりません。 実際にお話中で繋がらないケースもあるので、その場合には、一度キャンセルして、改めて電話認証するほうがよろしいかと思います。

さてどちらのケースであっても、つながらない場合、”ツー・ツー・ツー” というお話中のような感じになるので、”あぁ~お話中でだめだったか?” と単に混雑して繋がらないというように勘違いしがちです。でも実際には、一般加入電話として発信していない場合、認証自体に繋がってもいないケースもあるわけです。
つまり現状繋がらない理由が、どっちなのか?が判断がつきません。なので、確実に一般加入電話として発信する必要があるわけです。

— どうやって一般加入電話として発信するか?

ならどうやって電話をするか?ですが、以下のようになります。

0000 + 186 + 050-xxxx-xxxx

まず、一般加入電話として発信するために、”0000” をつけます。
続いて、発信電話番号通知をするために、”186” をつけます。
そして、この後に ” 050-*****-***** という表示された番号をプッシュします。

という手順を経て私もとりあえず抽選の予約が完了。

でも先日からスタートしたのは、あくまでも抽選の予約。購入できるか?どうかは、申し込み完了メールによれば、抽選結果がわかるのは 2019年6月20日 の予定とのこと。

予約が完了したところでは、まだ決済には行きませんので、チケットが当たったら、今度は決済っていうことになるようです。

新元号 “令和” への対応状況

すでに本館でも何度も取り上げているので、さらっとまとめてみました。

— Windows の対応状況:

Windows 7 SP1/Windows8.1/WIndows10 Ver,1803 以前は対応済み
また、Windows 10 Ver.1903(18885.1001)も対応済みです。

しかし、Windows 10 Ver.1809(October Update)と Windows 10 Ver.1903 (May Update)は非対応です。

— Office 製品:

Office 2010 以降であれば基本的にちゃんと更新プログラムをインストールしていれば対応します。ただし、Office が動作されている OS側が対応していないと、Office 上でも新元号表示はできません。

— macOS 関連:

macOS については、現時点では全く対応できていません。Mojave Ver.10.14.5 のベータ版では対応しているようなので、Ver.10.14.5 が提供されれば、macOS も対応するものと思われますが、それ以前の、High Sierra や Sierra については不明です。

— iOS 関連:

macOS 同様、iOS も現時点では対応していません。次に提供が予定されている iOS 12.3 のベータ版では対応しているようなので、次の更新では対応するかと思われます。それより古いものについては、不明です。

— Android 関連:

Android はそもそも、和暦表示する機能がありません。

なお、Office 製品については、本館の方で整理してみましたので、関連の記事も含めて、以下のリンクもご参照ください。

【2019/5/4更新】

Windows 10 Ver.1809 についても、以下のように本日より、更新プログラムの提供がスタートしております。

今回の更新プログラムについては自動でインストールされます。 前回配信されていた、Windows 10 Ver.1809 向けの新元号対応プログラム KB4501835 は結果的に自動では配信されませんでしたが、これにさらに修正が加わった KB4495667 が配信 今回配信されてきました

Windows 10 Ver.1809 向け更新プログラムの配信がスタート

こちらの更新プログラムの適用により、Windows 10 Ver.1809 も正式に新元号対応することになります。

<参照>

Office 製品の新元号対策
“令和1年” ではなくて、”令和元年” と表示したい