ブログでも取り上げたことはありますが、Office 2016 以降、Word や Excel などの Office の各アプリには自動保存のボタンがついています。

さてこの自動保存の機能、すでにご存じの方も多いかと思いますが、OneDrive や Sharepoint といった Microsoft の クラウドサービスとの連携で成り立っている機能で、OneDrive 上などに保存されてるデータを開いたときのみ利用が可能になる機能です。
この自動保存の機能、振り返るとかなり前のことになりますが、一番初めは、2017年7月27日にリリースされた Ver.1707(ビルド 8326.2058) の時から搭載され始めた機能でした。
当初搭載されたばかりの時には認知度も低く、各アプリを開いて新規作成画面を出しても、通常はオフの状態で、以前はよく、この自動保存がクリックできない…そんな相談も時々見受けられました。

上記のように本館でも取り上げさせていただきました。
【自動保存の機能も変わってきている】
さてこの自動保存の機能。実は少しずつ変わってきています。以前の状態は、以下のようにクリックもできない状態でした。

これが現在は、最初にご紹介したように、白く表示されるようになりました。

何が変わったのか?というと、手動で自動保存をオン/オフが切り替えることができるようになりました。これが、2019年3月4日に配信が開始された Ver.1902(ビルド11328.20146) からになります。リリースノートによれば…
” 自動保存がオンになっていない理由を確認する 自動保存がオフになっているときに自動保存トグルをクリックすると、吹き出しが表示されるようになりました。自動保存がオフになっている理由も示されます。 ドキュメントが OneDrive または SharePoint 上に存在しないという理由で自動保存ができない場合でも、1 つのボタンをクリックするだけでドキュメントを移動することができるようになります ”
とのことです。
自動保存をオンに変更すると、”自動保存を有効にする方法” というダイアログが表示され、そこに表示されている OneDrive をクリックすると自動的に、OneDriveへの保存がスタートします。
そして、OneDrive に保存された旨のメッセージがタイトルバーのところに表示されるようになります。
ちなみに Mac 版の Office でも同様で、手動で切り替えると、ご覧いただければお判りのように、OneDriveへの保存の画面がでてきます。
以前みたいに手動で切り替えられないものから、手動で切り替えれば OneDrive などへの保存を求められるようになるなど、既存の機能も少しずつ使いやすくなりつつあります。
<参照>