月別アーカイブ: 2022年5月

Radiko の Internet Explorer 11 と Windows 8.1 のサポートが終了!

パソコンのツボ本館でも本日取り上げましたが、「Radiko」の Internet Explorer 11 向けのサポートが、2022年5月31日をもって終了するとの発表がありました。

5月2日付のお知らせの中で告知されたもので、サービス環境の見直しに伴い同時に Windows 8.1 のサポートも終了するとの発表がありました。

現時点では、FAQ の動作環境のところにはまだ情報は反映されていませんが、おそらく6月1日以降は修正されるものと思われます。

Windows 8.1 についてはご存じのように、2023年1月10日までサポートは続いているわけですが、2022年6月15日とあとひと月を切った Windows 10 向けの Internet Explorer 11 のサポート終了に伴い、Windows 8.1 についても前倒しでサポート対象外になるようです。

ただしサポート対象外になったからと言ってすぐに動作しなくなるというわけではなく、今後サービスの機能改善や、新たなUIの導入、サービスの追加などに伴って、そうしたものが機能しなくなっても仕方ない状況になってしまいます。それに伴い、エラーなど動作しなくなると、それは対象外だから…ということになるんでしょうね。

<参照>

2022年5月2日 (月) Internet Explorer 11 および Windows8.1 サポート終了のお知らせ
2020年11月1日 (日) Windows / Macガジェットサポート終了について
Radiko が 2022年5月31日をもって Windows 8.1、Internet Explorer 11 のサポートを終了!/パソコンのツボ

ウイルスバスターから「お使いのバージョンはサポートが終了しました」と表示されて無料バージョンアップに進むもののバージョンアップできない

ある時期から Mac を起動すると ウイルスバスターから、「お使いのバージョンはサポートが終了しました」と表示されて、無料バージョンアップの案内が表示されたので、案内をクリックして、バージョンアップを試そうにも、再度無料バージョンアップの案内のページに戻ってしまいアップデートができないといった相談がありました。

このメッセージのみ見ていると、インストールされているウイルスバスターの更新ができていないのか?と思ってしまうわけですが、実は「利用環境」自体に問題があったようです。

【いまだに古い macOS を使うユーザーも多い】

macユーザーすべてがそういうわけでもありませんが、比較的古い物を大切に使用されている方も多いのも事実。Windows の場合には、サポート期限もはっきり謳っており、IPAをはじめ様々なセキュリティ対策を推奨する会社などから、期限切れのOSにはセキュリティリスクが伴うのでバージョンアップや、PCの買い替えをと、薦められるケース多い。これ対し、Apple の macOS の場合には、サポート終了を明確にしていない分、動けばまだ大丈夫と思って使っている人も多い。

でもサポート期限切れの OS のセキュリティリスクは、Windows だろうと、Mac だろうと一緒です。

例えば上記の画像は、昨日配信されてきた macOS の更新プログラム。もちろん現在サポートされている Big Sur 向けの Ver.11.6.6 の修正プログラムです。悪意のあるアプリケーションにより root 権限を乗っ取られる不具合や、悪意のあるイメージを処理することで任意のコードが実行されるといった不具合などに対するかなりの数の修正が入っています。今回は特に多いです。

そんな状況ですから、サポートが終了して修正プログラムの修正がストップしたら実質サポートが終了したという形で使用していかないといけない macOS については、アップデートが来ないけど、動くなら問題ないと言って、インターネットにつないで使い続けること自体に問題があるわけです。

【macOS 上で動作するアプリにもサポート期限がある】

実際にその OS 上で動作するアプリの場合にもやはりサポート期限があります。

当然ながら、Apple が更新プログラムを提供しなくなった macOS 向けには、きちんとした会社であればなおさらそうした製品に対しての製品の提供をしなくなります。

今回拝見した例は、macOS 10.13 High Sierra を利用中だったので、2021/12/31 でサポートが終了していたわけです。使用中の mac 自体は、確認し所、macOS 10.15 Catalina までは更新できるので当然更新すれば、引き続きウイルスバスターは利用できるわけですが、もう一つ macOS には問題があります。

–macOS10.15 以降は、64ビットアプリしか動作しない:

macOS10.15 からは、ご存じのように 64ビットアプリしか動作しないように仕様が変更されました。32ビットアプリは、自動的に削除されたり、あるいは使用できなくなってしまいます。32ビットアプリが動作する最後の macOS は、Ver.10.14 Mojave まで。
でも Ver.10.14 だと、今回のウイルスバスターは利用できないわけですね。

今回拝見したPCを見ると、やはりサポートが終了したとはいえ、Office 2011 をまだ使用中だったりしてたので、Catalina にアップグレードすると、Office 製品は削除されてしまいます。
Office 製品は、Office 2016 まではじめぐらいまでは、32ビット版しかなかったので、当然 Office 2011 は、Catalina上では動作しませんから、OSをアップグレードするということは、Office 製品も買いなおさないといけなくなります。Mac 向け Office 製品の 64ビット版は、Office 2016 の途中から始まっていて、当然ながら現在は64ビット版しかありません。

Office 製品に限ったことではありませんが、OSをアップグレードできたとしても、アップグレードするにあたってはそうした他に利用中のアプリの状況もよくよく考えないといけないわけです。

今回のケースでは、mac 自体も古いので mac自体の買い替えを検討するということでしたが、mac のようにこのハードはこのバージョンまでしか更新できないとバッサリ切ってしまうようなところの場合には、その辺もしっかり理解して使用していく必要があります。

<参照>

製品のサポート終了案内 (個人向け製品)
ウイルスバスター for Mac 1年1台版 の動作環境
macOS Big Sur 11.6.6のセキュリティコンテンツについて

Zoom の有料化

ここ数年続くコロナ禍。このコロナ禍の渦中、おそらく一番急伸した IT 分野といえば、Meeting アプリでしょう。
もちろん、Skype などの Meeting アプリは以前からありましたが、利用している人、さらには利用している企業も比較的ごく一部に限られていましたが、コロナ禍とともに、在宅ワークや、オンライン授業などの流れが一気に加速。

この中で大躍進したのが、まざに 「ZOOM」といっても過言じゃないでしょう。
さてそんな “ZOOM” ですが、ちょうど先週まで続いたGWの真っ只中の5月2日より、アプリの一部 有料化がスタートしました。

2022 年 5 月 2 日 – 無料アカウントでのミーティングの時間制限の変更” の中の “よくあるご質問(FAQ)” や “プランを選択” の中の “プランを選択” の画面にもあるように、無料のプランがなくなった?という意味ではなく、あくまでも今まで無料で利用できていた機能が、有料プランでないと利用できなくなった…という内容になります。

— 40分以上のミーティングが有料に:

無料プランでも、従来から、40分という時間制限はありました。ただしこれまでは、3名以上のミーティングでは、無料プランだと結構シビアに時間が来ると “バシッ” と終了してしまうのですが、1 対 1 のミーティングについては、これまでは比較的シビアに制限はされてきていなかったようです。

個人でお仕事をされている方などさほど多くの方と打ち合わせをする必要のない人にとっては、”パーソナルミーティング” の “ベーシックプラン(基本プラン)” で事足りていた方も多いようです。

そんな中での 5月2日からの有料化の話で、急遽どうするのか?を迫られている方が結構いらっしゃったりしてます。
今回、プラン内容をみると、一番安いコースで

  • 参加者最大100名をホストできる
  • 大規模ミーティングアドオンで最大1000名に増加も可能
  • 1Gb分のクラウド録画機能 などなど

それなりに本当に Zoom Meeting を活用している人にとっては魅力的な内容なのかもしれませんが、1 対 1 のミーティングの40分制限がネックになってプラン変更をせざるを得ない人にとって見れば、100名規模なんて必要ないし、クラウドストーレッジだっていらない。ただ40分以上つながっていたいだけなので、プロプランの 2,000円/月の対価にしり込みされている方もいらっしゃるようです。

とりあえず現在はちょうどこの有料化に伴い、Zoomでもキャンペーンを展開していて、いくばくか?割引価格も提示されているようです。

でも無料のプランって、Zoomに限らず往々にして、こうして制限がかかってくるようになるのは仕方ないことなんでしょうね。「無料」なわけですから…

【その他のミーティングアプリ】

別に有料化されるなら、別のアプリに乗り換えればいいわけですが、取引先が利用していないとか、使い勝手がわからないとか、他のアプリに乗り換えられない理由は様々なんでしょうね。
しかし、こういったタイミングで、他のアプリの良さを見直してみるというのも一つです。ということで、Skypeなどについて確認してみました。

–Skype:
言わずと知れた 「Skype」はまさに Meeting アプリの先駆けともいえる製品です。

Windows 10 以降には、Windows の OS 標準アプリとして搭載もされていますし、Skype の機能を利用した「今すぐ会議」という自分専用の無料の会議室は、相手の方が Skype を利用していなくてもブラウザのみで参加もできたりします。
そしてPCやタブレット、スマホなどの端末同士であれば、無料から利用できます。
1対1のミーティングであれば、十分 Skype も選択肢としてはありですよね。

Zoom みたいに 40分と短いわけではありませんが、もちろん Skype の場合にも、ビデオ通話には制限があります。詳細は、”Skype の 公正使用ポリシー” などもご参照ください。

–Microsoft Teams:
もう一つの Microsoft のミーティングアプリといえば 「Microsoft Teams」でしょう。

Skype よりビジネス的なイメージが強いアプリですが、もちろんこれも一般ユーザーの方が無料でも利用可能です。無料の Microsoft アカウントさえあれば利用できるので、Word や Excel などの Office 製品は、必ず Microsoft アカウントとの紐づけが必要になるのでこうしたものがプレインストールされているPCの場合にはすでに利用可能な環境が整っていることになります。

–Google Meet:
Google が提供しているのが、「Google Meet」というアプリになります。

これにも有料プラン・無料プランがあります。詳細は「Google Meet」をご確認ください。

–その他:
これらのアプリの他にも、「Webex」や、LINE、Messenger など様々なアプリがあったりします。

こうした機会に、Zoom にこだわることなく、他のアプリについても検討してみてもいいのかもしれませんね。

<参照>

2022 年 5 月 2 日 – 無料アカウントでのミーティングの時間制限の変更
プランを選択
Skype の 公正使用ポリシー
Microsoft Teams
Google Meet
Webex

iPad でサポート詐欺のページが表示された

パソコンのツボ本館でも、この別館でもちょくちょく取り上げることがある「サポート詐欺」。ちょうどGW中ともあって、結構いろんなところで被害が出ているようです。こうした時期には増えてきますね。

上記にもあるように、警察や消費者庁、Microsoft などが注意するように情報は発信していても減ることは決してありません。

【タブレットやスマホも例外じゃない】

さてこうしたWebサイトを利用して表示されるサポート詐欺は、その対処法を見るとほとんどの場合PCでの対処法だったりします。しかし、決してスマホやタブレットなどは大丈夫。Windows じゃないから大丈夫…. というわけではありません。

スマホやタブレットでも同様にウィルスに感染したとか、サポートに電話しろとか、さらには電源を切ったらデータが失われる可能性があるから電源を切るなだとかいったことを、音声やポップアップ画像によって表示させたりします。例外じゃありません。

ということで今回は、iPad や iPhone を例にその対処法を見ていきます。

— まずは画面を閉じること:

結構この画面が出てきたりすると、次々にポップアップ画面が表示されたり、音声でいろいろ危ないことを言ってきたりと、アプリ自体が終了できないことが多いのですが、まずはアプリ(ブラウザ)が終了できるか?試してみます。
決してポップアップで表示された “次へ“、”キャンセル“、”閉じる” といった ポップアップ表示された画面内のボタンは押してはいけません。”キャンセル” や、”閉じる” で終了することもできるケースもあるかもしれませんが、逆にこれを押したことでさらなるポップアップ画面が表示されたり、何かがインストールされてしまったりするケースもありますので、アプリ自体を強制終了するようにしましょう。

仮に、アプリの強制終了がもしできなければ、次の方法としては、端末自体を強制終了させるしかなくなってきます。

iPhone を再起動する
iPad を再起動する

方法は機種によっても異なるので詳細は上記のサイトなどをご参照ください。

–閲覧履歴は削除すること:

さて強制終了し、さらにはアプリもいったん終了したことで再起動後に表示されなくなった…. でもこれで安心してはいけません。
なぜなら、閲覧履歴に情報が残っているからです。ここに情報が残っていることでまた表示されることがあります。

iPhone、iPad、iPod touch で Safari から閲覧履歴と Cookie を消去す

上記の画像は、Safari の例ですが、閲覧履歴もきちんと削除しておくことをお勧めいたします。Google Chrome などほかのブラウザをご利用の場合には、キャッシュの削除方法も確認しておくことをお勧めいたします。

楽しいはずの GW が一瞬にしてガッカリ…なことにならないように、くれぐれもご注意ください。

<参照>

マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
テクニカル サポート詐欺から身を守る
ウイルス感染の警告とサポートへの電話番号が表示された/警視庁
サポート詐欺とは|仕組みや偽警告の消し方を解説/Nifty
「Microsoft」のロゴを用いて信用させ、パソコンのセキュリティ対策のサポート料などと称して多額の金銭を支払わせる事業者に関する注意喚起/消費者庁
iPad で App を終了する方法
iPhone や iPod touch で App を終了する方法
iPhone を再起動する
iPad を再起動する
iPhone、iPad、iPod touch で Safari から閲覧履歴と Cookie を消去する