月別アーカイブ: 2017年6月

Update と既知の問題、そして回避策

毎月日本時間で言うと第一水曜日、第二水曜日にそれぞれWindowsやOffice製品の定例のUpdateが実施されます。

このUpdate。問題なければそれに越したことはありませんが、必ずしもそうなるとも限らず、何かしら既知の問題を抱えていたりするケースがあります。

そうしたUpdateに伴う Office 製品の既知の問題をどこで確認したらいいのか?そして何かしら回避策などが紹介されているのか?

そんなサイトが以下のところになります。

Office の問題に関する修正プログラムと解決策

 

上記サイトには、Windows版、Mac版などの、Officeの各製品のUpdateなどに伴う既知の問題や回避策、今後の対応などについて紹介されています。

ちょうど、パソコンのツボ本館の方でも今回取り上げたOutlookに関する既知の問題や、その回避策、現在の状況などもこちらのサイト経由で確認することができます。

Update以降、あれができなくなった、エラーが表示されるようになった…などなど既に報告され、Microsoft側でも対応中だったり、すでに回避策が提示されているケースも多々あるかと思いますので、その場合には一度本サイトを参考にしてみてください。

また同サイトでは、Outlook.com や OneDrive といったサービスについての問題についても提示されています。

 

【参照】

Office の問題に関する修正プログラムと解決策

 

 

ストアアプリの更新と、Updateの手動更新

通常、Windows Updateのように、OS や Office 製品の Update は自動で更新されていきます。PCを再起動したり、シャットダウンしたタイミングで、”電源を切らないでください“ と言ったメッセージが表示されて、”あっ、アップデートがあったんだ?” と改めて気がつかされることもあるかもしれません。

さてそうした Update ですが、更新プログラムの適用によって不具合や新たな問題が発生したりすることも避けられないことです。
そして内容によっては、その修正プログラムが再度 Update と言う形で配信されることがありますが、自動で Update されるのを待っていてもなかなか適用されないことがあります。

そんなときに必要なのが手動による更新です。

Windows 10の場合、Windows Update については、
スタート>設定>更新とセキュリティ
から行っていきます。
Office 2016などの製品については、
アプリを起動して、ファイル>アカウント>更新オプション
と開いて行います。

では、ストアアプリはどうなのか?

今回はストアアプリの更新についてご紹介します。

 

— 更新の確認は、ストアアプリの起動から

まず更新の確認は、ストアアプリを起動することから始まります。スタートボタンから、ストア をクリックして起動します。

 

— 更新のスタート

アプリを起動すると、ご覧のように更新プログラムがある時には、その数と下向きの矢印が表示されます。

 

この部分をクリックするとダウンロード&インストールが開始されます。

 

後は完了まで待つだけ。

既存の状態で何かしらプログラムの動作がおかしい時には、まずは更新プログラムがないか?確認してみるもの一つの方法です。

なお更新された内容は、ストアアプリを起動してアカウントのアイコンをクリックし、”ダウンロードと更新” をクリックすると、最近の更新内容や更新後のバージョンなどの情報が表示されます。

 

— ストアアプリの自動更新

基本的には自動更新になっているはずですが、どこでそれを確認したらいいのか?

ストアアプリを開いて、自分のアカウントのアイコンをクリックして、設定 をクリックして移動します。

 

アプリの自動更新がオンになっているか?どうかはこちらで確認が可能です。

デフォルトではオンのはずですが、気になる方は一度確認してみてください。

 

ストアアプリの動きが怪しいぞ?と思ったら、入れなおした方がいい

Windows 10 のストアアプリ。

これまでにも、Anniversary UpdateCreators Update があって、さらにこの秋には、Fall Creators Update が予定されています。

Windows 10 に間もなく追加される機能

まだうちのPCにも、Creators Update さえ落ちてきていないので、Fall Creators Update のことを見てもピンときませんが、こうして新しくなった際、あるいは使っているうちに、何らかの理由でプログラムの動きが怪しくなることがあります。

Microsoft Edge の動きがおかしい(新しタブをクリックしてもタブができないなど)、フォトなどのアプリが何らかのエラーが出て、あるいはエラーも表示されず起動できずに終了してしまうなど様々なケースがあるかと思います。

そんな場合には、そうしたストアプリを削除して入れなおすことになります。

ただしストアアプリと呼ばれる、Windows 10 標準搭載ストアアプリの場合には、プログラムのアンインストールでは削除ができません

慣れない方にとってはちょっと敷居が高いのですが、”Windows Power Shell” というプログラムを ”管理者として実行 して行う必要があります。

今回はこの操作についてご紹介します。

 

— Windows Power Shell を管理者として起動する

1) スタートボタンの脇にある “ここに入力して検索“ のところに、”powershell” と入力すると、PowerShellのプログラムの検索結果が表示されますので、右クリックして、”管理者として実行“ を左でクリックして開きます

2) ”このアプリがデバイスへの変更を許可しますか?” と聞いてきますので、”はい” をクリックして進みます

3) Windows PowerShell が起動しました

 

— コマンドを入力

さてここからが本番です。コマンドを入力となると結構大変です。以下のMicrosoft コミュニティのWiki記事の中で、各アプリの削除用コマンドが表示されていますので、それをコピーして、Windows PowerShell の画面に貼り付けるだけで OK です。

コマンドの一覧

貼り付けるだけで OK と聞けば多少気持ちも軽くなるかもしれませんね。

 

1) まず、コマンドの一覧から該当のプログラムの、”削除用 PowerShell コマンド” をドラッグしてコピーします(以下は、メールアプリの場合の例)

2) 続いてPowerShell の画面に右クリックなどで、貼り付けます。あとは、Enterを押して、削除が終わるまで待ちます

3) 削除が終わったらいったん、PCを再起動。

4) 再起動後、ストアアプリを開いて、削除したアプリと同じ名前を検索して表示し、購入をクリックしてインストールを開始します

 

インストールが完了すれば終了。これで再度アプリを起動して動作を確認します。

Microsoft Edge もこうしたストアアプリと一緒ではありますが、実はちょっと面倒な部分もあります。事前にサービスを停止したり、フォルダを削除したりしたのち、PowerShellで削除する。

この Microsoft Edge の再インストールについては、 パソコンのツボ(本館) の方で紹介していますので、そちらの記事を参考にしてみてください。Microsoftコミュニティにも Wiki 記事として紹介されているものもありますので、併せてご参照ください。

Microsoft Edge を再インストールする/パソコンのツボ

 

 

【参照】

Windows 10 に搭載されているアプリを再インストールする方法/Microsoftコミュニティ

Microsoft Edge の起動に失敗した場合の復旧方法

Microsoft Edge を再インストールする/パソコンのツボ

 

6月15日と迫った App用パスワードの利用開始

Apple から、以下のようなお知らせが届いている方も多いかと思います。

もし見たことないよ?という場合には必ずご確認ください。

上記の文面にもあるように、2017年6月15日から、Apple 製品以外のメールクライアント(メールソフト)から、iCloud.com のメールアカウントにアクセスする際には、別途パスワードを設定する必要があります

そこで必要になるのが、App用パスワード です。

 

— 対象となるメールアドレス

現在提供されている ~@icloud.com はもとより、

~@me.com

~@mac.com

といったメールアカウントも一緒です。

これまでであれば、Apple ID パスワードで、メールの設定もできていたかもしれませんが、Apple 製品以外のメールソフトにおいては、今後は利用できなくなります。

詳細は、”iCloud:@icloud.com、@me.com、および @mac.com メールアドレスについて“ にありますが、いつアカウントを取得されたかによって、~@me.com~@mac.com といったアカウントをご利用いただけたかが変わります。現在は、~@icloud.com のみになります。

 

— 対象となるメールソフト

・Microsoft Outlook
・Mozilla Thunderbird など

Apple 製ではないメールクライアントをご利用の場合にはすべてが対象です。

 

— 対象となるサービス

メール連絡先カレンダーから、iCloud にアクセスする際に制限がかかってログインできなくなります。App用パスワードによる設定変更が必要になります。

 

— 2ファクタ認証を有効にする

今回の、App用パスワード の設定については、その前に、”2ファクタ認証” を有効にする必要があります。
これまで  “2ファクタ認証を利用されたことがなかった場合には、Apple 製品を利用して、これを有効にすることから行う必要があります。

その手続きについては、Apple ID の画面にサインインして、セキュリティのところからも確認できます。

Apple ID ログイン画面

セキュリティのところに、該当項目がありますが、2ファクタ認証が有効(オン)になっていれば、”App用パスワード”  のところから、”パスワードを生成…” をクリックして行います。

2ファクタ認証が有効になっていない場合には、ご使用のAppleの端末を利用して2ファクタ認証を有効にしてから行う必要があります。

 

詳細は、”Outlookで、~@icloud.comのメールアドレスを利用する場合にはパスワードの再設定が必要(パソコンのツボ本館)” を参考にしてください。

 

明後日と迫っています。ご注意ください。

 

【参照】

Outlookで、~@icloud.comのメールアドレスを利用する場合にはパスワードの再設定が必要

iCloud:@icloud.com、@me.com、および @mac.com メールアドレスについて

iCloud メールクライアント向けのメールサーバ設定

 

OneDrive、新しい iOS 11 への対応を表明

先日開催された WWDC2017 で発表された iOS 11。

6/5(米国時間)には、Office Blogs にて、OneDrive Team が、さっそく IOS 11 への対応をアナウンスしていました。

 

詳細はともかくとしても、そうした素早い対応表明は、利用者にとっても非常にありがたいものですね。

今後、iOS 11 が正式にリリースされることになるまでにはさらなる詳細がアナウンスされる予定です。

 

ところで、先日開催された WWDC2017 ですが、このストリーミング映像は、Apple のサイトで公開されています。

WWDC 2017 Videos

ただしこのストリーミング映像は、Internet Explorerや、FirefoxGoogle ChromeOpera といったブラウザではご覧になれません。

Mac であれば、SafariWindows 10 であれば、Micorosoft Edge でご覧になれます。

ご興味のある方は、Microsoft Edge をご利用いただいてアクセスしてみてください。

 

【参照】

Announcing OneDrive support for the Files app in iOS 11/Office Blogs

 

 

同じファイル名にして、さらに連番を付ける Windowsの小技!

複数のファイルを選択して、F2キーを押してからファイル名を変更する。

これだけで、同じファイル名で、連番付きのファイル名に一気に変更できます。

こんなばらばらのフォルダ名が、


こうなります。

これ以外にも様々なテクニックが、小技から大技までいっぱい。
ぜひ一度ご覧になってみてください。

 

【手順】

1) リネームしたいファイルやフォルダを選択します

2) 続いて、F2キーを押して、ファイル名の変更にうつります

3) 1つ目に部分でファイル名を変更して、最後にエンター

上記のように、これですべてのファイル名が同じで連番がつくようになりました。

これ以外にも、Twitter の Windows_Japan のアカウントでは様々なテクニックが満載。
ぜひご覧ください。

 

【参照】

【複数ファイルをまとめてリネーム+連番付け】/Windows_Japan(Twitter)

#Windows技/Windows_Japan(Twitter)

 

Windows (OS) と Office の組み合わせ

今年の春、Windows Vistaのサポートが終了しました。

他にも、今年の1月、Windows Live製品のサポート・提供も終了しました。

そして、この後、今年は、Office 2007 と、Office for Mac 2011 が、10月10日にサポートが終了します。

サポートが終了した製品を使い続けることのリスクは、先日のランサムウェアの騒ぎでもお分かりいただけたと思います。

不具合が見つかっても修正プログラムが提供されません。通常 マイクロソフトの製品は、製品発売後、 5 年間のメインストリーム サポートと、 5 年間の延長サポートが最低限提供されます。この辺りは、Appleの製品のようにサポート期限が明確になっていないものと比べれば利用者にとっては非常にわかりやすい部分です。

さてそんな中。では現在提供されている、Office 製品はどの OS (Windows)をサポートしているのか?

Office Support Team Blog JAPANのブログで紹介されていましたので取り上げてみました。

先ほども触れましたが、近いところでは次は、Office 2007 (Windows 版)と、Office for Mac 2011のサポート期限があと4か月を切りました。

“2017 年にサポートが終了する製品” のサイトでも紹介されていますが、家庭向けの製品以外の法人向けの製品でも、かなりの数の製品がサポート終了を迎えます。

当然法人の皆様はすでに、次への対応を準備されているかと思いますが、一般のユーザーの皆様においても、ぼちぼち乗り換えの準備を検討する必要がありそうですね。

 

【参照】

Windows と Office のバージョンによる組み合わせについて/Office Support Team Blog JAPAN

ご存知ですか? OS にはサポート期限があります!

2017 年にサポートが終了する製品

 

Windows 8.1/10 を完全シャットダウンする

Windows 8 以降、高速スタートアップの機能が有効になったため、これが要因でうまく動作しない時には、”完全シャットダウン” が必要になる場面が多くなってきました。

でもこの完全シャットダウンの方法、いくつぐらいご存知ですか?

1) Shift キーを押しながら、シャットダウン(ショートカット)をクリックする
2) 設定アプリを開いて、システム>電源とスリープ>電源の追加設定>電源ボタンの動作の選択>現在利用可能ではない設定を変更します とクリックして、”シャットダウン設定“ のところの、”高速スタートアップを有効にする“ をオフにする

20170608-1

3) 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、 ”shutdown /s /f /t 0“ と入力しシャットダウンさせる

などやり方はいろいろあるわけですが、どうもどこを見ても、普通にPCを再起動すれば、完全シャットダウン+コールドブート の効果があることに触れているところが非常に少ないです。

あまり知られていないということもあって、信じられていない?ということもあるのかもしれませんが、ちゃんと Microsoft の技術者向けのブログでも、また、Microsoftの正式アカウントのツイッターなどでも、このことにはちゃんと触れているんですね。

Building Windows 8のエンジニアリングチームのブログの中では、

もちろん、完全なシャットダウンが必要な場面はあります。たとえばマシンを開けてハードウェアの追加や変更を行う場合がそうです。UI 上でも Windows 7 方式のシャットダウン/コールド ブート動作に戻すオプションは提供されますが、あまり頻繁に行うことではないと思いますので、shutdown.exe で新しい /full スイッチを使用するという手もあります。コマンド プロンプトで shutdown /s /full / t 0 を実行すれば、即座に完全なシャットダウンを行うことができます。また、UI から再起動を選択すれば、完全なシャットダウンの上でコールド ブートが行われます

と説明されています。

また、Twitterの公式アカウントでも、

20170608-2

とあるように、豆知識として公開されています。

もちろん、再起動の場合、完全シャットダウンしてコールドブートするわけですから、完全シャットダウンしてからちょっと時間を置きたいという場合には適さないので、従来通りの方法でも構わないのですが、

・Windows 10 などで、スタートボタンをクリックしても応答がない
・タスクバーのアイコンをクリックしても反応しない
・今まで正常に動作していたデバイスが認識されない

など一時的なトラブルであれば、まずは、再起動 をお試しいただくことをお勧めいたします。

実際に、サポートの現場にいて、単なるPCの再起動ではありますが、上記のような事例以外にも

・Windows Liveメールが動作しない(メモリ不足、ハードディスクの空き容量が足らないといったエラーメッセージが表示されるケース)
・Office 2016 から突然ライセンス認証を求められるようになった

こういったケースでも改善されたことがありました。あげればきりがありませんね。

最近では、やっとPCメーカーのサポート情報の中でも取り上げられるようになりましたが、まだまだあまり知られてない部分なのは悲しいですね…

Windows 8.1 や Windows 10 でいう再起動は、Windows 7 までの再起動とはちょっと意味が違うんだ… そんなことをぜひ覚えておいてください。

そして何かいつもと違っておかしいな?と思ったら、まずはPCを “再起動” してみてください。

 

【参照】

Windows 8 でお届けする高速な起動/Building Windows 8

【「シャットダウン→起動」 と 「再起動」 の違い】/Windows_Japan(Twitter)

 

気になる新しい mac OS 10.13 High Sierra の動作環境

昨日は、Office製品の互換性について取り上げましたが、今回は、mac OS 10.13 High Sierra の動作環境についてもご紹介しておきます。

WWDC2017のkeynoteでは、この辺りも触れていました。

 

 

keynote の中で紹介されていた画面ですが、上記にもある通り、基本的には、mac OS 10.12 Sierra 一緒のようです。

MacBook:Late 2009以降
MacBook Air:Mid 2010以降
Macbook Pro:Late 2010以降
iMac:Late 2009以降
Mac mini:Mid 2010以降
Mac Pro:Mid 2010以降

この秋には、Windows 10 についても、Redstone 3 (Fall Creators Update)が予定されています。

Windows にしても、mac にしても新しいものには、どんな機能が追加されるんだろう? どんな未来を見せてくれるんだろう?と期待も高まりますね。

この秋は忙しくなりそうです。

 

【参照】

Windows 10 Fall Creators Update

mac OS 10.13 High Sierra

mac OS 10.13 High Sierra と Office の互換性

米国時間で言えば昨日、6月5日(日本時間 6月6日)、WWDC2017において、この秋に公開される予定の、新しい  “mac OS High Sierra 10.13” が発表されました。

 

Apple Developerサイトでは、開発者登録されているユーザの方向けにベータ版の提供も開始され、また6月後半には、パブリックベータ版の一般公開も予定されており、現在登録も受け付けています。

近日開始 iOS、macOS、および tvOS パブリックベータ/Apple Beta Software Program

さて、この新しい mac OS。現在、提供されている Office 製品との互換性はどうなるのか?

Microsoftからも、早々に情報が公開されました。

現在サポートされている Office 製品は、Office for Mac 2011 と Office 2016 for Mac の2製品になります。

20170606-0

Microsoftのサポートページによれば、

Office 2016 for Mac
15.35 and later
Word、Excel、PowerPoint、OneNote ともに現時点での動作の確認はとれているようです。ただしすべての機能が確認できているわけではないため、一部の機能が動作しないとか、起動しても動作が不安定で予期しないエラーで終了してしまうということは十分ありうるようで、Microsoftでも、試す場合にはちゃんとバックアップを取った上で試すようアナウンスしています。

15.34 and earlier
現在、Current Channel で提供されているのが、ver.15.34 になるわけですが、このバージョンにおいては、動作しないアプリがあるようです。サポートサイトでは、Outlookを起動しようとして、「You can’t use this version fo the application “Microsoft Outlook” with this version of mac OS.」 というエラーが表示されて起動できない例が紹介されています。

Office for Mac 2011:
こちらは、Microsoft Office for Mac 2011(製品のライフサイクル) にもありますが、2017年10月10日にサポートが終了するため、最初からサポート対象にはなっておりません。

 

現在、mac OS 向けに提供されている Office 2016 for Mac の更新状況 は以下の通りです。

1) Current Channel:     Version 15.34.0 (Build 17051500)
2) Office Insider Slow: Version 15.35.0 (Build 17060300)
3) Office Insider Fast:  Version 15.36.0 (build 17053000)

* なお、リリースノートによれば、Volume license 版は 15.29.0 (161209) となっています。

つまり、仮に mac OS High Sierra 10.13 上で、Office 2016 for Mac を試すのであれば、現時点では、Office Insider に参加登録して、Insider バージョンを導入する必要があります。
一般向けに、パブリックベータ版の提供が開始される段階で、Office 2016 のバージョンがどこまで上がっていくか?にもよりますが、場合によっては、Office Insider への登録(無料)も必要になるかもしれません。

6月後半には、mac OS 10.13 Hight Sierra のパブリックベータ版の提供が開始される予定です。もちろんベータ版として提供されている間は、Microsoftでも正式にはサポートはしていませんので、ご注意ください。

 

 

【参照】

Microsoft Office support for macOS 10.13 High Sierra

Microsoft Office for Mac 2011/製品のライフサイクル

Office 2016 for Mac のリリース ノート

Office 2016 for Mac の更新履歴

Version and build numbers of update channel releases