月別アーカイブ: 2022年3月

Microsoft 365 Personal の自動継続の有効・無効

本日たまたま Microsoft サポートのツイートを見ていたら、こんな話題がツィートされていたのでご紹介させていただきます。

Microsoft 365 Personal をご利用の方も多いかとお思いますが、うっかり自動継続が有効のままで、継続する意思はなかったのに請求が来てびっくりした… といった相談は、Microsoft コミュニティを覗いていても時々見かけるもの。そんな時にはこのツィートの中で紹介しているリンク先を参照して、自動継続の有効・無効を切り替えます。

ちょうど今月いっぱいまで、Microsoft 365 Personal はキャッシュバックキャンペーンなんてやっていますが、私の場合にはそうしたお安い時に、さらに割引率の高い Amazon で購入して更新しているので、当然ながらこうした自動更新は無効にしてあります。

そういった使い方をするのであれば、まずは一度、現在どうなっているのか? 確認しておくことをお勧めいたします。

ちなみに、mac や iOS で Microsoft 365 Personal をご利用のケースで、App Store 経由で購入された場合、その契約はすべて App Store 経由になります。こちらの場合も、通常は自動更新が有効になっているはずなのでご注意ください。

<参照>

家庭向け Microsoft 365 の継続請求を有効または無効にする

Office の Viewer ソフト

一昔前、Word、Excel、PowerPoint といったアプリで作成されたデータを、表示・印刷するために、無料で提供されていた Viewer ソフト。

  • Word Viewer
  • Excel Viewer
  • PowerPoint Viewer

といったアプリがありました。
その後、これらのアプリの提供は終了し、現在はこうした Office 製品で作成したデータを表示させるための Viewer ソフトは Microsoft からは提供されておりません。

確認してみると、
・Word Viewer :2017年7月
・Excel Viewer:2018年4月
・PowerPoint Viewer:2018年4月

で提供が終わっておりました。

【代替製品を考えてみる ~Microsoft 編】

現在こうした Viewer 製品に変わるものは、MS の各サイトでも紹介されていますが、

  1. Office Mobile
  2. Office for the web

となります。

1) Office Mobile:Office Mobile は、Mobile デバイス向けの Office アプリになります。Android や、iOS はもとより、Windows 10 でも利用が可能です。

モバイルデバイス向けには、画面サイズによって、無料版・有料版に分かれ、閲覧のみか?編集までできるかが変わります。Microsoft 365 のサブスクライバーは、閲覧・編集ともに利用が可能になります。
Windows 10 のPCでご使用のケースで、Microsoft 365 のサブスクリプションをお持ちの方は、閲覧・編集ともに可能になりますが、仮にサブスクリプションは持っていなくても、閲覧は可能です。つまり、Viewer として利用することは可能なわけです。

2) Office for the web:Web版の Office アプリとして展開されている Office for the web

基本的にデータはすべて One Drive 上に保存されることになるので、Microsoft アカウントは必要になりますが、Microsoft 365 のサブスクリプションは持っていなくても利用は可能です。サブスクリプションの有無により機能的な違いもありますが、その基本的な機能はどちらでも利用可能です。こちらは閲覧のみではなく、編集も可能になります。

【代替製品を考えてみる ~MS以外の製品 編】

さて巷には、 様々な Microsoft Office の互換製品があります。

  • Open Office
  • Libre Office
  • WPS Ofice
  • Google Workspace(旧 G suite)などなど

Open Office や、それから派生した Libre Office のようなものは、昔から多くの方にも利用されている無料で提供されている Office 互換アプリになります。
また最近、法人向けには有料で提供されるようになった 旧 G suite 、現在は Google Workspace と言っていますが、これらも個人向けには引き続き Office 互換の ドキュメント、スプレッドシート、スライドといったWeb アプリは無料で提供されています。Microsoft の Office for the web 同様、データは一旦 Google Drive にアップロードしないといけませんが、互換アプリとして利用されている方も多いアプリです。

こうしてみると Viewer ソフトの提供がなくなった背景には、これらがなくなっても、それをカバーできるような環境が、十分整っているということもあるんでしょうね。

<参照>

Microsoft Office Word Viewer
最新のオンライン Excel Viewer をダウンロードする
プレゼンテーションを表示する
PowerPoint Viewerが廃止! 代替アプリと閲覧方法/AllAboutデジタル
Office Mobile – 楽しもう Office
Office Mobile とは
Office on the web では Word、Excel、PowerPoint などを無料でお使いいただけます
Office for the web サービスの説明
Office for the web および Office アドインで動作するブラウザー

この時期に増える “Officeを更新しています” の表示とエラーメッセージ

ちょうど、今週の水曜日は Windows Update の日。ここ数か月、Office の更新は、Windows Update よりも一日前の第二週の火曜日に到着していましたが、今月は、Windows Update と同じ日に到着しておりました。

さてそんな Update があると、決まって増える相談が、今回のタイトルにある “Officeを更新しています” というオレンジ色の画面が表示され、その後、アプリケーションエラーが表示されて、Office の各アプリが起動できないというトラブル。

もう毎月恒例といってもいいようなエラーとなっています。

【なぜエラーは発生するのか?】

Windows Update と Office Update は、それぞれ別々に実行されます。ボリューム的には、Office Update よりは、Windows Update の方が大きいはずなので、Office Update よりも Windows Update が先に終わってしまう….そんなことはあまりないと思いますが、Update がかかるタイミングによっては、Windows Update の方が早く終わって、”今すぐ再起動する” なんてメッセージがでてきて、思わずクリックしてしまうということはありうることです。
意識的に、自身で Update を実行している場合には比較的少ないかもしれませんが、すべてお任せで自動で Update をやっているといった場合には、どんなタイミングで、どちらの Update が行われているのか?は、タスクマネージャーでもあえて開かない限り、画面上では見えないのでわかりません。

当然、Officeの更新が終わっていれば問題ないわけですし、更新していてもまだダウンロード中だったり、確認中といった状況であれば、その段階で再起動がかかっても問題ありません。そんな場合には、再起動後にもう一度やり直せばいいだけのこと。
ただしこれがインストール中だったりするとタイミングによっては、アプリがすべて消えてしまうなどのトラブルに見舞われます。
またOffice の更新は、更新の適用後、”更新が完了しました” と表示されるまでの間にちょっと時間がかかることがあったりします。やはりこの何も表示されていないタイミングで、更新が終わったものと勘違いして、Officeの各アプリを起動しようとして、こうしたエラーに見舞われることもあります。

【対処法】

さてそんなエラーで、Office が起動できなくなった。例えば、Excelや、Word、PowerPoint などのアプリを起動しようとすると、今回ご紹介したオレンジ色の “Office を更新しています。しばらくお待ちください” といった画面が表示されて起動できなくなったという場合、次にご紹介する手順で確認していきます。

  • PCを再起動してみる
  • Office のクイック修復を実行する
  • Office のオンライン修復を実行する
  • Office をアンインストールして再インストールする

といった手順で対処していきます。
エラーの要因になった操作やタイミングにもよりますが、PCの再起動だけで改善するケースもあります。なのでまずは、PCの再起動からお試しください。
また、Office を修復する場合にも、クイック修復とオンライン修復の2種類があります。

まずは、クイック修復から。修復が完了した場合には、念のためいったんPCの再起動もしておいてください。
そしてクイック修復でも改善しない場合には、オンライン修復ということになります。オンライン修復は、プログラムデータなどを再度インターネットを介してダウンロードしなおしながら修復するというもので、時間もかかります。加えて、Office製品を初回インストールする際に使用された Microsoft アカウントの入力を求められることもありますので、あらかじめそうした情報をお手元にご用意いただいたうえでお試しください。

そして、それでもダメ…という重症の場合には、Office の再インストールということになりますが、この場合には通常のアンインストールではうまくいかないケースも多いので、”Office アプリケーションを修復する” の中でも紹介されている、”アンインストールサポートツール” を使用されてきっちり削除した上で、初回インストール時に紐づけされた Microsoft アカウントにて、”サービスとサブスクリプション” の画面にサインインして行います。

**なお、プレインストール版の、Office 2013 の場合には、Microosft アカウントとの紐づけは行われませんので、”https://setup.office.com/” にアクセスして行います。インストール時に、Microsoftアカウントの入力は求められますが、Microsoftアカウントとの紐づけは行われません。

【エラーに見舞われないために】

なかなかすべて Update はなすがまま….といった形でお任せで、勝手にやってくれるのを待っているだけだと、こうしたエラーに遭遇する機会は多くなります。

なので、毎月第二水曜日以降はアップデートの日と決めて、手動で、Windows Update や、Office Update をかけてしまい、早々に終わらせてしまう….というのが一番です。手動で Update をかけた場合には、きちんと Update の進行状況が画面にも表示されるので誤って更新中に電源を切ってしまう…そんなことは避けられます。

また、Windows Update や Office Update などがバックグラウンドで走っていたりすると、インターネットも遅いし、パソコンの動きも悪い…そんなことにもなりえます。当然ダウンロードしていればネットの回線に負荷がかかりますし、インストールの作業がバックグラウンドで走っていると、PCの動きも悪くなります。もちろんそれも、PCのCPUやメモリの搭載容量、インターネットの回線速度などにもよるので、一概にも言えませんが、いざ作業しようとしたら、今日はPCの動きが極端に悪くて、まったく作業にならない….そんなことは、事前に Update を済ませておけば回避できるわけですね。

Windows や Office の更新って月に一回とは限らず、急ぎのものは随時更新が配信されてきます。でも月一度の定例の更新については、そのために月に一回、1-2時間程度、時間を取ってあげられるといいですね。

<参照>

Office アプリケーションを修復する
[Office Premium] オンライン修復の実行方法を教えてください/富士通
クイック修復とオンライン修復

いよいよあと3か月。Microsoft Edge への乗り換え進んでいますか?

パソコンのツボ本館でも、別館でも、たびたび取り上げている Internet Explorer 11 のサポート終了まで、とうとうほぼあと3か月となります。
Microsoft Edge などへの乗り換えの準備は進んでいらっしゃいますか?

あえて狙ってこの日本語訳のブログが投入されたわけでもないのかもしれませんが、この時期にこの半年以上前のブログの和訳が Japan Windows Blog に投入されるっていうのは、憶測にすぎないかもしれませんが、やはりどことなく Internet Explorer 11 の終了を後押しする意図もあるんでしょう。

Windows 10 向けの Internet Explorer 11 のサポート終了が、2022年6月15日とほぼあと3か月を残すのみとなりました。

このサポートにより影響を受けるプラットフォーム(OS)は、”Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート” の中でも紹介されているとおりです。

とりあえずコンシューマー向け製品に絞って言えば、Windows 10 Home / Professional に搭載された Internet Explorer 11 はその対象となります。ご存じのように、Windows 11 についてはすでに Internet Explorer 11 単体での動作は不可になっており、あくまでも Microsoft Edge の Internet Explorer モードでの動作用として残っているのみになっています。

【Windows 8.1 はもうちょっと先?】

さてこれまでにもご紹介していますのですでにご存じだとは思いますが、この6月にサポートが終了するのは、あくまでも、Windows 10 に搭載の、Internet Explorer 11 です。なので、現在も OS としてサポートが続いている Windows 8.1 や、Windows 7 ESU など一部の製品については、その OS のサポート期限までサポートされることになっています。

ただし忘れてはいけないのは、仮にサポートが続いていたとしても、Webサイト側が Internet Explorer をサポートしていなければ、Webページを閲覧する上ことにおいては、正しく利用できなくなります。

上記のように、Twitter や Facebook をはじめ、YouTube など様々なサイトがすでに Internet Explorer をサポートしなくなりました。Microsoft の Office.com ですら、現時点では利用できますが、Internet Explorer でアクセスすると、サポートされなくなったというバーが表示されたりします。

おまけに、昨今は、Internet Explorer を起動すると、画面下部に、「Internet Explorer 11 は、2022年6月15日に廃止されます。….」なんてポップアップも出るようになりました。

サポートも終了する、Webサイトも対応していない…..やはり乗り換えるべき時期なんですよね?

— Windows 7 ESU について:

さて今回、「Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート」を見ていて気になったのが、Windows 7 ESU の Microsoft Edge のサポート終了日。

Windows 7 ESU は、法人向けに展開されている Windows 7 Extended Security Updates (拡張セキュリティ更新プログラム)です。現在も会社によってはこのプログラムを利用して Windows 7 を使用しているよ?というところもあるんでしょう。

Microsoft Edge は、当初、Windows 7 向けにも提供されていましたので、個人の方でもサポート期限が切れてしばらくたちますが、Microsoft Edge さえ入っていれば問題ないだろう?と相変わらず Windows 7 を使用されている方を時々お見受けますが、このブログの中で、この Windows 7 向けの Microsoft Edge のサポートが終了していることが紹介されておりました。

Window 7 の Microsoft Edge のサポートは 2022 年 1 月 15 日に終了しました。IE モードのサポートもその時点で終了しました。IE11 デスクトップアプリケーションは、Windows 7 ESU の一部として、オペレーティングシステムのサポート終了日である 2023 年 1 月 10 日までサポートが継続される予定です。

実は、2022年1月15日をもって、Windows 7 向けの、Microsoft Edge のサポートも終了していたんですね。当然ながら、Windows 7 の Microsoft Edge における IEモードのサポートも終了しているわけです。ただし、Windows 7 ESU としてご利用の場合には、OSのサポート期限でもある、2023年1月10日まではやはり引き続きサポートはされるわけです。この辺りは、Windows 8.1 と一緒っていことですね。

Internet Explorer 11 のサポート終了まであと3か月。くれぐれもご注意ください。

<参照>

Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーションのサポート終了 – 発表に関連する FAQ のアップデート
Internet Explorer 11 desktop app retirement FAQ
Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム (ESU)
FAQ about Windows 7 ESU