月別アーカイブ: 2021年7月

Windows 11 を装ったマルウェアにご注意!

Windows 11 は、Microsoft が次期OSとして投入する予定の新しいWindows製品です。

こちらのブログでも、また本館でも時々ご紹介していますが、この新しいOSは、まだ一般向けには提供されておりません。

そんな中、早くもこの新しい Windows 11 を装った、マルウェアが登場し拡散しつつあるようです。セキュリティソフトベンダーのカスペルスキーが提供しているブログの中で紹介されておりました。

現在、Windows 11 をご利用いただけるのは、Windows Insider Program に登録して かっ発(Dev)チャンネルをご利用のユーザーのみになります。

Windows Insider Program には誰でも参加できるのか?:

もちろんどなたでも参加は可能です。しかし、Insider Programの趣旨をよく理解した上で参加していただく必要があります。

  1. インストールやトラブルへの対処(リカバリなど)すべてご自身の責任で自分で行えるだけのスキルは最低限必要になります。
  2. 業務用のPCなど、日常の利用に影響を及ぼさないPC(環境)を用意し、利用する必要があります。
  3. Insider Program には、比較的製品に近いリリースプレビューチャンネルベーターチャンネル、そして今回 Windows 11 が提供されている 開発(Dev)チャンネルの3つがあり、開発チャンネルはその中で最も技術が求められるものになります。
  4. そして何よりも、Insider Programは、その抱える問題を多くの様々な環境で検証してもらって、その結果をフィードバックすることで、今後製品が世に出るにあたってよりいい状態でリリースできるようにお手伝いするためのものです。その為に、ユーザーを募って事前に配布されているものであることをご理解ください。単に、フリーでWindows 11 がいち早く使えるよ?という趣旨のものではありません。
  5. その他詳細は、Windows Insider Program のサイトをご参照ください。

当然ながら、Microsoft 以外の関係のないサイトからダウンロードできるものではありませんのでくれぐれもご注意ください。

まぁそれにしても、新しいものが出れば、すぐにこうしてだまそうという輩も出てくるわけですね….

<参照>

Windows 11を安全に手に入れる方法/カスペルスキー
Windows Insider Program
フライティングの詳細/Windows Insider
フライティングを理解する/Windows Insider

Windows 11、Windows 365 そして、Windows 10 21H2 とここ最近 Windows 周りの動きが激しい

Windowsここ最近の目まぐるしいほどの情報を整理してみました。

【Windows 11で始まった…】

まずはその始まりと言えば、何と言っても、6/24(日本時間 6/25)に開催された Microsoft のイベントで発表された、”Windows 11” でしょう。

発表され、メディアでも多数取り上げられ、さらにその後も情報がいろいろ発表されています。

— さらなる衝撃波 “Windows 365 Cloud PC”

そして、7/15 Microsoft Inspire では、”Windows 365” の提供が発表。

コンシューマー向けというよりも、法人向けのものなのでちょっとピンとこない人もいらっしゃるかもしれませんが、Cloud を利用して Windows や Office を提供しようとするもの。

— Windows 10 21H2 の登場

そして本日公開されたのが、Windows 10 21H2。Windows Insider Release Preview ユーザー向けに提供の準備も整っています。

うちの Release Prevew にも以下の様に、”ダウンロードしてインストール” のメニューが表示されるようになりました。

上記の画像は、まだ 21H1の更新プログラムを適用している段階ですが、”Windows 10、バージョン 21H2 の機能更新プログラム” のダウンロードができるようになっています。

Windows 10 Ver.21H2 では、Wi-Fiにおいて、WPA3 H2E規格が提供されるなどの新しい機能が追加されます。

ここ最近目まぐるしく立て続けに発表される Windows を取り巻くニュース。まだまだ一つ一つも十分にチェックしきれてませんが、6月末から本日までの流れを追ってみました。

<参照> 

Windows 11 を発表
あなたの Windows 365 Cloud PC へようこそ
Introducing the next feature update to Windows 10: 21H2
Announcing Windows 10 Insider Preview Build 19044.1147 (21H2)

定期的に配信される “悪意のあるソフトウェアの削除ツール”って何?

本日は、Windows Updateの日。ってことで、今日も朝から Update をスタートさせています。

さて Windows Update をかけた時に “悪意のあるソフトウェアの削除ツール” 何ていう項目を見かけたことはありませんか?
更新プログラムとかと違い、さらに “悪意のあるソフトウェアの削除” 何てあると、何だろう??って。さらには、これって時々失敗したりもします。でも一度失敗すると次には出てこなかったりする。これでいいの?って。

以前にも一度、パソコンのツボ本館の方でも取り上げました。

悪意のあるソフトウェアの削除ツール/パソコンのツボ(本館)

古い記事ではありますが内容的には現在も変わりませんので、本館の記事も参考にしてみてください。

【”悪意のあるソフトウェア削除ツール” とは?】

とは言え、一応簡単にご紹介しておきます。

Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する (KB890830)

上記のサイトをご確認いただければ一目瞭然。MSRT(Malicious Software Removal Tool)と呼ばれるもので、”特定の悪質な脅威を検出して削除し、行った変更を元に戻します” というためのツールです。ただしすべてのものが対象ではなく、”対象のマルウェアファミリ” のリンクをクリックすると表示されますが極めて限定的なものです。

なのでこの説明(「MSRT とウィルス対策製品の違い」)にもありますが、”MSRT はウイルス対策製品に代わるものではありません” とあるようにセキュリティソフトに変わるものではありません。その働きの違いについては、”詳細情報” をご参照ください。

【Windows Update で失敗したら?】

基本的にしっかりウィルス対策もできていれば、失敗して検出されなくなったのであればインストールしなくてもいいのかな?と個人的には思っていますが、どうしても Update がきちんと終わっていないと気になるという方は、同サイトより直接ダウンロードも可能です。

上記の画像にもあるように、” Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する (KB890830) ” より直接ダウンロードすることが可能です。

今回ご紹介している “悪意のあるソフトウェアの削除ツール” のみ Update に失敗しているだけであれば、特別気にしなくてもいいとは思いますが、他の Update などすべて失敗しているようであれば、何か別の問題になるので、対策は必要になるかと思います。

<参照>

Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツールで流行している特定の悪質なソフトウェアを削除する (KB890830)

Windows 11 に向けて公開されている様々な情報

日本時間 6月25日0時から開催された Microsoft のイベントで発表された “Windows 11″。それ以降、Microsoft も当然ですが、様々なメディアから情報が発信されていています。

今回、Microsoft から発信されている Windows Blogs など、どんな情報が発信されているのか整理してみました。US版の情報および、その日本語訳された情報など様々なものがありますが、基本的には US版の情報の方が早く公開されているので、そちらのリンクが多めになります。

<Windows Blogs> -US版

<Windows Blogs for Japan> – Windows Blogs の日本語版

<Windows Insider>

<Docs>

<TechCommunity>

<YouTube>

YouTube の Windows チャンネルには、6/25のイベントの動画などもあったりしますが、この短時間にずいぶん情報が発信されてたんだな?とつくづく思います。