カテゴリー別アーカイブ: mac

サポート詐欺の被害が過去最高に! 

先日、朝日新聞のWebページでも「「サポート詐欺」にご注意 1月の特殊詐欺被害」(朝日新聞)な記事が出てましがが、”サポート詐欺”の被害、1月は特に多かったようです。

インターネットを利用してして、普通のWebページを見ているだけなのに、突然ウィルスに感染したというメッセージとともに、次々に警告の画面が出てきて、閉じようとしても閉じられない。そして専門のサポートに電話するようにと電話番号が表示されたりする….

ご経験のある方もいらっしゃるかもしれませんね。このブログでもたびたび取り上げております。

偽セキュリティ警告(サポート詐欺)の月間相談

本日、上記にもあるようにIPAでもその状況が公開されました。

例年であれば年末年始を過ぎると落ち着いてくるはずが、確かに今年は年明けの1月・2月になっても、普段以上にちょくちょく相談も多かったので何となく多いな?と思っていましたが….

朝日新聞のサイトで報じられていたのは、長野県警の発表によるものでしたが、それでも “5225万円” もの被害が出てるんですね。

【対処法】

こんな画面が出たりするとみなさん慌ててしまうようです。周りでこれだけ騒いでいるので、”詐欺” と頭の中でわかってても電話してしまったりしているケースもあるようです。

いろいろなところで対処法は紹介されていますが、一応こちらでもご紹介しておきましょう。

— まずが画面を消すこと:

1)画面が表示されたら、まずは画面を消しましょう! 警告音や、音声によるメッセージが出てくる場合には、音量を絞るなりしていったん音を消してしまいます。

2) 続いて画面を消します。マウスでは消すことはできませんので以下の順でキーボードからの操作を多ないます。

  • Altキー+F4 でブラウザを閉じてみる。Altキーをおしながら、F4キーを押すことでプログラムを終了します。”移動” するか?と表示されたら移動するをクリックします。
  • Ctrl+Alt+Del の3つのキーを押して、画面が変わったら、いったんサインアウトします。タスクマネージャーを起動して、プログラムを終了するという方法もありですが、タスクマネージャーを開いたところで、どこをクリックしてプログラムを閉じたらいいのかわからないケースがほとんどだと思いますので、いったんサインアウトするほうがいいでしょう
  • こういったキー操作が一切効かないケースも当然ながらあります。その場合には、電源ボタンの長押し(10秒ぐらい押し続けます)をして強制終了せざるを得ないでしょう

— この後が大事です:

こうしたサイトが一度表示されると、当然ながら、そのデータがPC内に閲覧データとして保存されています。
上記の方法で画面を強制終了しても、次回ブラウザを開いたりすると、Microsoft Edge の場合には、直前まで開いていたページを復元機能があったりするので、”ページの復元” というメッセージが右上に表示されますが、この段階でこれをクリックしてしまうと “閲覧履歴” として残っているデータを利用してまた同じ画面が表示されてしまいますので、絶対に復元をクリックしてはいけません。

そしてさらに閲覧履歴に残っているこうした詐欺サイトのデータにはプッシュ通知の機能が組み込まれていることが多いので、Windows の通知の機能が利用されて、同様の画面が、右下などにちょくちょく表示されるようになってしまいます。

なので、閲覧履歴などのデータはきっちり削除しておく必要があります。

— 閲覧データの削除:

1) Microsoft Edge の場合:

  • […]> 設定 > プライバシー、検索、サービス と開きます。
  • 「閲覧データをクリア」の、”今すぐ閲覧データをクリア” にある “クリアするデータの選択” をクリックします。
  • 時間の範囲を選択し、削除対象の項目にチェックを入れたのち、”今すぐクリア” をクリックします。

時間の範囲:適宜ということになりますが、表示されてどのぐらいたっているか?にもよりますが、過去1時間か? 過去24時間のいずれかでいいと思います。
削除対象のデータ:閲覧の履歴、Cookieおよびその他のサイトデータ、キャッシュされた画像とファイルは最低限チェックを入れます。
過去に閲覧したデータを履歴からたどって医療する…何て使い方をしていないのであればもこの際、パスワードやフォームなどのデータを除いてすべて削除して、余計なデータをクリアしてしまってもいいかもしれませんね。

2) Google Chrome の場合:

  • […]> 設定 > プライバシーとセキュリティ > 閲覧データの削除 と開きます。
  • 基本設定のところで、期間を選択し、さらに詳細設定を開いて、”キャッシュされた画像とファイル” にもチェックを入れてから “データを削除” をクリックします。

今年は2月に入っても普段以上にこうした相談が多いような気もしますので、くれぐれもご注意ください。

今後どうなるか?は何とも言えませんが、現段階でこうしたサポート詐欺の場合、画面が表示されても、さらに電話番号が表示されても、電話さえしなければこちらの情報は相手のは漏れませんので、慌てないで対処することが大切です。

<参照>

偽セキュリティ警告(サポート詐欺)の月間相談件数が過去最高に/IPA

DCIMフォルダとは?

スマホやデジカメなどからPCにデータを取り込もうとすると表示される「DCIM」というフォルダ。

先日これっていったいどういう意味ですか?と聞かれたんですが、改めて考えたこともなかったので、確認してみました。

【”DCIM”フォルダとは?】

DCIM = Digital Camera IMages
の略称でした。
まぁ、特別不思議なことでもないし、わかってみればなるほどな?ということですね。

電子情報技術産業協会(JEITA)と、カメラ映像機器工業会(CIPA)によって策定されたデジタルカメラ用のファイルシステム規格 DCF(Design rule for Camera File system) に基づいて、ファイル名のつけ方、フォルダ構成、ファイルフォーマットが規定されており、それに基づいているもののようです。

【”DCIM” フォルダ直下のファイル名やフォルダ名にもルールがある】

DCIM フォルダを開くとさらにサブフォルダがあったりします。このフォルダの名称もDCFの規定では、先頭数字3桁+5文字の英数字で構成されます。

例:
100ANDRO、100APPLE、100CANON など

今回参照させていただいた OLYMPUS の「Q:DCF (Design rule for Camera File system) とは ?」にもありますが、こうした統一規格や標準規格といったものに基づくことで、様々なデバイス間での互換性が取れなくなるなんていうトラブルを回避しているわけですね。フォーマットが統一すれば、デバイス間でのデータ転送などにもメリットが大きいわけです。

ということで、今回は豆知識でした。

<参照>

ダイレクトプリントやプリントで出てくるDCF準拠画像とは?/日経XTECH
【デジタル一眼レフカメラ】カメラ内で画像を管理する方法(フォルダの作成/画像番号の付け方)(EOS Kiss X5)
Q:DCF (Design rule for Camera File system) とは ?/OLYMPUS

“自動保存” と “自動回復”

Microsoft の Office 製品には、データを自動的に保存してくれる仕組みも用意されています。これが ”自動保存” という機能になります。

ただしこの ”自動保存” が有効になるためにはいくつか条件があります。つまり基本的にデータが勝手に自動保存されることはないわけです。
そこでよく勘違いされるのが ”自動回復” という機能。 パソコンのツボ本館ではだいぶ前に一度取り上げましたが、今でもちょくちょくアクセスされる記事でもありましたので、今回別館の方で再び取り上げさせていただきました。

【自動回復とは?】

まずはすべての Office製品に搭載されている「自動回復」から確認していきます。

よくこの機能のことを “自動保存” と勘違いされている方もいらっしゃいますが、あくまでも “自動回復” なので、作業中などにトラブルになって、Word や Excel、PowerPoint などのデータを保存できないままに終了されてしまった際、再起動後、作業中だったファイルを復元・表示してくれるのがこの機能になります。

上記の画像は、PowerPoint の例ですが、ファイル>オプション とクリックして、”PowerPoint のオプション” ダイアログを開き、左ペインの “保存” をクリックすると表示されます。Word や Excel などでも同様です。
上記の画像にもありますが、10分毎など設定された時間に応じて自動的に “自動回復用データ” として保存してくれます。ただしこうして自動バックアップされる回復用のデータは増えすぎないようにするため、

  1. ファイルを手動で保存したとき
  2. [名前を付けて保存] を使用して、新しい名前を付けてファイルを保存したとき
  3. ファイルを閉じたとき
  4. Excelなどのアプリを終了したとき (ファイルを保存したかどうかは関係ありません)
  5. 現在のブックの自動保存を無効にしたとき
  6. [次の間隔で回復用データの自動保存を行う] チェック ボックスをオフして、自動バックアップ機能を無効にしたとき

に、ファイルが削除されます。

つまりいつまでも残っているものではありません。

【自動保存とは?】

では、”自動保存” とはどんな機能なのか?

上記の PowerPont のデータにもある 左上の “自動保存” がまさに該当します。Word や Excel にも同様に用意されています。

自動保存とは」にもありますが、これが利用できるようにするためには….

  1. Microsoft 365 のサブスクリプションがある
  2. OneDrive、OneDrive for Business、SharePoint Online といったクラウド上にデータが保存されている
  3. インターネットに接続されている

といった場合に利用できる機能になります。つまりは、自分のPC内に保存されるわけではありません。
また日本ではよくあるPCにプレインストールでついてくるプレインストール版の Office 製品。永続ライセンス版として販売されている Office Home & Business 2021 などの統合パッケージ版や、Word や Excel などの単体製品では利用できません。

さらにいくつかのケースで自動保存が利用できない場合もあります。以下がその一例になります。

  • ファイルが以前の形式になっている (.xls、.ppt、.doc など)。
  • ファイルがローカルの OneDrive フォルダーに置かれており、OneDrive の同期が停止している。
  • ファイルが以前のバージョンの OneDrive 同期アプリ によって同期されています。

せっかく何時間もかけて作成したデータであっても、自動保存が利用できていないデータについては、やはり豆に保存することが必要になりますのでくれぐれもご注意ください。

<参照>

自動保存とは
Microsoft 365 ファイルを回復する
Word のファイルとドキュメントを復元する
Excel の自動回復関数の説明
Office for Mac でファイルを回復する
Office 製品の自動保存と自動回復用データ

年末年始にかけて発生しているトラブル

2023年がスタートして、はや 6日。今回の年末年始もいろいろトラブルが発生していましたが、新年一発目は、パソコンのツボ本館で取り上げた現在発生中のトラブルについてご紹介させていただきます。

【PowerPoint】

まずは、PowerPoint から。Vimeo という動画サイトから、オンラインビデオを PowerPoint のスライドに挿入しようとするとエラーになるトラブル。

Vimeo から オンラインビデオを挿入しようとするとエラーになる【PowerPoint】

現在もまだ対応中です。

【Skype】

Microsoft 365 Personal などを利用の方向けに提供されているサブスクライバー特典の一つでもある Skype の 60分/月の無料通話特典。

SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない Part 2

2度にわたって取り上げました。Part 2 では、手動によるアクティブ化の方法についてもご紹介しています。
私もそうでしたが、これまで Microsoft 365 Personal などでサブスクリプションのご契約があった方の場合でも、そのサブスクライバー特典が表示されなくなっているケースもありますので、その場合にはアクティブ化を手動で行えば、すぐに利用が可能になります
急ぎでなければ修復されるまで待っていてもいいのですが、まだ時間がかかりそうです。

【iPhone】

パソコンではありませんが、「iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない」というトラブルが発生しています。

iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない

Amazon のデジタルデバイスフォーラムなどを見ると、かなり前から発生しているトラブルのようですが、いまだに解決には至っておりません。iOS 16 にアップグレードすると発生するトラブルのようです。

【Microsoft Edge】

Microsoft Edge には、Webサイトを画像としてキャプチャーする便利な機能がありますが、この機能において、一部サイトで不具合が発生します。
サイトのつくり(構造)などにもよるものと思われますが、背景画像が一部黒くなるため、せっかくキャプチャーしても、背景が黒くなるばかりか、ページによっては文字が読めなくなるようなところも出てきます。

Microsoft Edge で、Webキャプチャーすると背景が黒くなる

対応中の案件です。手元の環境で確認する限りでは、以前は Microsoft Edge の Insider 版 Canary Channel では発生していませんでしたが、それ以外の製品では発生中でした。
現在、やはり Insider版 Developer Channel の製品では Update がかかって改善したようです。通常版ではまだ改善には至っておりません。
またこちらは、Mac 版 の Microsoft Edge でも同様です。

今回ご紹介したトラブル、今後もその経緯については、パソコンのツボ本館にて取り上げていきたいと思いますので、その後の経過については、時々本館の方を覗いてみてください。

2023年も、パソコンに役立つ情報、トラブルの現状や、その解決策など様々な情報をご紹介してまいりたいと思いますので、パソコンのツボ、本館・別館 ともよろしくお願いいたします。

<参照>

Vimeo から オンラインビデオを挿入しようとするとエラーになる【PowerPoint】
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない
SKYPE で Microsoft 365 サブスクライバー特典が更新されない Part 2
iPhone と TV をHDMIケーブルでつないでもAmazon Prime Video の音声が再生できない
Microsoft Edge で、Webキャプチャーすると背景が黒くなる

“インクジェットはがき” にも対応したコンビニのマルチコピー機

年賀状シーズン真っただ中?というより、もうほぼ終盤でしょうね。昨年、以下のような記事をご紹介しました。

コンビニのマルチコピー機での年賀状印刷にはご注意を!

そして先日、yhさんより「セブンイレブンの新しいマルチコピー機はインクジェットハガキにも対応しているとのことらしいです。(インクジェット光沢写真用はがきは非対称)」といったコメントを頂きました。

ということで早速1年ぶりに確認してみました。

コンビニのコピー機も日々進化してますね。上記はセブンイレブンのマルチコピー機ですが、現在のマルチコピー機は、インクジェットはがきでもOKになったようです。

郵便局(日本郵便)が展開している “はがきデザインキット2023” だと、セブンイレブンのマルチコピー機プリントにも対応していますから、持ち込みで手持ちの “インクジェットはがき” が使えるようになったのは非常に便利ですよね?

yhさん、情報ありがとうございました。

<参照>

はがきデザインキット2023
コンビニプリントについて/はがきデザインキット

Microsoft 365 Personal / Family のキャッシュバックキャンペーン開催中!

パソコンのツボ本館の方ではご紹介しましたが、タイトルにもあるように、恒例の Microsoft 365 のキャッシュバックキャンペーンが、12/7よりスタートしております。

Microsoft 365 Personal/Family キャッシュバックキャンペーンがスタート!

【キャッシュバックキャンペーンとは?】

毎年12月に開催されてるもので、キャンペーン期間にMicroosft 365の該当製品を購入すれば、製品に応じて2,500円あるいは、3,500円がキャッシュバックされるというものです。

今年(2022年)は、6月にもキャッシュバックキャンペーンが実施されました。

【キャンペーン概要】

  • キャンペーン期間:2022年12月7日(水)~2022年12月27日(火)
  • 対象製品:Microsoft 365 Personal/Family (12か月版)のみ **15か月版は対象外
  • キャッシュバック申込締切:2023年1月31日(火)消印有効

【注意】

  • 対象製品は Microsoft 365 Personal あるいは Microsoft 365 Family の12か月版のみです
  • キャッシュバックは、申し込みをしないと返金されません

【さらにお得に!】

キャッシュバックキャンペーンとは別に、正規代理販売店でも割引などで販売されているケースがあります。この場合には、さらにお安く利用できることになります。

Amazon だったりすると、Microosft 365 Personal について現在は通常の料金から 13% 引きになった、10,514円で買えて、さらに、2,500円のキャッシュバックもあることになります。Amazon の価格も割引率が時々変わっているのですが、今が比較的お安めなわけですね。

私の場合は待ちきれずにBlack Friday で買ってしまったのですが、それからすると、さらに2,000円近く安くなるので、ちょっと早まったな?と悔やんでいるところです…

【Microsoft 365 Personal と Microsoft 365 Family】

ところで、Microsoft 365 Personal と Microsoft 365 Family ってどう違うのか? 最後にここについて簡単に触れておきましょう。

簡単に言ってしまえば、

  1. Microsoft 365 Personal:個人向けの製品
  2. Microsoft 365 Family:家庭向けの製品

ということになります。

1)Microsoft 365 Personal:

1人のユーザーが、PC(Windows/Mac)、スマホやタブレットなど1人のユーザーが所有する5台までのデバイスで利用できます。
ただしインストールできる台数には制限がありませんが、あくまでも利用できるのは5台までです。その他、Microsoft 365 Personal として利用できる OneDrive 1TB などが付きます。商用利用可能な製品となっています。

2) Microsoft 365 Family

Microsoft 365 Personal と異なって、家庭を対象とした製品で、こちらは最大6ユーザーが利用できる製品です。最大6ユーザーが各自、Microsoft 365 の各アプリをインストールして利用できるほか、OneDrive も 1TB (合計最大 6TB)利用できることになります。加えて、Personal にはない、Family Safety というモバイルアプリも利用可能です。
家庭向け製品のため、Microsoft 365 Personal のような、商用利用権は含まれません。

一見、 Office Home & Business 2021 のような永続ライセンス版(買切版)だと、一度購入してしまえばサブスクリプションのように更新の手間もはぶけるのでいいという方もいらっしゃいますが…

  • Office の各アプリだけじゃなくて、各サービス(OneDrive 1TBなど)がつく
  • 技術サポートも利用できる
  • スマホやタブレットでも制限なく利用できる
  • サブスクリプション版には常に最新の機能が追加される など

さらに通常買切版は、5年でサポートが終了し、次のバージョンをまた数万円出して購入しないといけないのに対して、サブスクリプションの場合にはバージョンアップごとに買い替える必要もない。

こうした各種特典もあるわけですから、やはりトータルで考えるとお得なわけですね。常に最新の状態にしておけばサポートの終了も気にしなくていいことになります。

お得に更新できるこのチャンス。ぜひご活用ください!

<参照>

Microsoft 365 キャッシュバック キャンペーン
Microsoft 365 Personal
Microsoft 365 Family
家庭向け Microsoft 365 の更新
すべての Microsoft 365 プランと価格を比較 (旧 Office 365)


“Doing More With Less”

「Doing more with less」

これは、先日 2022年11月16日(水)に東京の渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルで開催された 「Empowering Japan’s Future」の Key Note のなかで、Microsoft の CEO サティア・ナデラ氏が触れていた Microsoft の提唱するDX推進戦略ともいえるキーワードです。

このキーワードは、これよりちょっと前に実施された「Microsoft Ignite」の中でも様々な形で紹介されておりました。

「Do more with less」

様々なメディアでも取り上げられているこのキーワード。Microsoft Ignite の Key Note 中では、「より少ない資源や時間を使い、より多くのことに取り組めるようにする」として使われていました。

【久々のリアルイベント】

コロナ禍になってから、こうしたイベントに参加することもなかったので、久々のリアルイベント。

会場には、300名の招待された方々が参加。私は、Microsoft MVP としてご招待いただいたので参加したわけですが、私以外にもMVPは約60名ほど参加されていたようです。

ちらほらお話したり、挨拶したりしてましたが、MVP どうしであっても、コミュニティイベントがすっかりオンラインが主になった今日。こうしてリアルイベントで顔を突き合わせて会うことも、ほんと久しぶりなわけです。

サラリーマン時代は、Meeting ビジネスに携わっていたので、face to face の価値を訴え続けていたわけですが、やはりああして顔を見て話しができるのはいいもんです。

【取りこぼしのないDX戦略に期待】

さて最近メディアでも取り上げられることが多くなってきたこの「DX戦略」という言葉。検索すれば、山ほどでてくるし、これを説明しているサイトもたくさんあるので詳細はそちらに任せますが、でもそのどれもが、企業だったり、開発者だったりと、それに取り組む企業の話や、開発環境など開発者向けのお話が主。

でもその先にあるのは、実は “私たちの生活” だったりするんですよね?

DX戦略とは何か。戦略の立て方や推進のポイントを解説」でも、”一般的に、DXとは、IT技術の浸透により人々の生活を良い状況へと変化させるという意味を持ちます“とあります。もちろん一方では、”ビジネスにおけるDX推進の目的は、「IT技術を導入しビジネスモデルや社風を変革し、市場での優位性を確立する」ことです” とあるように、ビジネスにおけるDXの推進は企業にとっても “市場での優位性を確立する” 一つの手段でもあるわけです。

— Do more with less の後に続くキーワードは?

Key Note を聞きつつ、仕事柄、”Do more with less” の後にどんなワードが来るんだろうか?と考えてました。
日々仕事を通じて、PCやスマホなどのデジタルデバイスの操作に四苦八苦している人や、デジタル化された様々なシステムに悪戦苦闘しているユーザーの姿を直面している立場からすると、やはりそれにより確立されたシステム、あるいはサービスは、すべてのコンシューマーを、誰一人取りこぼすことなく導いてくれるシステムであってもらいたい…

そんな意味で、”Doing more with less the digital divide” なんじゃないかな?なんて考えてました。

DX 戦略とは、結局その先には、私たちの生活があるわけですから、そこは絶対忘れないでもらいたい。単なる企業の売り上げを伸ばす戦略であったり、業務を効率的にこなすすべにとどまってほしくない。

売って終わり、作って終わりじゃない。使われてこそのシステムであってもらいたい。

そうした意味でも、取りこぼしのないDX社会を実現してもらいたいから、”Doing more with less the digital divide“。

もちろん “Do more with less” にはそうした意味も含まれているんですよね?

<参照>

Do more with less (より少ないリソースでより多くを): デジタルに基づく強力な体制で未来を切り開くお客様の事例
マイクロソフトのテクノロジで実現する「Do more with less」: Microsoft Ignite Japan Keynote
マイクロソフト 会長 兼 CEO サティア ナデラ 来日、「Do more with less (より少ないリソースでより多くのことを実現)」を提唱
知的生産性の方程式「Do more with less」――時短への誓い8カ条/IT media
DX戦略とは何か。戦略の立て方や推進のポイントを解説/Docomo Business

サポート詐欺や、ワンクリック詐欺にと注意ください

世間では、年賀状の発売もスタートし、街のいろどりもクリスマス、そして年末年始モードに着々と向かいつつあります。

そうした中で増えてくるのが、「サポート詐欺」とか、「ワンクリック詐欺」。この手の詐欺は、こうした世間のあわただしくもまた楽しいイベントが続くような時期になると不思議にいつも以上に増えてきたりします。

  • インターネットでWebサイトを見ていて、画面上のリンクを何気なくクリックしたら突然トロイの木馬に感染したという画面が表示されて消すこともできなくなってしまった
  • 至急、Microsoft のサポートに電話するようにと 050-*****-****** という番号が表示された
  • 成人向けサイトを見ていたら、クリックした覚えもないのに、突然「ご入会ありがとうございます」という画面になって、法外な料金を要求する画面が現れた

こうした事例は後を絶ちません。残念ながら、こうした画面が表示されて動顛してわけのわからぬままに電話して、脅迫されてしまうケースや、片言の日本語を話す外国の人の指示に従って遠隔操作のアプリをダウンロードして、PCを乗っ取られてしまうケースは多発しています。

そしてこうした被害は、PCのみに限らず、スマホでも被害が増えています。そんな事例を紹介している動画なども多数あります。

だまされません!ワンクリック請求/かなチャンTV(神奈川県公式)

また「ビデオライブラリー/公益財団法人 警察協会」にも、サイバー犯罪を含む様々な犯罪を紹介したドラマ仕立てのビデオが公開されています。

いつなんどき、そんなシーンに直面するか?わかりませんが、慌てずに対処すれば防げるものですので、くれぐれもご注意ください。

<参照>

マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください/Microsoft Security Response Center
マイクロソフトのサポートを装った詐欺にご注意ください
ワンクリック詐欺に注意/総務省
ワンクリック詐欺とは?事例や対処法をわかりやすく解説/トレンドマイクロ
ビデオライブラリー/公益財団法人 警察協会

日本の年賀状って、たった +7円 で海外にも送れる

今年も11月1日、郵便局で年賀状の発売がスタートしました。そしてそれにともない、パソコンのツボ本館でも紹介しましたが、今年も “はがきデザインキット2023” のサイトがオープン。日本の年末年始の風物詩ともいえる “年賀状” のシーズンが到来しました。

さてその詳細については、パソコンのツボ本館「“はがきデザインキット2023” サービス開始!」でご確認いただくとして、別館では「知る」のところにあった海外宛ての年賀状について取り上げてみました。

【海外にも送れる日本の年賀状】

当然 “はがき” なわけですから旅先から絵葉書を送るがごとく送れるはずなわけではあるので何も不思議なことではないのですが、年賀状を海外に送る…そんな発想が頭にありませんでした。

日本郵便のWebサイトには、

  • 海外への宛名の書き方
  • 外国語でのあいさつ(便利な文例集)
  • 外国語で送るビジネス年賀状
  • 海外年賀の疑問

といった項目にわたって、その手順が紹介されています。文例には、英語、中国語、韓国語が対応しております。

グリーティングカードといえば、年賀状の前にクリスマスというイベントもありますから、クリスマスカードを海外に送ったというご経験の方はいらっしゃるかもしれませんが、海外に在住のお知り合いの方へ あるいは 日本大好きな外国人のお友達へ、今年は一味違った日本の年末年始の風物詩ともいえる年賀状を送ってみるのもいいですね。

ただし海外の場合には当然ながら年賀状なんてものもないので、1月1日に配達してくれるわけでもありません。通常のはがき扱いになるので、日本郵便の国際郵便ページにある “お届け日数表” を目安に出す必要がありますのでご注意ください。 標準日数ですが、東京から送った場合、北米・ヨーロッパあたりだと、だいたい8日前後のようです。

<参照>

海外年賀/郵便年賀.jp
 はじめよう!!海外へのグリーティングカード
お届け日数表(通常郵便物:航空便)/日本郵便

えっ? いきなり デスクトップに検索窓がぁ…

Windows 11 に更新可能なPCで、いろいろチェックしたいこともあって、アップグレードしていなかったPCを、一昨日やっと Windows 11 に更新。

もちろん更新は正常に完了し、昨日確認したときまでは何の変りもなく、単にタスクバーがちょっと Windows 10 の時と変わったかな?ぐらいでしか思っていなかったんですが、本日起動してみたら…

いきなりデスクトップの真ん中に、背景画像の前にどっかぁ~んといった感じで検索ボックスが現れました。

個人的にはデスクトップにこんな検索ボックスは必要ないんですが、よくよく見ると Microsoft Edge と出ている。そこで、あぁ~あ、こんな感じ出てて来たりするのか?と。

その正体は、”Edgeバー” でした。

Windows Insider としても別のPCでは、かなり前からすでに Windows 11 を Dev Channel で利用しているので、Edgeバーが登場する以前からなので何気なく出ないようにしていたんですが、普通に更新してみるとこんな感じでいきなり登場するわけですね…

【”Edgeバー” とは?】

もともとは、Microsoft Edge の機能だったもので、その後、Microsoft Edge が起動していなくても検索が利用できるように独立したもの。

本来は、ブラウザを起動すると右サイドにいくつかのアイコンと共に表示されていました。その後、「The new sidebar in Microsoft Edge helps you multitask smarter」にもありますが、Microsoft Edge を起動すると、右サイドに表示されていたツールバーは、上記にもあるように “サイドバー” と名前が変わり、アイコンなども追加できるようになって新しくなりました。

— Edge バーは?

ところで、“Edge バー” がどこへいったか?
Edgeバー” はその後その姿を変えて、現在もありますが、検索ボックスだけの状態で存続しています。それが今回のデスクトップに突然現れた検索ボックスの正体でした。

【Edge バーの起動と停止】

Edge バーを起動するには、Microsoft Edge を起動し、[…]>その他のツール>Edge バーの起動 とクリックして起動します。決して独立したプログラムではないので、Microsoft Edge から起動する必要があります。

起動した後は、[…] > ”閉じる” をクリックすれば終了します。あるいは起動しているとタスクバーにEdgeバーのアイコンがありますので、そちらを右クリックから終了することも可能です。
また、[..]をクリックするおわかりいただけるように “Edgeバーの自動起動” にチェックが入っていると、PC起動時に自動的に起動してくることになります。不要であればチェックを外してあげれば、次回から自動では起動してこなくなります。

<参照>

Microsoft Edge ドキュメント
The new sidebar in Microsoft Edge helps you multitask smarter
Microsoft Edge] サイドバーについて教えてください/富士通
Microsoft Edge のヘルプとラーニング
Microsoft Edge のキーボード ショートカット