月別アーカイブ: 2026年1月

Windows が正しく動作しなくなったときのコマンドライン

PCの電源を入れてみたものの Windows がなんか?正しく動作していない...Windows Update がうまくいかないなどその症状も様々。

今回はそんなときに試したいコマンドラインを整理してみました。

電源を入れても Windows 自身が起動してこないとなれば今回ご紹介するような方法は試せませんが、とりあえず Windows は起動するけど、Windows Update が毎回失敗する時などに試したいコマンドラインをまとめてみました。
ちょうどまさに 手元のESU が適用された Windows 10 が Update の失敗を繰り返してたのでその修復に当たったのを改めて覚え書きとして残しておこうということにしたものです。

【解決への作業の流れ】

Windows Update に限ったことではありませんが、一般的な修復作業の流れとして、試すべき手順についてまずはご紹介します。

  1. 「トラブルシューティング」ツール
  2. コマンドプロンプトによるシステムファイルの修復
  3. Windows Update コンポーネントのリセット
  4. インプレースアップグレード

といった順で試してみます。

1) 「トラブルシューティング」ツールの活用:

Windows 10 にしても、Windows 11 にしても、OS自体もトラブルシューティングツールを用意しています。

— Windows 11 の場合:
スタート>設定>システム>トラブルシューティング>その他のトラブルシューティングツール とクリックすると、「Windows Update」という項目が確認いただけると思います。
— Windows 10 の場合:
スタート>設定>Windows Update と開いて、左ペインにある「トラブルシューティング」をクリックします。続いて 追加のトレブルシューティングツール>Windows Update とクリックすると「トラブルシューティングツールの実行」というボタンが表示されます。

2)コマンドプロンプトによるシステムファイルの修復:

コマンドプロンプトを管理者として起動し、

  • DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth
  • sfc /scannow

といったコマンドを入力し実行します。上記サイト「システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する」にもありますが、「詳細情報」の所には、さらに「システム ファイル チェッカーの処理の詳細を表示する方法」や「破損したシステム ファイルを、正常であることが判明しているファイルのコピーに手動で置き換える方法」といった項目も紹介されています。

3) Windows Update コンポーネントのリセット:

先ほど同様にコマンドプロンプトの画面を管理者で起動し、以下のコマンドをコピー&ペースとして実行します。

net stop wuauserv
net stop cryptSvc
net stop bits
net stop msiserver
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old net start wuauserv net start cryptSvc net start bits
net start cryptSvc
net start bits
net start msiserver

4) インプレースアップグレード:

さて Windows Update が正常に完了しないというトラブルは、様々な要因があったりするので、今までご紹介したことを試したところで正常な状態に戻らないケースが多々あります。

そこで試したいのが、「インプレースアップグレード」。あまり聞き慣れない言葉かもしませんが、インプレースアップグレード(in-place upgrade)は、既存のシステムやソフトウェアを新しいバージョンに直接更新する方法で、データや設定を保持しながら効率的に移行することが可能です。簡単に言うと、破損したシステムファイルを上書きしたり、欠落したシステムファイルを補填したりできる修復方法になります。上書きインストールのようなものです。

上記の「Windows Update の破損とインストールエラーを修正する」を見ても様々なエラーがあるわけです。今回たまたま手元の Windows 10(ESU適用済み)でうまくいかなかったのが、エラー「0x80073701」というもので、システムファイルの破損と思われるもの。

PCを強制終了したりしていると、システムファイルが破損する… まぁ古いPCだけに心当たりは十分あったわけで、結果的に現在は正常に戻っていますが、この「インプレースアップグレード」で解決しました。

その詳細な手順についてはかつてこのブログでも取り上げましたので、「Windows 10 を インプレースアップグレードする」をご参照ください。

リカバリとも異なりますし、データやアプリは残したまま試せますので、最後の砦となる手段でしょうね。

インプレースアップグレードは、再インストール(リカバリ)とは異なります。Windows 11 にしても Windows 10 にしても、ダウンロードサイトに移動して、インストールメディアを作成するツール、Media Creation Tool をダウンロードし実行します。

Windows 10 を インプレースアップグレードする」の中で、「一括アップグレード」のところで紹介されています。この過程で、「個人用ファイルとアプリを保持する」を選択して進めば、Windows のみが上書きインストールされることになります。個人データ、アプリ、設定は保持されますので、完了後、PCを再起動した後はまた通常通りご利用が可能です。

<参照>

Windows Update の破損とインストールエラーを修正する
システム ファイル チェッカー ツールを使用して不足または破損しているシステム ファイルを修復する
Windows の回復オプション
インストール メディアを使用して Windows を再インストールする
Windowsコマンドプロンプトを使用したWindows Updateのトラブルシューティング方法/ITrip
Windows Update が失敗する/Windows 疑問・トラブル即解決 | FAQ CENTER
『Windows Updateが出来なくなった際の対処法法』/アプライドネット
Windows 11/10でWindows Updateコンポーネントをリセットする方法/MiniTool
DISMコマンドを使ってWindows 更新プログラムをインストールする方法/MiniTool
Windowsでシステム ファイル チェッカーを実行する方法/DELL

Windows 11 のサポート期限にご注意を!

昨年の暮れに Windows 10 のサポートが終わったばかりではありますが、今回は、Windows 11 のサポート期限について取り上げてみました。

Windows 11のライフサイクルにもありますが、

・Ver.23H2 ⇒ サポート終了:2025年11月11日
・Ver.24H2 ⇒ サポート終了:2026年10月13日

と、Ver.23H2 はすでにサポートは終了してますし、Ver.24H2 も数か月後の今年の秋にはサポートが終了します。

現在の最新バージョンは、「Ver.25H2」となりますので、早急に Ver.24H2 までの方は、「Ver.25H2」へのアップデートが必要になります。

くれぐれもご注意ください。

昨年の11月にサポートが終了した Ver.23H2 向けに、終了後の12月、そして2026年1月と更新プログラムも提供はされていますが、あくまでもサポート期限が延長されているわけではありませんのでご注意ください。

<参照>

Windows 11 のダウンロード
Windows 11 Home and Pro/ライフサイクル