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新元号に向けての課題

天皇の生前退位に伴い、ぼちぼち新元号について話題がでてきました。元号が変わるということは、かなり多くの業界に影響があり、当然ながらPC関連業界についても、この話題は避けて通れません。

そんな新しい元号をめぐって、Microsoftを始め、PCメーカーやソフトメーカーなどは、すでにその対応に向けて準備が進んでいます。

この作業、実はそんな簡単なことでは済まないんだな? と改めて、その作業の煩雑さを思い知らされます。

今回はそんなMicrosoftの対応についてご紹介いたします。

先日、9/7、Microsoftでもその新元号対応に向かっての作業をブログ上でも公開するようになりました。それが、”日本マイクロソフトの新元号 (和暦) 対応に関するサポート情報のブログ” です。

OSからアプリケーションソフト、クラウドサービスまで幅広く、様々なソフトなどを提供している Microsoft の場合には、その作業も膨大なものです。

ブログの中でも取り上げられていましたが、

Era Handling for the Japanese Calendar

にあるように、レジストリを直せば “OK” といった、単純なお話ではないんですね…。

もっとも利用者としては最終的に更新プログラムを適用すれば “OK” ということなるわけなのですが、当然ながらその過程に至るまでにはとてつもない作業工程を経ているんですね…

昭和から平成に変わった時にはさほど意識してませんでしたが、今回はいい機会でもあるので、Microsoftのブログなどを参考にさせていただき、その過程にも注視したいと思います。

<参考>

日本マイクロソフトの新元号 (和暦) 対応に関するサポート情報のブログ/Japan New Era Name Support Blog

Era Handling for the Japanese Calendar

PCの利用環境を把握する

  • Windowsの使い方がわからない
  • インターネットに接続ができない
  • Excelのこの操作がわからない
  • PowerPointの動画の編集がうまくいかない
  • おかしなポップアップ画面が頻繁に出てきて消すことができない

などなど

パソコンのトラブルと 日々格闘する毎日の中で、自分ではどうしようもなく途方に暮れている時、手助けしてくれるのがネット上の掲示板サポートセンター

でもいざトラブルに合うと、慌てるばかりで、いざ状況を説明しようにも、自分がどんなPCを使っていて、どういった環境なのか? すら うまく説明できない….

そんなケース、ありませんか?

掲示板で回答をしてもらうとしても、またサポートセンターなどの人にサポートをしてもらう場合にしても肝心なことがわからないと、すべてが推測で、ひとつづつ確認していかないと質問の内容すら把握できないということもあります。

そんな場合に備えて、常にご自分の利用環境は的確に説明できるように把握しておく必要があります。

今回は、こうした自分の利用環境をどういったところから確認するか?

について取り上げてみました。

ただし何から何まで取り上げるわけにもいかないので最低限これだけは把握しておいてね?という点に的を絞ってみました。

 

【 OSやPCの情報を把握する 】

まずは基本中の基本。OSの種類PCの情報の確認です。

時々PC自体にシールが貼ってあったりするケースもありますが、当然、Windows 7 から、Windows 10 Upgrade された方などのケースで言えば、PCにも、Windows 7のシールが貼ってありますが、中身は、Windows 10 になっているわけなので、PCに貼ってあるシールはあまり役に立ちません。
なので、確認方法をしっかり覚えておきましょう。

Windowsの種類すらわからない…となると困ったもんですが、そんな場合には、

1) Windowsキー + “R” として、”ファイル名を指定して実行“ の画面を出します
2) ”msinfo32” と入力して、”OK“ をクリックすると “システム情報” という画面が起動してきます

OS の種類だけではなく、ご利用のPCに関する様々な情報が一目で確認ができます。

OSの種類、バージョン、システムの製造元(PCのメーカー名)、システムモデル(システムの型番)、システムの種類(32bit なのか? 64bitなのか?)などなど、CPUや、メモリの搭載容量などの情報が確認できます。

こと Windows の種別の把握であれば、

  1. 先ほど同様に、”ファイル名を指定して実行” の画面を出して、”winver” と入力
  2. エクスプローラーを開いて、”PC” の上で右クリックして “プロパティ” を開く
  3. コントロールパネル>システム とクリックする

など他の方法でも、確認が可能です。

 

【 Office のバージョンを確認する 】

Wordや、Excel、PowerPointなどといった、Office系のアプリについて相談する場合には、やはり現在利用しているバージョンを正しく把握している必要があります。

基本的に、現在のOffice 2016 は、Click To Run(C2R)形式で提供されているため、毎月の更新についても自動更新で行われますので何もしなくてもほとんどの場合には、最新のバージョンになっていると思われますが、PCを普段から頻繁に使用されていらっしゃる方は別として、あまり使われない方など必ずしもそうでない場合もあります。

そんな場合には、現在のバージョンを確認し、手動で更新してみるなどといった作業が必要になることもありうるわけです。

1) 利用のパッケージ名を確認する

意外と Office 2016 とわかっていても、パッケージ名は?と聞かれて、”ハッ” とする方もいらっしゃるかもしれませんね。
パッケージ名、Office Home & Business Premiumなのか? Office 365 Soloなのかなどについては、インストールされているプログラムの一覧から確認するのが簡単かと思われます。

Windows 10 の場合:

スタートボタン>設定>アプリ と開くと表示されています。

Windows 7などの場合:

スタート>コントロールパネル>プログラムと機能(あるいはプログラムのアンインストール) と開くと一覧が表示されます

 

2) バージョン情報を確認する

Wordでも、Excelでも構いません。Officeのアプリを起動します。
ファイル>アカウント と開くとバージョン情報が確認できます。

ただし、時々更新状況によっては、アプリごとに若干アプリのバージョンが変わることありますので、必要に応じてさらに詳細は、上記で言えば、”Excelのバージョン情報” といったところをクリックして確認します。

 

【 ブラウザのバージョンを確認する 】

Webページをご覧になる際に必要なブラウザ。Windows 10の場合には、Internet Explorer11の他に、Microsoft Edgeが導入されていますが、他にも、Google Chromeであったり、Firefoxであったりと、巷には様々なブラウザがあります。

1) Internet Explorerの場合:
ツール(右上の歯車のアイコン)>バージョン情報 とクリックします

2) Microsoft Edgeの場合:
設定(右上の…)>設定 とクリック。”このアプリについて” のところで確認できます

3) Google Chromeの場合:
Google Chromeの設定(右上の縦の…)>ヘルプ>Google Chromeについて とクリックします

4) Firefoxの場合:
右上の ”メニューを開きます”>?>Firefoxについて とクリックして確認します

5) Operaの場合:
左上の ”メニュー”タブ>Operaについて とクリックすれば表示されます

 

【 インターネットの利用環境 】

こればかりはどこと契約しているのか? しっかり自分で把握する必要があります。

  • 回線業者:NTT、KDDI、JcomなどのCATVなどなど
  • プロバイダー:OCN、Plala、Niftyなどなど

この情報は、PCからでは確認するのが非常に難しいです。

  • どんな機器が設置されているのか?
  • 契約タイプはどういいったものなのか?

事前に書類を整理して確認しておきましょう。

特にインターネットがつながらないといったトラブルの場合、PCだけの問題ではないケースも多々あります。

  • 普段から自宅にはどんな機器(商品名、メーカー名、型式名など)が設置されているのか?
  • また普段はランプ状態はどうなっているのが正常なのか?

こうしたことをしっかり把握して、現在の状態がどうなっているか?を伝えるとよりスムースに掲示板などで質問したりや回線業者のサポートに連絡してサポートを受けることが可能になります。

 

<参照>

プロバイダと回線事業者の違い|日本のインターネット事情をまるっと解説/インターネット光回線比較ナビ