以下の画像は、Microsoft Edge の例ではありますが、こうしたものに限らずいざ開いているウィンドウを閉じようとしたときに、閉じるボタン(×)が、画面の領域外にあるために押せない…. そんなケースでの相談って、意外と多いようです。


2枚目の画像にあるように右上の部分ですね。例えば、Microsoft Edge の場合だと、この状態だとお気に入りも開けないし、何かダウンロードしたときのダウンロードも表示されません。
もちろんある程度慣れた方であれば、マウスでドラッグして元の位置に戻せばいいんですが、こんな状態で画面を終了しても、再度開けば最後に開いた位置情報をもとに起動してくるので、また同じ場所に表示されるのでまた同じ場所に出てくるだけで、結局終了したり、PCを再起動したからと言って改善するものではありません。
【ドラッグして正しい位置に移動する】
これができれば一番いいわけですが、ただ闇雲にドラッグしてもこうして表示されたウィンドウを移動できるわけではありません。

もしドラッグして移動するのであれば、上記の画像にあるように赤枠で囲われたようなタイトルバーの部分にマウスポインタ(矢印)を載せて、左ボタンを押したままドラッグする必要があります。
タブがたくさん開いていたり、ブラウザ以外のアプリだったりすると、結構ものによって微妙な位置になったりするので、慣れない方だとなかなかうまくいかないケースもあるかもしれませんね。
【ウィンドウサイズを最大化するには?】
どうしてもうまく移動できないけどなんとか、閉じるボタンなどを押せるようにしたい….そんな場合には、ウィンドウサイズを最大化してしまうのが簡単です。操作方法はいろいろありますが、以下のようなショートカットキーが利用できます。
Windowsキー + ↑(上矢印キー)
— その他のショートカットキー
Windowsキー + ↓(下矢印キー):最小化
Windowsキー + ←(左矢印キー):ウィンドウを左寄りに配置する
Windowsキー + →(右矢印キー):ウィンドウを右寄りに配置する
こうした操作の中でも、Windowsキー+左右の矢印キーでも、ウィンドウの配置がいったん移動しますので、閉じるボタンや、最大化ボタンなどが押せるようになります。
【タスクバーを利用する】
タスクバーを活用する方法もあります。アプリが起動していると、画像にもあるようにアプリのアイコンが、タスクバーに表示されています。


仮に上記のように、ウィンドウが完全に隠れてしまって移動が難しいような場合には、タスクバーのアプリのアイコンの上マウスをポイントすると、サムネイル画像が表示されますので、サムネイル画像の上で右クリックすると、最大化などが可能になります。
“移動” を選択すると、キーボードの上下左右の矢印キーのみで、ウィンドウを自由に移動することも可能になります。
ウィンドウがずれて画面の領域外に移動してしまって思うように操作ができない… そんな場合にはぜひご確認ください。
<参照>
・画面からはみ出して動かせなくなったウィンドウを移動する方法/できるネット
・効率化に役立つ! 今すぐ使える Windows 10 ショートカット キー
・画面外に行ってしまったウィンドウを移動する/富士通