以前に、Officeの更新情報についてご紹介しましたが、今回は、Officeのバージョン情報について取り上げてみました。
現在市販されている、あるいはサポート中の、Office 製品は、Windows向けのデスクトップ版だけをとってみても、
・Office 2010
・Office 2013
・Office 2016
・Office 2019
・Office 365 Solo/ProPlus
と多岐にわたっています。そして、それぞれバージョン情報の記述も異なります。
ということで、今回はバージョン情報の確認および、現在の状況について取り上げてみました。
【バージョン情報を確認する】
Office 製品のバージョン情報には、Office 全体のバージョンと、製品のバージョン情報があります。
通常、ファイル>アカウント とクリックして表示されるバージョン情報は、Office 全体のバージョン情報になります。
なので、アカウントの画面を開いて、さらに “~のバージョン情報” をクリックすれば製品ごとにバージョンが表示されます。
ちなみに、Office 2010 の場合には、Excel 2010 を例にすると、Officeボタン>Excelのオプション>リソース とクリックすると、バージョン情報が確認いただけます。
例えば、上記の画像(PowerPoint/Office 365 Solo)の例でいうと、
Office 全体:Ver.1904(ビルド11601.200230クイック実行)
PowerPoint:Ver.16.0.11601.20174
ということになります。
さらにもう一つあえてポイントになるものを言えば、
Ver.1904(ビルド11601.200230クイック実行)
のところにある、”クイック実行” の文言。
Office 製品には現在そのインストール方法の違いによって、
・クイック実行(Click-to-Run版)
・Microsoft Store(ストアアプリ版)
・MSI(MSI版)
の3種類があります。
MSI版は、Office 2016 の時までは、Volume License版の場合この形式のものが提供されておりましたが、現在は、Volume License版でも、クイック実行版のみになったので、Office 2019 以降は、MSI版はありません。
<参照>
・使用している Office のバージョンを確認する方法
・他のバージョンの Office の詳細を確認する
・クイック実行として利用可能な Office 2019 の永続的ボリューム ライセンス製品