Windows 10 には、最初から、Internet Explorer と Microsoft Edge という2つの Web ブラウザが搭載されています。
時々どちらを使うのがいいのですか? という相談を受けたりすることがあるので、この違いについて改めて取り上げてみました。
【後方互換としての Internet Explorer】
当初、Windows 10 が公開された時期に、Windows Blogs の中で、”Windows 10 に搭載される 2 つの Webブラウザ、Microsoft EdgeとInternet Explorer 11/Windows Blogs” といった記事が取り上げられたことがありました。
そこでは、これまでの Internet Explorer が歩んできた経緯、そして今後 Microsoft Edge へと引き継がれ、Microsoft Edge がめざすところについても紹介されております。
詳細は参照先の Windows Blogs をご参照ください。
そうした基本的な考え方は、現在も変わっておりません。
今回、”Japan IE Support Team Blog” の中で、またこうしたことが取り上げられたところには、やはり、今後も Internet Explorer を使い続けていいものなのか? Microsoft Edge にしないといけないのか?という利用者からの問い合わせも多いからなんでしょうね。
インターネットの Web ページには様々な技術が導入されています。その時代に応じた様々な技術は、時とともに、よりセキュアで安心して利用できるサイトにしようと、その技術もどんどん進化し、そして変化していきます。
そして、古い技術はやがて利用されなくなり、結果新しいものへと引き継がれていくことになります。そのいい例が、身近なところで言えば 2020年に終了が決まっている Adobe の Flash でしょう。
当然、そうした Web サービスを利用するための Web ブラウザは、そうした新しい技術に随時対応していく必要があります。
多くの一般ユーザーにとって、インターネットへの入り口にもなる Webブラウザ は、常にWeb 標準という技術基準に準拠したブラウザであり続ける必要があるわけです。
こうしたことを踏まえて、Windows 10 で提供されているブラウザには、それぞれに一応役目があります。
・Internet Explorer:IEでないと開けない古いシステムや、古いプラグインを使用する必要なサイトを利用する際に利用する
・Microsoft Edge:Web標準に基づいて、Safariや、Google Chrome、Firefoxといったブラウザと、相互に運用できるブラウザとして、今後のWeb閲覧のためのブラウザとして利用する
といった形になるかと思います。
・Microsoft EdgeとInternet Explorerは何が違う?/富士通
富士通のサイトに上記のようなページがありましたが、機能の違いなど比較的わかりやすく説明されているので是非一度参考にしてみてください。
現在はちょうど Windows 上でも、Internet Explorer から Microsft Edge にバトンを渡しつつある。。。そんな時期なので、どちらを利用してもさほど差が感じられないかもしれません。
1年後、2年後。時がたてば、この差はさらに広がるでしょう。Internet Explorer では利用できないページ。あるいは、Internet Explorer が非推奨なWebサイトというのも、ゆくゆくは増えていくものと思われます。
Microsoft Edge も現在もまだまだ進化を続けています。Windows 10 をご利用であれば、ぜひ Microsoft Edge をご利用になってみて下さい。
<参照>
・Internet Explorer の今後について/Japan IE Support Team Blog
・Windows 10 に搭載される 2 つの Webブラウザ、Microsoft EdgeとInternet Explorer 11/Windows Blogs
・Microsoft EdgeとInternet Explorerは何が違う?/富士通
・Edge と IE:まるっと理解する、Windows 10 に搭載される Web ブラウザーについて/monoe’s blog