先日、海外のWebサイトでこんな記事を見つけました。
・High demand for Windows Movie Maker leads to a new scam
簡単に言えば、Windows Movie Makerという、以前、Windows Live製品の1 コンポーネントとしてついていた動画編集ソフトのニーズがここにきて高まって、これが新しい詐欺被害につながっている…という内容のもの。
Windows Liveシリーズの製品の最新版であった、Windows Essentials 2012 は、2017年1月10日をもってサポートが完全に終了し、配布も終了しています。当然仮に不具合が見つかっても、それが修正されることもありません。
ですが、意外に根強いニーズがあるんでしょうね。日本語で検索しても、ダウンロードできるよ?っていうところがわんさかと検索結果に引っかかってきます。さらにそれによって、マルウェアに感染されている例もちらほら見かけます。
【Movie Makerにかわるもの?】
Windows Liveメールもまだまだ利用者は多いのですが、Windows 10だったりすると、メールアプリもあれば、Office製品が入っていれば、Outlookもある。フリーで配布されているようなもので言えば、Thunderbirdといったものなどこれに変わるものっていくらでもありますし、さらに言えば、Gmailとか、Outlook.com などに、アカウントを設定すれば、ブラウザさえあればメールの利用は可能になります。
ただし、Movie Makerっていうソフトとなると、こうしたものの様に使い勝手もよくて、無料で利用できるものを探すとなると、なかなか難しいですね。もちろん古くからフリーで配布されている動画編集ソフトなんて言うものは確かにありますが….
では、これに変われるもので、使いやすいものがないか? 確認してみました。
1) Story Remix
Windows 10 の Fall Creators Update から提供されている、”Story Remix” はまさにこれに変わるものの一つになります。今後さらに機能が充実していくことと期待したいツールの一つですね。
* この製品をダウンロードできるよ?というサイトも検索するとでてきますが、あくまでもこれだけダウンロードできるものではないのでご注意ください。
Introducing Story Remix in Windows 10
2) PlayMemories Home
ソニーが無償で配布している、PlayMemories Homeは、DVDムービーへの書き出しも可能な本格的なソフトです。写真や動画の管理・編集・共有機能といったことをサポートしてくれる優秀なソフトです。こちらは、Windows7 SP1、Windows8.1、Windows10、macOS 10.11以降 で利用できます。
PlayMemories Onlineのクラウドサービスも無料で登録すれば利用可能になります。 またこのソフトは、Windowsユーザー向けだけではなく、Macユーザー向けにも、またモバイルユーザー向けにもあるってところが特徴でもあります。
他にもまだまだ探せばあるかもしれませんが、Movie Maker がないからといって、うかつに検索しておかしなサイトからダウンロードしないようにくれぐれもご注意ください。
さらに言えば、こうしたWindows Live製品の修復をうたった詐欺サイトなどもあったりするので、本当に何が何だか?わからなくなってますね。場合によってはリカバリせざるを得なくなることもあるので、くれぐれもご注意ください。
今回拝見したサイトを見てて、Store に公開されている、”Movie Moments” なんていう、動画編集アプリも紹介されていましたが、こんなものもあったんですね….
<参照>
・Windows 10:製品版「フォト」で Story Remix が利用可能/世の中は不思議なことだらけ
・AIが自動でプロ並みのムービー編集&加工をしてくれる「Story Remix」をMicrosoftが発表、3Dを使ったムービーも簡単に作成可能/Gigazine
・PlayMemories Home/ソニー